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真・戦国天下御免~三勇恋姫戦記~

作者:西森
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グレートシャドーズVSレッドナイト

時は少しばかり戻り

桃香が海獣海賊団のホージロ達に拐われた頃、ある場所では

シュシュシュッ!!

仮面シャドーと同じ世界出身のグレートシャドーズに所属する土門玲、水希茜、木瑠零奈が行動を開始していた。

それは戦っている間に誰かの記憶が失ってしまうという疑問を探るための行動であった。

茜「玲さん、謎を探ると言ってもどうするんですか? 」

玲「んなもん決まってるだろ!手当たり次第に怪しいのを探りまくるんだよ 」

それは策とは言えない

脳筋であるがこの中で若手忍ナンバー6とされる唯一の新星であるため逆らえなかったりする。

一行があてもなく何かを探ろうとしたその時

シュッ!

玲「茜、あぶねぇ!! 」

茜「えっ? 」

ガシィッ!!

玲が茜を抱えあげ飛び出した直後

ドオォーンッ!!

さっきまで茜が立っていた位置に

攻撃が繰り出された。

零奈「お二人とも、大丈夫ですか!? 」

茜「わ…私は別に!? 」

玲「俺も平気だ。それより… 」

スッ…

玲はある方向を見つめると

玲「今の攻撃はテメェだろ、出てきやがれ!! 」

玲が叫んだ瞬間

スッ!

レッドナイト「お前達、何をしている? 」

一行の前にエレメントナイツ所属のレッドナイトが現れた。

零奈「玲さん、この人… 」

玲「わかってるよ 」

見た目は赤い甲冑姿のレッドナイトであるがエレメントナイツ一の実力者であることもあり

ゴオォッ!!

甲冑を着ながらも、一行はその強さを感じ取っていた。

玲「(こいつ、下手すると、か…シャドーに匹敵する実力かもしれねぇな) 」

だからといって引き下がろうとする玲ではなかった。

レッドナイト「この場は戦場だというのに戦わぬとは愚かな奴め! 」

玲「ケッ!俺達は忍者だ。隠密を得意とする忍者が正面から戦ってられるかよ 」

確かに玲の言う通りであるが

玲「だが安心しな、俺は正面から向かう性格でな! 」

ブォンッ!!

レッドナイト目掛けて飛び出した玲は拳を繰り出した。

だが

サッ!

レッドナイトに避けられ

レッドナイト「愚かな奴め、一撃で脱落させて… 」

隙を見せてしまった玲を脱落させようと攻撃を繰り出そうとするが

シュシュッ!!

零奈「木遁・樹木縛りの術! 」

ガシィッ!!

レッドナイト「! 」

零奈の繰り出した術による樹木に体を縛られ

シュシュッ!!

茜「水遁・水移動の術! 」

バシャァッ!!

茜は術で水を作り、それを玲の前に設置すると

バシャンッ!!

玲は水の中を通り

茜「ハァッ! 」

ザバァッ!!

茜はもう一つの水をレッドナイトの背後に出現させ

バシャンッ!!

背後の水から玲が飛び出し

玲「おらぁっ!! 」

ドカァッ!!

ズッシャアァーーッ!!

玲の拳はレッドナイトにヒットしぶっ飛ばした。

玲「ナイスフォローだぜ茜、零奈! 」

零奈「いえいえ 」

茜「こちらこそ助けてもらいましたので 」

抜群のチームワークを見せるグレートシャドーズ

確かにこの大会での戦績は低いがチームワークの良さなら他のチームにも負けなかった。

だが

レッドナイト「成程 」

スッ!

レッドナイトは立ち上がると

レッドナイト「油断していたとはいえ、この私に一撃を食らわせるとは大した奴らだ。愚かな奴呼ばわりは訂正しよう 」

玲「そりゃありがとよ 」

レッドナイト「だが貴様らは更に愚かな奴だ。この私を怒らせてしまったのだからな! 」

ゴオォッ!!

レッドナイトは先程よりも凄まじい気を放った。

玲「(こいつ、まだこれだけの気が残ってやがったのかよ!?) 」

レッドナイト「後悔してももう遅いぞ 」
 
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