ラブドライブ!〜女神の守り人〜
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転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,5 Evolution
前書き
・ロイミュード
ラブライブ!の世界に転生した者達が変身する怪物。”仮面ライダードライブ”本編の様に増殖強化アンドロイドではなく、人間がロイミュードに変身する力を得た物であり、つまりロイミュードの力は外付けである。変身前にも常人より高い運動能力を持つ。下級ロイミュードと上級ロイミュードが存在しており、最初は全員下級ロイミュードの状態である。下級ロイミュードはコブラ型、スパイダー型、バット型の三種が存在する。コブラ型は力が強く戦闘力に優れ、スパイダー型は糸を吐いたり壁を這い登る事等ができ、バット型は飛行能力を持つ。下級ロイミュードにはナンバーが振り分けられており、数が少ない程、その力は強力であり上級ロイミュードに進化できる確率が高くなる。上級ロイミュードは下級ロイミュードが進化した物であり、下級ロイミュードを遥かに凌ぐ戦闘能力と特殊能力を有する。進化態のモチーフとなるのは主に無機物や現象、行動、役職等である。
※上記はこの作品での設定となります
「ハァァ──ッ!!」
俺、江本タカユキは今、ドライブに変身し、夕暮れの久瑠間学園の屋上で088、074、068の3体のロイミュードと戦っている。088と074はバット型、068はコブラ型の下級ロイミュードだ。
奴らは連携して攻撃を仕掛けてくるので、俺は少し苦戦をしている。……こんな時は……!
「来い、ハンドル剣!」
校庭に停車していたトライドロンから射出され俺の手に来た物。これはハンドルが付属した加速剣・ハンドル剣だ。
知らない人の為に説明しておくが、これは俺が名付けた訳じゃない。この名前は劇中で主人公の泊進ノ介が付けた物だ。つまり公式設定なのだ。
って、こんな事説明してる場合じゃないな。
俺はハンドル剣片手にロイミュード達に向かっていく。
088、074が光弾を放ってくる。俺はそれを掻い潜って接近し、まず074を斬った。074は火花を散らす。
《ターン!》
「ヤァッ!」
更にハンドル剣のハンドル部分を回し加速して、088を連続して斬りつける。
「グウゥッ!?
「ギイィィィッ!?」
2体の下級ロイミュードは苦悶して後退する。俺は更に畳み掛ける為に1台のシフトカーを呼んだ。
《タイヤコウカーン!》
《Funky SPIKE!》
黄緑色の車体に棘を持つスポーツカー型シフトカー・ファンキースパイクを装填。ファンキースパイクタイヤにタイヤ交換し、タイヤを回転させ、2体に次々と棘を射出した。それを受けて2体は火花を散らして倒れる。
「次はコレだ!」
《タイヤコウカーン!》
《Spin MIXER!》
「ハァッ!」
次にオレンジと黒の車体のミキサー車型シフトカー・スピンミキサーでスピンミキサータイヤにタイヤ交換。タイヤにある射出口・コンクリシューターから特殊な生コンクリート弾を飛ばすキャノンクリートを放った。
088には躱されたが074には命中。074はコンクリートで身体を固められた。
《Uターン!》
「オリャアァァッ!!」
俺はハンドルを切って、ハンドル剣の斬れ味を増強。加速して074を一刀両断する。074は爆散した。
「グッ!?………おのれ仮面ライダーめェ!」
ディメンションキャブが074のコアを回収し、それを見た088が俺に構える。俺も088に対して構えた……。その時だった。
「シャアァァァッ!」
「グオッ!?」
068が俺の背後から 殴ってきた。俺はその衝撃でよろけ、ハンドル剣を手放してしまった。
「クッソォ……!それなら…来い、みんな!」
複数のシフトカーが走って来て、088と068に体当たりを食らわせた。そして俺はその内の1台を手に取った。
《タイヤコウカーン!》
《Justice HUNTER!》
《HUNTER!》
パトカー型シフトカー・ジャスティスハンターでタイヤ交換を行い、再びレバーを倒しシフトアップして鉄格子型の盾・ジャスティスケージを2体の下級ロイミュードの上空に投げた。するとジャスティスケージから複数の鉄柱が2体を囲む様に降り注ぎ、更にその上にジャスティスケージが被さる。ジャスティスケージは檻となり2体を閉じ込めた。
「な、何だコレは!?」
「クソ!?出せ!?」
2体は檻の中で暴れてる。だがその程度で破れる程、ジャスティスケージは柔じゃない!
