魔法少⼥リリカルなのは UnlimitedStrikers
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第37話 秒針は進む
――side響――
ここ数日思えばいろんなことがあった。まずヴィヴィオの保護からの、六課設立の真意。
ロストロギア預かったと思えば、流に被害被って、それが終わったと思ったら、ライトニング親子が何か様子がおかしくなったけど直ぐに解決できて。奏も絶不調からなんとか脱却できて……いやまぁ、まだ調子悪そうだけど仕事にこれ以上穴は開けらんないとの事。
後は……妙に震離と流の距離が近いなーと思う程度。それに伴って流も他の部署の人と話すようになってきたから良い事だ。
もともと食堂の人達と仲良かったのもあって、実はそこそこ人気があったんだなと。まぁファンクラブあるらしいし、優夜や時雨が言うには、隊長陣のファンクラブはあるけど……まさか新規で出来るとは、と。
それ以外に、あれから変わった……と言うか些細なことなんだけど一つ変わったのが、ヴィヴィオの保護責任者の後見人にフェイトさんがついたことくらいかな。
これで暫くは安泰なんて思ってた俺のアホさ加減よ。切っ掛けはヴィヴィオの一言だ。たった一言。
「なのはママとフェイトママ、どっちが強いの?」
これを聞いてまず対立したのが分隊同士の主張。スターズ組……ティアとスバルがなのはさんを。ライトニング組、エリオとキャロがフェイトさんを押してそれぞれ討論を重ねてたんだけど……。
それを聞いてたロングアーチ組の一言で更に騒動が広がった。
「というか、六課で一番強いのって誰なんだろうね?」
結果的に大炎上……というか大盛り上がりでした。
――――――
「というわけです。大騒動になる前に止めることが出来ず申し訳ないです」
事の経緯をグリフィスさんに報告。正直面白いとは思うけど、いくらなんでもそれをねぇ……賭けというかそれに近い事にするのはどうかと思うし、と言うか部隊巻き込んでの盛り上がり出し、今のうちに報告しとかないと……。
「まあ昼休みをどう過ごそうが自由ではあるけど……。参ったな、ロングアーチ組を制御と言うか止められる人が少なすぎるんだ」
「ん? あぁ。そう言えば煌達4人は短期事務出向で、陸士108部隊に行ってる関係ですよね」
「……うん。彼らが数日離れてるだけで、他の子たちが悲鳴をあげてるよ。今日彼らにあったら宜しく伝えてくれ」
苦笑いを浮かべながら紅茶を飲む。今いる場所は、休憩室。そこでロングアーチのスタッフの皆さんの所にお邪魔した形だ。一応こういう報告通信使うまでもないけど、とりあえず報告して、こんなことになってますけど、止めるんならやりますよって意味で来たんだけどね。止められなかったんじゃないし、俺も気になってたから流したっていう話だし。
「いやぁ、私も自分とフェイトさんのお手伝いで見てあげられなかったっていうのもあるけど、ここ数日はフォローにまわってクタクタだよー」
プリッツェル状のお菓子をつまみながら、シャーリーさんが答えるけど、何か口から魂みたいな物が出てるのは気のせいだと思いたい。
「あまりに過ぎるようなら、僕から注意するよ」
「そーだねえー」
グリフィスさんのありがたい言葉に、シャーリーさんも同意してくれた。まぁ、グリフィスさんって、うちの最後の良心ですしねー。ほんと頼りになります。
しかし、てっきりグリフィスさんとシャーリーさんって恋人なんかなーとか思ってたけど、グリフィスさんの隣にルキノさんがいる事を考えると、違うんだろうなーって。
うーん。やっぱ俺人の恋沙汰に疎いなー。未だに全然わからん。他人は特に。
……好意向けられてるのは嬉しいんだけど、な。
ふと、奥の方に座ってたシグナムさんが
「戦いの合間に仲間同士、笑顔でいられるのは悪いことではない。切り替えさえしっかりしていれば文句はない。で、緋凰はどう見る?」
ニヤリと笑いながらコチラを見るシグナムさんの視線を反射的に首振ってずらす。
