デジモンワールド Re:ミラクルディスティニー Realize
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新たな物語
メモリー10. 人類を取り巻く目的 希望と絶望〈hope&despair〉
メモリー9.から数ヶ月・・・
タクミ「うへぇ・・・さっ、寒い・・・。」
時は12月の24日。クリスマスイブである。
それは、小さきものはクリスマスにもらえるプレゼントに喜びを感じ、大きいものは色々な感情が飛び交う。
そんな中、私は街の中央にあるショッピングモールにクリスマスケーキを買うという重大なミッション(という名のお遣い)を引き受けているのである。
当然、ブイモンやアプモン兄弟たちはついてきている。
ブイモン「クリスマスはね、イグドラシルから〈とりあえず休んでおけ!!〉なんて言われているからありがたく一緒にいられるんだ♪」
オンモン「俺たちは別に。そう言った任務はねーけどとりあえず一緒にいる!!」
オフモン「オフゥ・・・僕のことも忘れないでよねぇ・・・」
タクミ「ははは・・・みんな一緒だと随分騒がしくなるもんだね・・・ん?」
そんなこんな話していると突如、私たちは謎の渦に巻き込まれてしまった。
一同「なっ。」
タクミ ブイモン「すっ、吸い込まれてくぅぅぅぅぅぅっぅぅぅ!!?」
オフモン「オフゥッ!!?何だか暗くて落ち着くでおフゥ。」
オンモン「吸引力が凄まじいぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
~謎の空間~
僕らが吸い込まれた先にあったのはイグドラシルがいるような少し薄暗くて冷たい部屋。
しかし、雰囲気としては似ているが、全くと言っていいほど僕やブイモンは身に覚えがなかった。
タクミ「あいててて・・・。ん?」
「よく来たなぁ・・・久々の客ということで私は嬉しい限りだぞ・・・。」
この声が聞こえた瞬間部屋は明るくなり、一つの巨大な機械らしきものが現れた。
それはイグドラシルに比べれば大きさは劣るものの、意外と外見は近代化みたいにカクカク(機械っぽい)な感じになっていた。
リヴァイアサン「私はリヴァイアサン。後に神と崇められるものなり。」
タクミ(うわぁ・・・。ラスボスっぽいのきたんだけど・・・っていうかリヴァイアサン?)
ブイモン「あっ。どうも。ブイモンです!こっちはパートナーのタクミ!!」
タクミ「あっ。どっ、どうも・・・。」
自己紹介するとリヴァイアサンは少し動揺したかのように声が震え、少し落ち着いてから話した。
リヴァイアサン「あっ、そっそうか・・・。意外と子供なんだな。もう少し大人な感じがしたのだが・・・」
タクミ「!しっ、失礼だなぁ・・・これからもっと身長伸びるもん!!っていうか。リヴァイアサン、僕たちをここに連れてきたんでしょ?」
そう質問してみるとリヴァイアサンはこう答えた。
リヴァイアサン「連れてきたっと言えば半分嘘になるな・・・。そこのふたりは連れてこなくても良かったものだから。」
そう答えると僕とブイモンの上に何やら赤い触手?のようなものが垂れ下がってきた。
リヴァイアサン「私が連れてきたかったのはオンモンとオフモン・・・。お前たちだけなのだよ。」
リヴァイアサンが口を開くとオンモンは少し間を空けてから
オンモン「あの計画について呼び出したのか・・・。」
と答えた。
実際、僕には理解ができず、たまらずオンモンに聞いてみたものの、オンモンは
オンモン「リヴァイアサンは謎の計画を進めるために俺たちアプモンを人間界に送り込んだんだ。その恩恵として俺は何でも願いが叶えられるようになったんだ。」
オフモン「オフゥ・・・騙すつもりはなかったんでオフが、利用していたのも事実だったからごめんなさいでオフゥ・・・。」
と答える。
やっぱりそれでも僕はその言葉たちによく理解できなかった。
タクミ「・・・。要するに、君たちの願いや目的のために利用させられていたってこと・・・。そうは感じられないんだけど・・・。」
リヴァイアサン「私の目的は人間の管理。いわば、人間の個人情報の管理と言っていいだろう。この世界の犯罪は大きな罪を持つ者ほど個人情報の隠蔽や操作などたやすく出来てしまう。そんなことが許されるわけがないと思い私はこの計画を立てた。
その手始めに、観察のためオンモンとオフモンをそばにいさせ、あなたを監視させて頂いたというわけですよ。
もちろん、あなたを疑ってというわけじゃなく。信用できるかどうかということで・・・。ね。」
今のリヴァイアサンの言葉を聞いてようやく理解ができた。
リヴァイアサンの目的。人類個人情報管理システムの制作。
簡単にまとめると人間の個人情報をひとつ残らず管理するシステムを作れば、個人情報の操作をさせなくすることができ、犯罪が減らせるという魂胆なのだ。
もちろん。犯罪だけじゃない。健康状態、身体状態などの体に関わることまでもを対象として作っているのだという。
タクミ「・・・。その目的は人類にとっても限りなく欲しいシステムです。しかし、一つでも使い方を間違えたら人類にとっては最悪な運命を辿りそうですね・・・。」
このシステムが善人に行けば限りなく平和そのものになる。しかし悪人のひとの手にわたってしまうと世界が崩壊するほどの犯罪やテロが起こりうる。いわゆる希望と絶望のコントロールシステムってわけか・・・。
タクミ「リヴァイアサン。僕になにかできませんか!!そのシステムが、悪人の手に渡らぬように管理するというものでも構いません!!」
ブイモン オフモン(それって一番重要なことなじゃ・・・)
そう口を開くとリヴァイアサンは
リヴァイアサン「オンモンとオフモンのバディで居続ける。そうしてもらえれば私は一番助かります。理由としては、何かあった時、身を守ってもらえる。それに、まだこれは研究段階ですからね・・・。」
そう聞くと少し不安ではあるが首を縦に頷き僕は了承をした。
タクミ「そう。なら、一緒に生活すればいいんですね!」
人類個人情報管理システムの制作と保護。
それが悪人の手に渡らないよう、ただただ願うしか無かった。
しかし、数ヵ月後にはそんなフラグを回収するような出来事が起きるなんて、この時の僕たちには想像できなかったんだ…
メモリー10.fin
後書き
投稿が開きすぎて話の内容がまた雑になってきてますね…
たく☆マル久々の投稿です!
次回はフラグ回収がメインですね…あと、番外編の方もきちんと制作して本編より先にあげたいですね(願望)
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