《ヒッサーツ!》
《Full Throttle!HUNTER!》
「ハァァ──ッ!ラァァッ!」
俺は自分の周囲に複数発生させたタイヤ型のエネルギーに弾かれ加速。そして檻に閉じ込めた2体に渾身のパンチを放った。コレがタイプスピードハンターの必殺技・ジャスティスマッシュだ!
2体は俺の拳に纏めて貫かれ爆散した–––––
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《よくやったタカユキ》
変身を解除して回収されていく2つのコアを見送る俺にベルトさんが労をねぎらってくれた。
《これで久瑠間学園に残るロイミュードは5体。遂に半数を切ったな》
俺は戦う事を決意した後、098、096、091、090、083の5体のロイミュードを撃破した。因みに全部、下級ロイミュードだった。
「うん。どうにか…って感じだけどな」
《充分な成果だ。今の君の実力なら、残るロイミュードの撃破も問題無い筈だ》
「まぁ、やってみせるさ。それじゃ、帰るとするか」
俺は屋上から降りて校庭に停めてあるトライドロンの元まで向かっていった。そして俺はトライドロンの助手席に乗った。
トライドロンの運転は変身した時にしかしない様にしている。だって俺、無免だし……。てか、2年後じゃないと免許取れないし……。そういう意味ではユウキがドライブの方が良かったのかも…今更だけどね。
運転席には、あるホログラム映像が投影される。それはベルトさんこと、クリム・スタインベルト本人の姿。コレで外から見られても、人間・クリム・スタインベルトが運転している様に見えるって訳だ。まぁ、実際ベルトさんが動かしてるんだけどね。
トライドロンのエンジンがかかり、発車。辺りはすっかり、薄暗くなってきていた––––
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––––––––カシャッ!………–––––––カシャッ!…
アレが仮面ライダーか……。噂には聞いていたが、なかなかやるなァ…。
まぁ、コレだけ”観察”したんだ……。もう俺達の敵では無いな……
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次の日の土曜日の朝。俺は散歩をしていた。最近は激しい戦いが多かったから、偶にはこういうのも良いかもな……。
そう思って角を曲がった瞬間だった。
「ッ!?」
…………俺はいきなり誰かから水をぶっかけられた。
「ううぅ…な、何だよ…」
「わわわわっ!?ご、ごめんなさぁーいっ!?」
俺の前に女の子が慌てて寄って来た。オレンジ髪のサイドテール…………この子もしかして…?