「……なんとも言えないです。何をどうしようとやった分だけ答えも違うでしょうし」
「フフ、そうか」
嬉しそうにお茶を飲むシグナムさんを見て、冷や汗がたらり。一瞬シグナムさんって答えなかったせいで怒られるんじゃね? とか一瞬でも考えてすいませんでした。
……俺なら、勝つのは二人の内何方かだと思うが、まぁ伏せておこう。
「なら緋凰達からは誰を推薦する?」
わーい。まだ見逃すつもりはないんスねー。軽く咳払いを一つしてから、少し考えて……。3人居るんだよなぁ。でも。
「俺から推薦するなら優夜を押しますね」
「ほう? それは何故だ?」
興味を持ってくれたらしく、持ってたティーカップを置いて、真っ直ぐコチラを見てくる。
「単に俺達の中の唯一のSランク到達と共に、隊長方と戦うなら空ですし。何より対艦用の攻撃術もアイツありますし、突破力だけならありますしね」
そういった瞬間、シグナムさんが獲物を見つけた目をしたのを見て、心の中で優夜に合掌。すまんな、と。
「……それは良いことを聞いた」
「……まぁ、お手柔らかに」
やっべぇ、ホントゴメンな優夜。今度なんか奢るのと。煌は完全に忘れられてんなこりゃ。いつか手合わせをーとか言われてたのに。
さてさて、待ち合わせの場所に行くかね。
――side震離――
所変わって六課駐機場。ここでロングアーチスタッフや整備スタッフが集まってる。勿論私達……響を除いた皆でここに居る。ちなみに流は私の隣でお茶を啜ってる。これだけでかわいいよね!
「と、いう訳で! 第一回、起動六課で一番強いのは誰か予想してみよう大会~!」
アルトの声に駐機場にいる人達が盛り上がり、歓声が建物を揺らしそうなくらいだ。ここ最近で一番テンション上がってる感じだよね。
最近バタバタしまくってたから丁度いいガス抜きだ。
「エントリー選手はこの5人!」
スバルが続いて、ドラムロールと共に紹介されていく、しかも何か専用のBGMやら、映像付きで。凄いね、この短時間で……。
エントリーというか、候補はと言うと。
「近接最強! 古代ベルカ騎士! ヴィータ副隊長とシグナム副隊長!」
「六課最高のSSランク! 超長距離砲持ちの広域型魔導師、リイン曹長とのユニゾンって裏技もある八神はやて部隊長!」
「六課最速のオールレンジアタッカー、フェイト隊長と説明不要の大本命! エースオブエースなのは隊長!」
スバルとアルトが交互に紹介し、全て出揃った時に再び歓声が。そして。
「「さぁ最強は誰だーっ!?」」
一際大きな歓声に包まれるけど……こっちはと言うと。
「まったく、アルトさんとスバルは……はぁ」
ティアがため息を吐いてる。まぁ、こういうのあんまり好きそうじゃないもんねーと言いたい所だけど、ティアさんや。私は見たよ。投票シートになのはさんの名前書いてるの。偶然見えたんだけどね……。
「それにしても兄さんも候補に上がったら良かったのに」
「ほんと残念」
若干不服なエリオとキャロを見て苦笑い。きっと響が居たら全力で否定するんだろうけど、こればっかりは私も正直残念。技術だけなら匹敵するんだからもう少し自信もちゃいいのに。
「若手ってことで推薦しても良いかもしれないけどさ、本人が嫌がるなら出来ないし」
困ったように笑うギンガを横目に、その言葉に同意しておく。絶対嫌がるどころか、相性悪すぎて勝てないわって怒るだろうし。
実際、5人って事前に分かってたからいいけど、その時点で既になんで緋凰居ないんだーって整備スタッフから言われてたしなー。まぁ、響もなんやかんやで実績あるしなぁ。ダークホースという意味合いなんだろうけど。
「それじゃあ、皆副隊長達に色々聞いてみましょうか?」
「「はい」」
ティアの言葉でエリオ、キャロがそれぞれ行動を開始するのを見送る。まぁ、今回はいい経験になるといいなぁって、え? 私はいいのかって? いや別に。それしてる暇あんなら色々調べたいことありますし。だからゆっくりと話を聴くといい!
