| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七千八百六話  その橋

第七千八百六話  その橋
 日本とスイスを乗せた鉄道は遂にラントヴァッサー橋の上を通りました、その石橋の上に来てスイスは言いました。
「この橋は高さ六十五メートルである」
「その高さとなりますと」
「本当に二十世紀の技術でないとある」
「実現出来ませんでしたね」
「だから出来た時は吾輩もである」
 スイスもだったというのです。
「この上嬉しかったある」
「やはりそうですね」
「今その喜びを思い出しているである」
 見れば今スイスは微笑んでいます。
「日本にもこうした鉄道があるであるな」
「はい、私も山が多いので」
「長野県や和歌山県にであるな」
「京都府でも舞鶴に行くまでは結構」
 京都市からです。
「山が多くて」
「その中を鉄道が進むであるな」
「その技術はかなりのものです」
「山の中を進む鉄道も素敵である」
 スイスはそのことを実感しています、とにかく今の鉄道の旅は日本に紹介すると共にスイスも楽しめるものでした。


第七千八百六話   完


                  2019・6・5 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