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ドリトル先生の林檎園

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第十二幕その一

                第十二幕  素敵な食事の後で
 先生達は長野県を発つ前に今の旅館がある街でお蕎麦の美味しいお店を探しました、そしてそのお店に入ってです。
 お蕎麦を注文しました、先生はまずはざるそばを食べて言いました。
「うん、やっぱりね」
「美味しいよね」
「長野県のお蕎麦は」
「風味がいいよね」
「しかもこのお店のお蕎麦コシもあるし
「おつゆも素敵な味だし」
「美味しいよ」
 先生は動物の皆に笑顔で応えました。
「おつゆの中にお葱や山葵も入れてね」
「そうして食べるとね」
「余計に美味しいよね」
「山葵のつんと一瞬で来る刺激もあって」
「さらによくなるね」
「うん、だからね」
 それでというのです。
「このお蕎麦はね」
「素敵な味だね」
「おかわりしたい位だよ」
「ざるそばをね」
「そうしたくなるわね」
「そしてざるそばの後は」
 王子はざるそばのおつゆに唐辛子をかけつつ言いました。
「温かいね」
「うん、汁そばをね」
 先生は王子にも答えました。
「食べようね」
「そちらのお蕎麦もね」
「どちらも食べて」
 そしてというのです。
「楽しもうね」
「是非ね、先生は身体も大きいしカロリーも使ってるし」
「スポーツはしないけれどね」
「いつも学問をしているからね」
「うん、頭を使っているとね」
 学問で、とです。先生は答えました。
「これがね」
「カロリー使うよね」
「脳は人の身体の中で特にカロリーを使う場所でね」
「だから学問をしてね」
「それで使っているとね」
「かなりのカロリーを消費して」
「それで食欲もね」 
 必然的にというのです。
「出るよ」
「そうだよね」
「先生日本に来られて食べる量が増えていますしね」
 こう言ったのはトミーでした、見ればトミーの食べ方はかなり礼儀正しいです。
「食欲が増していますね」
「そうだよね、イギリスにいた時の倍は食べているよ」
「それでいて体重は減って脂肪率もで」
「血糖値とかもね」
「減ってますね」
「健康になっているね」
 イギリスにいた時よりもです。
「そうなっているね」
「そうですよね」
「そう思いますと」
 本当にというのです。
「先生は今は相当学問に励んでおられますね」
「そうなるね」
「そして食生活は」
「かなりよくなっているね」
「そうですよね」
「そのことも嬉しいよ、ではね」
「はい、お蕎麦をですね」
「食べようね」
 言いつつまたお蕎麦を食べる先生でした、本当にコシも風味もおつゆもよくて美味しいです。そしてでした。
 先生達はざるをおかわりしてからその後で今度は鴨なんばそばを二杯食べてそれからでした。今度はです。
 アップルパイと林檎のお菓子で有名な喫茶店に入ってそのうえでそうしたものを食べました。それからでした。 
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