「流は隊長陣の誰が強いと思う?」
お、奏が行った。流もそれを聞いて少し考えて、静かに首を横に振って。
「皆さん得意分野が異なりますし。きっと一度の勝負で予想するのは難しいかと」
流の回答を聞いて私も奏もニヤーと笑ってしまう。理由は単純で。
「良かった。少し前の流なら興味ないですっていうかと思ったけど?」
「……うぅ、なんというか、その。申し訳ないです」
本当にその通り。最近は色々皆から話しかけられたり、話を振ろうと頑張ってるのをよく見る。というか、食堂と前線組との接点以外本当に無かったことにこの前気づいて面食らったなぁ。
だけど、最近間違いなく変な人気集めてんだよなー。何がどうとは言わないけど、何か犬みたいとか言われてるし……。分からんでもないけどさ。最近は表情出すようになったからわかりやすくなったし。声を掛けたら尻尾パタパタ振ってるみたいとか、声を掛けてくる時耳が垂れてて、上手く行ったら耳が立つとか、色々ねー。
「震離ー、顔怖いよー」
「……うっす」
「?」
ジト目で奏から注意を受ける。多分幾つか意味が含まれてるだろうから、大人しく従う。隣で不思議そうに首を傾げる流だけが私の癒やしだよ、全く。
「さてと、それじゃあ私はお仕事行ってくるね。また」
「はーい行ってらっしゃいギンガ。気をつけてねー?」
「はーい」
調査任務の予定があるギンガが離脱。響も一緒にやるはずだから2人抜けるけど。ま、なんとかなるよねーと。
――――
話を聞きに行ったスバル達が戻ってきたんだけど、何か揃いも揃って狐に化かされたような顔してるんだけど……。
で、話を聞いたら。なのはさんから問題が出されたと。
――自分より強い相手に勝つには、自分の方が相手より強くないといけない。
と。
うん。奏と顔を見合わせて思わず笑ってしまう。ただ、分からない側に流が行ったのは意外……じゃないな、ある意味当然かな。うん。
「ええ? ただの言葉遊び……じゃ無いわよね? 2人は分かってるから……うーん」
一番分かりやすいであろうティアナが悩んでる……と言うかこの問題なー。
なんて考えてたらエリオが何かを閃いたらしく。
「訓練重ねて相手より強くなればいいんですよ!」
……うん!
「でもそれなら自分より弱い相手になるんじゃない?」
「……あ」
「大体、訓練や特訓でそうホイホイ強くなれたら苦労しないのよっ!」
「す、すいません~」
一番実感がこもってるティアナのこめかみをグリグリを受けて、たまらずエリオが謝ってる。あれ痛いもんねー。
――side響――
「いやしかし、機動六課の人員の層は凄いな」
「それはあの4人が優れてるだけですよ。自分は何もしていません」
陸士108部隊の皆さんと一緒に捜査のデータを纏めている。調査任務の為、ギンガと2人で来ました。ギンガにとっては里帰りになるのかな?
108部隊の捜査官――捜査主任のラッド・カルタス二尉と今回で出てきたデータを隈なく調べる。
関係無い話だけど、この方も距離が近い方らしく、普通に名前でいいって言ってくださった。ありがたいんだけど、こうも続くと感覚麻痺しそうで怖いなーなんて思ってたら、ふと、扉が開いて。
「失礼します!」
とギンガが入室。ナカジマ部隊長に報告しに行ってたし、カルタスさんとは今日久しぶりに合うからちゃんとしているのは流石だ。
「お疲れ様。久しぶりギンガ」
「あ、お久しぶりです。カルタスさん」
呼び捨てと言う所で察して、直ぐに合わせる辺りしっかり信頼関係が。
ふと、カルタスさんの視線がコチラに戻ってニヤリと。
「隊長から聞いたよ。シグナムさんと、フェイトさんといい勝負をした人だって」
……うん?
