真・戦国天下御免~三勇恋姫戦記~
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騒動だらけの救出
一刀達の帰りを合流地点である水場エリアにて待つ桃香、愛紗、久遠
だが、ただ待つだけなのは退屈と感じた桃香が水浴びをしていると水の中から海獣海賊団所属のホージロ・シャークとソー・シャークが現れ桃香を水の中に引きずり込んだのだった。
それから少しの時間が経過し
一刀「何だと!?桃香が拐われたって!? 」
一刀、八雲、剣丞、吉音の四人が合流地点にやって来た。
久遠「我らがいながらすまぬ!! 」
愛紗「すぐに私達も後を追ったのだが姿が見えなくなったのだ 」
この言葉を聞いた直後
一刀「後を追っただと!? 」
八雲「そ…それってもしかして!? 」
剣丞「服を着たままか!? 」
久遠「そんなわけがなかろう 」
愛紗「二人で服を脱いで潜ったのだ 」
すると
一刀「くっそー!!何で俺達はもう少し早く来られなかったんだ!! 」
八雲「二人の裸が見れたかもしれないのに!! 」
剣丞「タイムマシンがあったら戻りたいーっ!! 」
桃香が拐われたことよりも
愛紗、久遠の裸が見れなかったことを悔やむスケベな三人
そんな三人には当然ながら
ボカカカァンッ!!☆ミ
久遠「こんな時に何を言っているのだこのスケベ共が!! 」
吉音「八雲のスケベ!! 」
一刀達『ぐふぅっ!? 』
久遠、吉音による制裁が食らわされたのだった。
愛紗「一刀、そんなに私の裸が見たいのならば今、ここで… 」
しゅるりっ…
久遠「やめぬか!! 」
服を脱ごうとする愛紗を止める久遠であった。
一刀「と…とにかく!桃香を救いに行かないと!? 」
バッ…
桃香を救いに行くべく、水の中に飛び込もうとする一刀であったが
愛紗「あっ!?ダメだ一刀!? 」
バッシャーンッ!!
愛紗が止めるも間に合わず、一刀が水に飛び込んだ瞬間
一刀「いっだあぁーーっ!! 」
ザバァッ!!
水の中から一刀が飛び上がってきた。
それもそのはず、戦いで重傷を負って傷だらけの一刀達が水に入ればこうなるからだ。
吉音「だったらあたしが潜って… 」
ぐぐいっ!!
一刀達『おほぉっ♪ 』
勢いによりこの場で服を脱ごうとする吉音であったが
ボカカカァンッ!!☆ミ
久遠「このスケベ共が!!お主も脱ぐでない!! 」
一刀達『ぐふぅっ!? 』
吉音「あっ、そうだった 」
久遠の手により一刀達は制裁を食らってしまうのだった。
するとその時
シュタッ!
仮面シャドー「遅れてすまぬ! 」
愛紗「シャドー殿 」
皆より遅れて仮面シャドーが到着した。
仮面シャドー「どうやら俺が最後のようだが劉備殿の姿が見えぬようだがどちらに? 」
仮面シャドーがこの場にいない桃香について聞くと
一刀「桃香は海獣海賊団の連中に水の中へ引きずり込まれたんだよ 」
一刀がそう言うと
葵「何ですってぇーっ!! 」
バアァーンッ!!
仮面シャドーの後ろにいた葵が飛び出してきた。
葵「ちょっと偽一刀!どういうことよ!! 」
一刀「に…偽一刀?どういうことって言った通りだ。でも水の中に潜っても見つけられないそうなんだよ!? 」
一刀が葵にそう言うと
葵「だったら私が助けに行く!!桃香様、いま助けに参ります! 」
一刀「あっ!? 」
バッシャーンッ!!
葵は桃香を助けるべく直ぐ様水の中に潜っていった。
一刀「何なんだよ一体!? 」
八雲「でも愛紗さん達が見つけられなかったのをあの人が見つけられるんですか? 」
仮面シャドー「それなら大丈夫だ。忍は主君が何処にいようとも気で探せるよう鍛練を受けているのでな 」
久遠「主君とな 」
仮面シャドー「あぁ、あいつの名は氷堂葵。我が世界にて劉備殿に仕えている忍であり、我が妻の一人だ 」
バアァーンッ!!
仮面シャドーから衝撃的な言葉が放たれた。
仮面シャドー「こうしてはおれぬ、俺もすぐに後を… 」
葵を追うべく水の中に潜ろうとする仮面シャドーだが
一刀「待て 」
仮面シャドー「んっ? 」
一刀が仮面シャドーを呼び止めると
一刀「お前ーっ!!氷堂葵が妻ってどういうことだ!!お前は蓮華達以外にも妻がいるのかぁーっ!!羨ましいぞーっ!! 」
一刀は葵は桃香の主君という点ではなく
葵が仮面シャドーの妻の一人という部分に注目していた。
一刀「他に何人の嫁がいるんだーっ!!何で修羅場にならないんだぁーっ!! 」
仮面シャドー「お…落ち着け!? 」
一刀「これが落ち着いてられるかぁーっ!! 」
一刀が邪魔するせいで葵を追えない仮面シャドーであった。
一方その頃
桃香「うっ…う〜ん… 」
海獣海賊団に拐われた桃香が目を覚ますと
バァンッ!!
桃香「こ…ここは何処!? 」
水の中に引きずり込まれたはずの桃香の目には広い空間が映ったのだった。
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