「と、とにかく着替えないと!家に入って!」
そう言って女の子は俺の手を引いてある店の中に入っていく。店の名前は和菓子屋”穂むら”。
間違いない。この子は高坂穂乃果だ––––
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「本当にごめんなさい…クリーニング代はちゃんと出します」
「ごめんなさい!」
高坂家の居間に招き入れられた俺。その前には頭を下げる穂乃果ちゃんとその母親がいる
「いえ、気にしないで下さい。大した事もないので」
水をかけられたとはいえ、濡れたのは上着と頭だけだったから然程気にする必要もなかった。寧ろ、コレくらいでクリーニング代を渡されるとか、逆に申し訳ない。
「でも……」
「丁度暑いなって思ってたし、寧ろナイスタイミングって感じですよ」
俺はそう言って笑ったが、勿論それは嘘だ。現在10月。外には肌寒く、風も吹いている。コレで暑いとか言う奴は頭がおかしいだろう。
「本当!?なら良かったー!」
「コラ、穂乃果!だいたい貴女って子は……」
安堵した穂乃果ちゃんを母親が叱る。俺はその様子を苦笑いしながら見ていた。するとインターホンが聞こえてきた。穂乃果の母は穂乃果ちゃんを叱るのを中断して玄関に向かっていった。
「もう!お母さんったら、口うるさいんだから!」
穂乃果ちゃんは頬を膨らませて拗ねた様な顔をする。
「はは…大変だね…」
「本当大変だよ!何時も何時もお手伝いしろってうるさいし!嫌になっちゃう」
「でも、それでもちゃんとお手伝いしてるんなら、偉いと思うよ」
「本当!?そう言われると嬉しいなぁ〜…。あ!自己紹介まだだったね。私は高坂穂乃果!穂むらの看板娘で、音ノ木坂学院の1年生だよ!」
「俺は江本タカユキ。ああ……久瑠間学園の…1年生…なんだ…」
「えっ…」
久瑠間学園っという言葉を聞いて、穂乃果ちゃんの顔が少し険しくなる。
実は最近の久瑠間学園の評判は悪くなっている。最大の理由は転生者が好き勝手に振る舞い、それに興じて他の生徒も暴れたりしているからだ。元々は良くも悪くもないといった所だったが、転生者が入って来た事でこんなにも酷くなるなんて、正直言って予想外だった。
「おはよぉー、穂乃果ちゃんっ」
「お母様から聞きましたよ。貴女また他人に迷惑を掛けたそうですね」
「あ!ことりちゃん、海未ちゃん!」
ことりちゃん…海未ちゃん……って、まさか…?
俺は現れた穂乃果ちゃんの友人2人の方を向いた。間違いなく、ラブライブ!の登場人物である南ことりと、園田海未だった。そして俺と目が合った海未ちゃんが驚いた顔をする。
「あ、貴方は…あの時の!?」
俺は以前、海未ちゃんをロイミュードの手から救った。彼女はその事を覚えていたのだ–––––
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「あの時は本当にありがとうございました」
海未ちゃんが正座をして、俺に深々と礼をする。
「貴方が居なければ、私はどうなっていた事か……この御恩は一生忘れません」
「そんな大袈裟な…俺は当たり前の事をやっただけだよ」
「へー、タカユキ君が海未ちゃんの言っていた、命の恩人だったなんてびっくりだね」
「そうだねぇ。でも私はあの話が本当だった事がびっくりだなぁ」
「だから何度も本当だと言ったじゃないですか」
海未ちゃんが2人を怒った様に見る。どうやら今日の今日まであの時の事は嘘だと思われていたらしい。まぁ、怪物に襲われたなんて話、信じろって言う方が難しいもんな。
「そういえば自己紹介がまだでしたね。私は園田海未と言います。音ノ木坂学院の1年生です」
「私は南ことりです。私も穂乃果ちゃん、海未ちゃんと同じ音ノ木坂学院の1年生ですっ」
「俺は江本タカユキ。……学年はみんなと一緒で、高校は……久瑠間学園…」
ううぅ……学校名を言うのがこんなにも恥ずかしいと思うのは21年+16年で初めてだ……。
……ってか思ったんだが俺、年齢足したら37なのか…アラフォーとか…とんだオッさんじゃないか……
「驚きました……。久瑠間学園にも貴方の様な立派な殿方が居ただなんて」
へっ?