「映像も貰って、108の皆で見たよ。よくあの一瞬でフェイトさんの攻撃を見切って一撃を与えるなんて、騎士の中でもそうは居ないんじゃないかな?」
どっから漏れたんだよ映像は?!
落ち着け、俺!
「あー、あれは単純にフェイトさんが手を抜いてたから、いい勝負に見えたのであって……」
「謙遜しないの。フェイトさんも言ってたじゃない。ザンバーを出すなんて、並大抵の事じゃないから、ちゃんと強いって自信持ってって」
ギンガさーん! 余計なこと言わなーい!
「……それにホラ、向こうはリミットついてるのに、自分はなんの制限もついてないから出来た勝負ですよ」
「僕も魔力保有量Dだけど。それでもあれだけ動けて空も飛べて、戦える。そういう子達にとっては希望の星だよ」
あー、くそう、墓穴掘ったぁ! ギンガも思い出しながら話してるせいか、両手を合わせてキラキラしてる顔してるし。こりゃ……駄目だなもう。
「まぁ、それは置いといて。それでもA-という事に変わりは無いですし、俺は……たまたま運が良かったんです。空を行くのが得意な奴らが側に居たから教えてもらったわけですし。
そういう意味でも、色んな意味でもAランクのギンガのが強いですしね」
『主と違って、正規のAランクみたいですしね』
「……言うなよ。悲しくなるから」
もう何重の意味でな。
『状況 アラート2。市街地付近に未確認体出現。隊長陣および704、出動準備。待機中の隊員は準警戒態勢に入ってください』
アラートが鳴り響いた。
「ギンガ、響、行くぞ」
「「了解!」」
ラッドさんについていき、表へ出る。その間にロングアーチから映像が送られてきて状況を確認する。現場はレールウェイの地下通路。地下にティア達が、空には奏達が、それぞれ配置に付いている。だが、この距離では俺の参戦は無理っぽいな。
「ロングアーチ。コチラ、ライトニング5。空戦組の指示に専念するが、宜しいか?」
『こちらロングアーチ。承認します。データを送りますので指示を!』
ロングアーチから花霞へデータ転送が始まり、情報が表示され、頭へ入れていく。よし。
準備を進めていると、フェイトさんがモニターに写り、
『こっちからはライトニング1・2もバックアップで居ます。みんなはしっかり状況確認とガジェットの迅速な撃破。108部隊や近隣の武装隊員も警戒に当たってくれてるよ。スターズ1からは何か』
『スターズ1からフォワードチームへ。AMF戦に不慣れなほかの武装隊員たちにガジェットや危険対象をなるべく回さないように。こんな時のための毎日の訓練だよ。……しっかりやってみせて』
『はいっ!』
『じゃ、行くわよ!』
モニターの向こうで、ティア達が出撃を開始したのを確認。で、こちらはと。
「ライトニング5より、空戦組へ。今回俺は参戦しないから、奏をバック、流をセンター、震離をガードの遊撃体制。震離分かってるね。足止めすれば奏と流が取ってくれる。連携をしっかりとな?」
『了解!』
モニターの向こうに居る3人に指示を出して、改めて全体図を展開する。空は囮だとしても……なんでこんな所に? データにあった新型のテストに来たとか……? いや、そんなリスクを負ってまでここに来る意味が。
「……凄いね」
「んぁ?」
突然過ぎて、思わず変な声が出た。声のした方に首だけ振り返って見ると、関心したようにギンガが展開した情報を覗き込んでいた。
「いやいや、こんなもんだよ。今回俺は出ないから楽な方だし。大変なのはあいつらだよ。特にこちらから指示も出してねぇし。
ガジェットの分布図から何か居るんだろうが、その割には薄い。おそらく離脱手段はあるんだろうから、完全に物見遊山か、何かのテストか、はたまたバカなのか。
