ドリトル先生と姫路城のお姫様
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第二幕その十二
「皆に助けてもらってきたからね」
「先生任せてね」
「何かあっても僕達がいるから」
「安心してね」
「私達がいる限り先生は安心よ」
「絶対に大丈夫だから」
「そうだね、皆がいてくれるから」
それでと応えた先生でした。
「僕は安心出来るよ」
「その通りだよ」
「先生の背中にはいつも私達がいるのよ」
「横にもね」
「先生が困ったらいつも僕達がいるから」
「うん、その時は頼むよ」
先生は動物の皆に笑顔で応えました。
「本当にね」
「そしてね」
「何があろうともね」
「安心して対応してね」
「例え全く知らない世界に行っても」
「そしてとんでもないものが出てきても」
「僕達がいるから」
それならと言うのです、そうしてでした。
先生達はまずはお風呂に入ってから晩御飯を食べました、湯豆腐とホッケそしてもやしを食べて熱燗も飲みます。
すると先生は皆に言いました。
「いいね」
「そうだよね」
「湯豆腐と熱燗の組み合わせも」
「かなりいいわ」
「これはね」
「そうだね、身体がね」
まさにと言う先生でした。
「中から思いきり温まるね」
「まさに冬向きね」
「冬の寒さも乗り切れるよ」
「こんな組み合わせがあるなんて」
「これはいいね」
「うん、夏はどうかと思うけれど」
もう身体がぽかぽかとなっている中で言う先生でした。
「これはね」
「本当に冬はいいわ」
「今の季節は」
「じゃあじっくりあったまって」
「そのうえでね」
「楽しみましょう」
「是非共ね」
こう言ってでした、先生は湯豆腐も熱燗も楽しみました。勿論ご飯も食べますしホッケやもやしもです。
そうして気付くとでした。
「あっ、もうお豆腐ないね」
「かなりあったのにね」
「お鍋の中にもないし」
「用意していたお椀の中にもないし」
「奇麗に食べたね」
「うん、お豆腐はもうないよ」
トミーもこう皆に言います。
「ホッケももやしもね」
「いやあ、よく食べたね」
「それもあっという間に」
「食べ過ぎな位ね」
「それだけ食べたと思うけれど」
「何かまだ食べられそうね」
「それも同じ量だけ」
「お豆腐自体もかなり質がよかったんだね」
先生もしみじみとした口調で言います。
「だからね」
「かなり食べられたんだね」
「それもあっという間に」
「熱燗とも合ったし」
「よかったのね」
「そうだね、確かにまだ食べられそうだけれど」
それでもと言う先生でした。
「かなり食べたのは事実だし」
「満腹してるね」
「お腹としてはね」
「そうなってるね」
「うん、そもそもお豆腐もないしね」
勿論ホッケももやしもです、皆奇麗に食べ終えています。
「それじゃあね」
「ご馳走様でした」
皆でこう言いました、そして先生はデザートの羊羹を食べてです。
論文を書く為に文献や他の人の論文を読んでいきました、こうしたこともまた先生にとっては幸せな時間です。
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