「穂乃果も最初聞いた時は少し驚いたけど、海未ちゃんの話を聞いたら、タカユキ君は良い人なんだって思ったよ!」
「海未ちゃんの命の恩人だもんね。悪い人の訳ないよねっ」
「高坂さん…南さん…園田さん……」
3人の優しさが身に染みた。久瑠間学園だと言えば、大抵の人が冷めた目で見てくるのだが、彼女達は俺をそんな目で見る事はなかった。
「穂乃果でいいよ!コレからよろしくね、タカユキ君!」
「私も海未で構いませんよ」
「私もことりでいいよっ」
「ありがとう…。よろしくね、穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん」
それから俺達は、学校の事、この町の事、昔の事……他愛のない話を、時間が経つのも忘れて語り合った–––––
_______________________
「ふぅ……」
俺は今までずっと、穂乃果ちゃんの家で話していた。そして暗くなる前に海未ちゃんとことりちゃんを家まで送り届け、今帰路についたのだ。
「今日は楽しかったなぁ…」
まさか、あの3人とこんなにも楽しく話せるなんてなぁ…。実を言うと転生前は、女の子と話す事なんて余りなかったから、結構緊張したんだけどね……。でも思ってた以上に話す事が出来て良かった…。
この事ユウキとタケシに言ったら、絶対イジられるな……。
「ッ!?」
突然の事だった。大きな音が響き、地面が揺れる。俺はフラついて膝をついた。
「な、何だッ!?」
顔を上げた俺の目に、空に上がる黒い煙が映った。
「まさか……ロイミュード!?」
俺は煙が上がっている方角に向かって走り出そうとする。
《タカユキ!!》
「ベルトさん!」
そんな俺の前にトライドロンが颯爽と駆けつけた。俺はドアを開けてベルトさんを手に取り装着した。
《Start your Engine!》
「変身‼︎」
《DRIVE!type SPEED!》
ドライブに変身した俺はトライドロンに乗り込んでハンドルを握り、アクセルを踏み込む。トライドロンは全速力で走り出した!
_____________________
「ぐああああああああ!?」
「うわぁああ!?」
「ゴフッ!?」
「ハハハッ!オラオラ、どうした!?
「ただの人間が……俺達に勝てる筈が無い」
…………俺達4人は今、警官と戦っている。……いや、蹂躙してるって言った方が正しいな。
俺達は転生者…ロイミュードの力を手に入れた者達だ。ただの人間風情が束になって掛かって来ようが、敵う訳がない。俺達の力は強力だ。肉体は銃弾も刃も通さない。拳は大地を砕き、蹴りは鉄柱をも圧し折る。
俺達に怖れる物はない……。奴等の存在を除けば……。
「待て!?」
「あッ?」
「何だ!?」
「……」
来たか………焔の様な真紅のボディを持つ、俺達の最大の敵……仮面ライダー…!だが、無駄だ。俺は徹底的にお前の事を”観察”してるからな……。
オブサベイション……それが進化した俺…059の名前だ…。
そしてコイツらも……
_____________________
「嘘だろ……!?」
俺は驚愕していた。理由は俺の目の前に居る4体のロイミュード……全員が進化態なのだ…。
俺は今まで進化態とは戦った事は無い。だが進化態は下級ロイミュードとは比べ物にならない強さを持つ事は知っている。それが4体も居るのだ…。恐ろしい程、絶望的な状況だ……。
「どうした?ビビったか!?」
1体のロイミュードが俺の事を嘲笑う。
「うるさい…!」
《気をつけろドライブ。進化態が相手となれば一筋縄ではいかない》
「分かってる……でも」
……俺は逃げる訳にはいかない。コイツらは恐らく、無差別に暴れているのだろう。なら、ココで逃げれば多くの犠牲者が出る……。そんな事は………。
「絶対にさせない!」
「しゃらくせェェェッ!」
拳を握り締め構える俺に、先程俺の事を嘲笑ったロイミュードが突っ込んで来る。ロイミュードはドリルの様な右腕と、削岩機の様な左腕を同時に突き出してきた。俺はそれを横に転がって躱す。2本の腕は寸前まで俺が立っていた大地を抉った。
「ドリル…それが俺様の名前だ!もう061なんて呼ばせやしねぇ!!」
ドリルロイミュードは何度も腕を俺に振るってくる。当たれば一溜まりも無いだろう。俺は只管、それを回避し続けるしかない……。
だが、俺はいきなり左から来た衝撃に吹き飛ばされ倒れた
「グアァァッ!?……クッ…!」
顔を上げるとそこには両腕に盾の様な物を備え、全身が武骨な鎧に包まれたロイミュードが居た。コイツが突撃して来たのか…!?