ま、エンカウントは無いだろ。これでエンカウントするなら……出るけどな」
「……やっぱり上手いよ」
「とんでもない。俺なんかよりもティアのが上よ。あんな凸凹チームを指揮できるんだ、どこでも通用出来る」
「フフフ」
うーん。なんだろう、そこはかとなく勝てない感じ……いや違うな。なんというか微笑ましいって思われてるのかなこれは? うーん。
――――
「書き置き、ねぇ」
エリオから送られてきた映像を見て、ため息が漏れた。
あの後、空戦組は大した苦戦も無かったけど、思ってた以上に地下組が不味かった……いや、下手したらアンノウンと交戦していた可能性があると聞いて、少し身構えたが予想通りだったらしい。
まぁそんなことより。
「ギンガさんもかなり召し上がる方なんですね」
キャロの言葉を筆頭に
「今日そんなに動いてないのにな。食欲すげぇから忘れそうになるけど」
「……まぁ前衛組ってカロリー消費凄いらしいから」
「……今日あまり前線に出てない俺はあんなに食わねーよ」
目の前で大量の弁当が空になっていく様を見て、何かそれだけで胸いっぱいになる気がするわ。ちなみに空戦組は先に戻った。一応この後出撃がないかそれに備えてだ。
そして、ふと。スバルがギンガに。
「自分より強い相手に勝つためには、自分の方が相手より強くないといけない……ふーん」
スバルからの言葉を受けて、少し考える素振りを見せる。周りの面子の様子を見ると、皆これに悩んでるみたいだけど……。
いやぁ、この問題って。
「その問題の答えは分からないけど、私としてはそれは否定するべき言葉だと思うけどなぁ」
食事の手を止め、ギュッと、左手を握りしめながら。
「母さんが言ってた。刹那の隙に必倒の一撃を叩きこんで終わらせるのが打撃系のスタイル。出力がどうとか、射程や速度や防御能力がどうとか、自分と相手のどちらが強かろうが、そんなの全部関係ない」
瞬間、ギンガの手刀がスバルの首筋……紙一重で止められる。その動きに無駄はなく、綺麗な一閃だった。
お見事。
口には出さないけれど、素直にそう思う。ちゃんと分かってる辺り、何歩も先に行ってるよなぁ。
「相手の急所に正確な一撃。狙うのはただそれだけ。私はそう思ってるよ」
良い答えです。
さて、と。
「ごちそうさま。それじゃ仕事に戻るわ」
「え、まだ残ってるの?」
ティアが驚いた顔してるけど……あぁ、言ってなかったな。
「出撃挟んだからなー。せめて中途半端に投げてた奴くらいはやって帰らな。それじゃね」
その辺に置いてた上着を取って、後ろ手に手を振ってその場を後にする。さ、残ったお仕事しなきゃね。
あ、その前に。立ち止まって、首だけ振り返って、あいつらを見ると、皆不思議そうにこっちを見てる。ニヤ~と笑ってから。
「雑兵からの教えを授けよー。なーんで、相手の土俵でやること考えてんのー? じゃーね」
べーっと舌を出して、わかりやすく煽る。少ししてからティアの怒号が聞こえたかと思ったら、4人揃って、あ!というのが聞こえた。なんで忘れてんのかねー。本当に。以前やったことだろうに。
――――
後日談として、この後皆で質問の仕方を変えて隊長陣に聞いて満足言った回答を得られたとのこと。
しかし、奏や震離も似たような回答出したんだろうけど、流はどういう回答を出したのか、それを聞いとけば良かったなぁとこの時思った。
8月も既に半ばを過ぎて、地上本部公開意見陳述会まで、もう少し。
居なくなってからじゃ、遅いんだ。
後書き
長いだけの文かもしれませんが、楽しんで頂けたのなら幸いです。ここまでお付き合いいただき、感謝いたします。
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