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ヘタリア学園

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第七千九百六十七話  二十一世紀になって

第七千九百六十七話  二十一世紀になって
 イタリアは日本にしみじみとして言いました。
「二十一世紀になったってことは」
「はい、予言が外れたといいますか」
「ノストラダムスさんの本は、だね」
「やはり一九九九年に滅亡するとは言っていませんでした」
「そうだよね」
「諸世紀といいますが」
 日本ではです。
「あの本は予言の本ではなかったともです」
「そうした説もあるんだね」
「はい、ですから」
 それでというのです。
「やはりあの予言はです」
「一九九九年ではだね」
「滅亡すると書いていなかったか」
「外れたかだね」
「そうだったことになります」
「じゃああの騒いでいた人達は」
「ただ騒いでいただけでした」
「そうなるね」
「あの時本当に怯えた人が多かったですが」
 一九九九年に人類が滅亡するとです、中には滅亡したくて仕方なかった人もいたみたいですが実際に人類は今も存在しています。


第七千九百六十七話   完


                   2019・8・26
 
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