「俺はアサルト…元063……」
「アサルト…突撃って訳か……ッ!?」
俺は背後に気配を感じて振り返った。そこにはまた、1体のロイミュードが居た。
「う…おおおおおッ!?」
俺はソイツに思いっきりパンチを放った………だが……。
「…ガァッ!?……ガッ⁉︎」
俺の放った拳に目掛けて、ソイツも拳を叩き込んできた。その強さに俺の拳は押し負け、激痛が走る。
まるで西洋の騎士の様な黒い鎧に銀のマント。腰には剣が帯刀してある。
「俺はナイト…数字は……」
奴の数字を聞いた時、俺は驚愕をする事になった……。
「037だ……」
037……その数字は、今までの相手とは強さの桁が違う事を物語っていた……。
「グッ!?」
俺は右手を抑えながらジャンプしてロイミュード達から距離を取る。
このままじゃマズい……。
俺はそう思いながらも引く事は出来ず、再びロイミュード達に構えた。
「逃げないか…。流石、仮面ライダーと言った所か……なぁ、江本タカユキ……」
「なッ!?」
1体のロイミュードが前に出て、俺の名前を呟いた。俺はまた驚いた。何故なら俺は今まで正体がバレない様、細心の注意を払いながら戦ってきたからだ。
「俺の名はオブサベイション…。元059だ。対処を観察し、その能力を理解して他のロイミュードに伝える事が出来る……」
「観察…だと?」
「俺達は全員、九瑠間学園の生徒だ…。正体さえ分かってしまえば、貴様を観察する暇などいくらでもある》
「無駄話は終わりだァ……死に晒せェェ…仮面ライダァァァァァッ!!」
ドリルが左腕の削岩機を突き出して俺に突っ込んで来る。
「ッ!?ドア銃!」
俺は咄嗟に車のドアの形を模した武器・ドア銃を呼んだ。ドア銃はトライドロンから射出され俺の手に来る。そして俺はソレを使いドリルに発砲した。
「グオッ!?」
それを受けてドリルは動きを止めた。今がチャンスだ!俺は畳み掛けようとドア銃の銃口をドリルに向けた……。
《タカユキ!上だ!》
「俺を……忘れるな…!!」
「なッ!?グアァァッ!?」
アサルトが上空から襲撃してきた。奴の突撃を受けて、俺は吹っ飛ぶ。
「グゥッ……つ、強い…!?」
「当然だ……俺達はお前を倒す為に手を組んだのだからな…」
「な、何だと…!?」
俺を倒す為!?今までの転生者の目的はラブライブの登場人物だった。俺を直接狙って来るなんて初めてだ……。
「貴様ら仮面ライダーは邪魔なんだよ……だからさっさと消してしまった方が、都合が良い……!」
そう言って、ドリル、アサルト、オブサベイションの3体が俺に突っ込んで来た。俺はドア銃を発砲して止めようとしたが、奴等は止まらない。
3体の攻撃が次々と繰り出される。俺は反撃をする事が出来ず、防戦一方となってしまった。そしてその防御も次第に疎かになっていき、装甲が傷付けられていく。
「グッ…ガァッ!?……ヌゥッ…!?」
俺はボロボロになり膝をついた…。そして、顔を上げた時、目の前には剣を構えたナイトが立っていた。
「終わりだ……仮面ライダー………フゥゥゥンッ!!」
ナイトは剣を思いっきり振り、俺を斬り上げた……。
「グアアァァァァァァァァッ!!!??」
ナイトの剣が俺の身体を斬り裂き、俺は上空を舞う…。
大地に叩きつけられると同時に俺の意識は途切れた……–––––
後書き
7話、タカユキ編でしたー
前回のユウキ編が戦闘シーンを大胆全カットしたので、今回は戦闘シーンを多めに書いています。
そしてやっと穂乃果ちゃん登場です。これでμ'sの9人が遂に出せました。主役の穂乃果ちゃんが最後って…←
次回はタカユキ編の続き………ではなくマッハ=タケシ編です←
タカユキがどうなったのか…?
それはまた、何れの機会に…
感想、評価、ご意見、その他、是非是非お待ちしてます
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