尻フェチ

「俺は尻フェチなんだよ」
「えっ、そうなのか」
「お前尻フェチだったのか」
「そうだったのかよ」
「お尻の形がいいとな」
　それでというのだ。
「俺はぐっときてな」
「それでか」
「買うか」
「それで見てか」
「それからだな」
「使うんだよ」
　何に使うかは言うまでもなかった。
「俺はな」
「尻か」
「そういえば尻って大事だよな」
「女の子にとってな」
「結構ぐっとくる要素だよな」
「胸とか太腿も大事だけれどな」
　友人達もここで話した。
「脇とか鎖骨とか」
「それでだよな」
「お尻だってな」
「確かに大事だよな」
「水着や下着、ブルマからな」　
　和馬は具体的な話をはじめた。
「ラインがはっきり出てるのっていいだろ」
「それな」
「それ最高だよな」
「今はリアルだとブルマないけれどな」
「それでもな」
「ブルマからのヒップラインもいいよな」
「形がいいと余計にだろ、あとミニスカートでもな」　
　和馬はさらに話した。
「タイトスカートならどうだ」
「ああ、いいな」
「言われてみればな」
「そのラインもな」
「かなりな」
「胸もいいよ」
　和馬はこちらも認めた。
「確かに、けれどな」
「まずはお尻か」
「お前の場合は」
「そうなんだな」
「胸が大きい人でも」
　そうしたグラビアアイドルでもというのだ。
「お尻がエロくないとな」
「駄目か」
「そういえばお前永澤奈央さんの写真集結構持ってるな」
「ＤＶＤもな」
「どっちもな」
「永澤さんはな」
　和馬は特撮にも出ていたこのグラビアイドルの話もした。
「胸大きいだろ」
「パツンパツンだよな、胸」
「脚もエロいけれどな」
「全体的にスタイルいいな」
「あんな人が近くにいたらな」
「どれだけいいか」
「あの人はお尻がいいんだよ」
　とにかくというのだ。
「胸や足以上にな」
「だからか」
「それでか」
「永澤さんの写真集一杯持ってるんだな」
「ＤＶＤも」
「最近毎日一回は使ってるな」
　和馬は無表情で言い切った。
「あの人のは」
「一日一回はか」
「まあ俺達の年齢って普通に一日何回もだからな」
　このことはこの場にいる全員がだった、これも青春ということか。