劇場版 真・恋姫†無双 曹魏の魔法使い 魔法大乱
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最強の禁獣、その名はクルス
ヨナルデ配下の禁獣達と魔法使い達が戦うなか、ついに捕らわれた一刀の元にたどり着いた華琳
だが既に一刀は魔力を抜かれて脱け殻となっておりヨナルデを脅して復活させようとするなか
デビバットが余計なことをしてしまい隙をついたヨナルデはある最強の禁獣を作り上げてしまった。
華琳「あ…あれって!? 」
バァンッ!!
?「・・・ 」
カプセルを割って現れた者
その姿は一刀とルシファーを合わせた生命体のような姿をしていた。
ヨナルデ「ついに誕生したかクルスよ、手始めにその女を倒すのじゃ! 」
ビシィッ!!
華琳「なっ!? 」
華琳を指差しながら叫ぶヨナルデ
すると
クルス「…了解 」
ぺたっぺたっ
生命体(クルス)は歩みは遅いながらも徐々に華琳に近づいていき
ドンッ!!
華琳「きゃっ!? 」
華琳を突き倒した。
その瞬間
クルス「…倒した 」
文字通り華琳を(突き)倒したクルスであったが
ヨナルデ「こ…この馬鹿者ーっ!!お前は馬鹿か!! 」
クルス「…馬鹿? 」
そんなことでヨナルデが納得するはずがなく怒鳴り散らした。
ヨナルデ「(どうやら目覚めたばかりでこいつはまだ赤ん坊のようなもの、だったら…)クルス、その女を殺すのじゃ! 」
ヨナルデは言い方を変えて再びクルスに命じると
クルス「…了解 」
ぺたっぺたっ
クルスは再び華琳に向けて歩み出した。
華琳「このっ!! 」
ブォンッ!!
対する華琳は死神鎌・絶を繰り出すが
ぴたっ!
クルスが絶に触れた瞬間
サアァーーッ!!
華琳「なっ!? 」
絶が砂と化して消滅してしまった。
ヨナルデ「ケーケケケッ!!クルスにはサタンの強大な魔力とルシファーの消滅魔力がある。そんな棒切れなんて軽く消滅できるんじゃよ!さぁクルスよ、さっさとその女を消滅させろ! 」
クルス「…了解 」
スッ!
華琳「ひっ!? 」
クルスは再び華琳に迫るが
その時
クルス「…うっ!? 」
華琳「えっ!? 」
クルスが頭を押さえて苦しみ出した。
サタンとルシファーの魔力に注目されがちだが同時に一刀の魔力も吸収したため一刀の記憶が残っているのだ
華琳「何だかわからないけど今が好機(チャンス)ね 」
スッ…
華琳は今のうちにクルスから離れようとすると
クルス「…うぅっ!? 」
ドォンッ!!
華琳「きゃっ!? 」
クルスが華琳に魔力弾を食らわした。
だが
華琳「えっ?何も起きないじゃないの? 」
華琳の服が光るだけで特に外傷はなかった。
すると
クルス「… 」
ぱちんっ!
クルスが指を鳴らした瞬間
華琳「えっ? 」
ババァッ!!
華琳の服が勝手に飛び出し、華琳は下着姿になってしまった。
華琳「こ…これは確か一刀の個人魔法(オリジナル) 」
この場には自分とヨナルデ、デビバットしかいなく、別に見られても恥ずかしくないため下着姿でも堂々と分析する華琳
確かにこれは一刀が五つ持つ個人魔法の一つ
接触厳禁(ノータッチ)である。
服や物に魔力弾を繰り出し、指を鳴らすことでその持ち主が装備、装着できなくする魔法。解除するには魔力弾を繰り出したものが命じなければならない。なお、作中で明確な説明はされていないが全裸の相手には魔法が発動できない
当初は発動する度に雷が落ちたが後にライラによって消された。
そしてクルスが苦しんでいる間に
華琳「ハァッ! 」
シュッ!
ヨナルデ「へっ? 」
華琳はヨナルデの背後に回り込み
ガシィッ!!
そのまま押さえつけた。
華琳「さぁ、早くあいつを止めなさい!止めないと首が何処だかわからないけど首の骨を折るわよ!? 」
ヨナルデ「ひいぃーっ!? 」
ヨナルデを脅す華琳
ヨナルデ「(仕方ない!?)く…クルス、大人しくするのじゃ!? 」
自分の命が大事なヨナルデはクルスにそう命じ
クルス「…了か… 」
クルスが了解と言おうとしたその時
ドクンッ!!
ヨナルデ「な…何じゃ!? 」
クルスに何やら異変が起きた。
すると
クルス「…何故私がお前ごときの命令を聞かなければならぬ 」
ヨナルデ「は? 」
ヨナルデに逆らうクルス
ヨナルデ「馬鹿者ーっ!!死にかけていたお前を復活させたのは我輩じゃぞ!我輩の言うことを聞かんか 」
クルス「言うことを聞けか… 」
この時クルスの脳内に
『俺の言うことを聞け!!』
『お前達召喚獣は俺達魔法使いの言うことを聞けばいいんだよ』
といった言葉が何度も繰り返された。
そして
シュッ!
ヨナルデ「へっ? 」
さっきまでと違い、素早く移動したクルスはヨナルデの前に立つと
クルス「お前が死ね! 」
ドォンッ!!
ヨナルデ「げぎゃぁ…!? 」
シュウゥッ…
ヨナルデはクルスの消滅魔力を食らい消滅してしまった。
華琳「(何なのあいつ!?) 」
盾にするつもりで人質にしたヨナルデを失った華琳は再びクルスから離れると
ボカンッ!!☆ミ
華琳「きゃっ!? 」
デビバット「ニャハハッ♪悪く思わないでねおチビちゃん♪ 」
いきなりデビバットに殴られ倒れてしまう華琳
華琳「あ…あんた!! 」
デビバット「お前のような小物があの御方に勝てるわけないだろうが 」
華琳「あいつのことを知ってるの? 」
デビバット「当たり前よ!ヨナルデの奴がべらべら説明しやがったからな、あいつの正式名称は『ホムンクルス』魔法世界でも最強最悪と恐れられた禁獣だ。無知なお前のために賢い俺っちが説明してやるよ 」
華琳「(ムカッ!!) 」
ムカつきながらもクルスについての情報を得るため大人しくする華琳であった。
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