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『Ash』

作者:零那
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『泪』



君の頬をキラキラ零れる
其れに触れてみると
雪みたいに融けてく

途切れない其れを
僕は眺めては触れ
美しいと感じたよ

こんなに綺麗な雫を
僕は見たことがない

怒りや殺意に満ちた
其れを排泄物と同様
汚物と思ってたから

でも君の其れは
温かくて美しい
生身の人間の泪
そう想えたんだ


 
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