ヴァンガードG ネクステージジェネレーション degrade

根絶者との決戦に挑むミライとタイガ
互いの分身と共に全力でファイトに臨む
そんな二人をあざ笑うかのようにファイトを有利に進めていく根絶者
それでも何とか反撃しようと試みるが……… 

「クロノファング・タイガーの登場時能力！手札からギアタイガーをバインドしてガヰアンのグレードをマイナス2」
クロノファングの装甲が開きガヰアンが時空の穴に吸い込まれていく
「ギアタイガーのスキルで山札の上から1枚バインド、ソウルチャージ」
「（バインドしたのは刻獣使い マニシュ………本当ならバインドゾーンで効果を発揮するユニットを置いておきたかったけど）」
マニシュはバインドゾーンを増やすためのカード、山札からでは意味がない

Turn:24 刻獣VS根絶者

「ストライドジェネレーション！クロノタイガー・GG！」
ギアグレアが力を込め武装を唸らせる
「スチームリンクス ナディンとスチームリンクス アダドアブラをコール、アダドアブラのスキルでナディンをバインドし1枚ドロー、パワー+3,000して相手はリアガードを一体選んで山札の下へ」
「ズヰージェだ」
ズヰージェの足元に時空の穴が開いてその中に吸い込まれる
「ギアグレアの能力、グレードの合計がバインドゾーンの枚数以下になるように相手リアガードを山札の下へ」
タイガのバインドゾーンは3枚、シェンメイのリアガードはグレード2のザクヱラドのみ
よってザクヱラドが山札の下へと送られる
「ティガーのスキルでバインドゾーンからマニシュをコール、更にリボルバー・ドラコキッドをコールして手札のオビュラシー・オックスを公開、山札からクロノファング・タイガーを手札に」
グレード3のカードを手札に加えたことでデリートされた場合のリカバリーに備えることもできた
「（とはいっても、4枚あるクロノファングのうち1枚はさっきドロップゾーン、もう1枚ダメージゾーンにあるからこれが最後の1枚、長期戦は不利だ）」
ダメージは4対2
リアガードを一掃できてもまだ苦しいことに変わりはない
「アダドアブラでアタック！」
「ヱディでガード」
アダドアブラの放った光線にヱディが突っ込む
「最初の一発を止めた？」
「こっちのダメージの方が多いからな、止めれるところ止めてリードをキープするつもりだろうが………残りは止められねえ！」
タイガの声と共にギアグレアの装甲に光が集まる
【刻獣使い マニシュ】トリガーなし
【刻獣 オビュラシー・オックス】トリガーなし
【スチームスカラー エメルアンナ】トリガーなし
ギアグレアが放った光がグレイエンドを包み込む
【黒闇の根絶者 グレイエンド】トリガーなし
「リボルバー・ドラコキッドのブーストしたマニシュでアタック」
勢いよく駆け出したマニシュが弾丸を放ってグレイエンドを攻撃する
【痙攣する根絶者 ヱディ】スタンドトリガー
「バトル終了時にマニシュをバインドゾーンへ、ターン終了」
「ドロー、ファルヲンをコストにストライド、終末根絶者 アヲダヰヱン」
アヲダヰヱンが不気味な唸り声を上げながらその姿を現しクロノファングを見据える
「ファルヲンのスキル、自身をリアガードへ、グレイエンドのストライドスキル、ヱディをコール、手札からドロヲンとガヰアンをコール、アヲダヰヱンのスキル」
ヱディを喰らったアヲダヰヱンがその長い爪でクロノファングを貫く
「クロノファング！」
霊体になってしまったタイガにガヰアンとファルヲンが迫る
「くっ」
「ガヰアンのスキルでドロップゾーンのカードを1枚バニッシュ」
「（これでタイガのバインドゾーンには表と裏のカードが3枚ずつ………）」
「まずはガヰアンでアダドアブラをアタック」
「（リアガードを………今ダメージは同点、ヒールトリガー狙いか）
タイガもミライもまだ序盤でユニットが不揃い
リアガードを守っている余裕はない
「ドロヲンのブースト、アヲダヰヱンでアタック」
「ノーガードだ」
【食い千切る根絶者 ギヰバ】クリティカルトリガー
【威圧する根絶者 ヲクシズ】トリガーなし
【責苛む根絶者 ゴヲト】ヒールトリガー
「くそっ、本当に出やがった」
アヲダヰヱンの攻撃が霊体のタイガに襲い掛かる
クリティカルトリガーもあってかダメージは大きくふらついてしまうタイガだが何とか持ちこたえた
【スチームスカラー エメルアンナ】トリガーなし
【刻獣 スラスター・バイソン】クリティカルトリガー
「ドロヲンの効果でソウルへ移動、一枚バニッシュし2枚ドロー、ゲヰールを捨て、ファルヲンでアタック」
「ジェネレーションガード！刻獣守護 イリシュ！ソウルブラスト、シールド+5000」
横から割って入ったイリシュがファルヲンを止めた
「(ここでジェネレーションガード………そういうことか)」
「ターンエンドだ」
「ストライドジェネレーション！クロノドラゴン・ギアネクスト！」
ギアネクストが咆哮を上げグレイエンドを睨む
本来ならばストライドスキルを使いたい盤面だが
「(さっきのイリシュでソウルが足りない………ストライドスキルは無理だ)」
「ギアネクストのソウルブラスト、メタルパーティとドキドキ・ワーカーをコール、メタルパーティでガヰアンにアタック」
メタルパーティがガヰアンにのしかかって前脚を振り下ろした
「クロノビート・バッファローでアタック！」
【悪運の根絶者 ドロヲン】トリガーなし
「ギアネクストでアタック！ドキドキ・ワーカーのスキルで1枚ドロー、パワー+5000」
「ジェネレーションガード、ヰビヲルヱスの効果でパワーマイナス4000、更にギヰバでガード」
トリガーが2枚でないとこの攻撃は通らない
トリガーの乗ってガードしにくくなった攻撃よりも最初の攻撃をガードしに来た
「(ヴァンガードがスタンドするタイプのアタックは1つ目を通して2つ目を完全ガードするのが一番簡単な方法だが………ここでガードってことは完全ガードはないか)」
【刻獣 メリーブロック・ドラゴン】トリガーなし
【刻獣 スピアヘッド・ユニコーン】トリガーなし
【クロノボレー・ラビット】クリティカルトリガー
「効果はすべてギアネクスト、手札からメリーブロック、リアガード2体を山札の下に置き、ギアネクストをスタンド、もう一度アタック！」
ギアネクストの放った光線がグレイエンドに襲い掛かる
【クロノエトス・ジャッカル】トリガーなし
スタンドの代償としてギアネクストはドライブチェック1枚
前に出たクリティカルがあるとはいえここは追いつくだけにとどまった
【撥ね退ける根絶者 ヰガルガ】トリガーなし
【威圧する根絶者 ヲクシズ】トリガーなし
「ストライドジェネレーション、アヲダヰヱン、ストライドスキルでヱファメスをコール、自身のスキルでファルヲンをコール、ヲクシズを手札よりコール、そして………」
シェンメイがGゾーンのカードに手を伸ばした
「アヲダヰヱンのスキル、ヱファメスを退却し相手ヴァンガードをデリート」
アヲダヰヱンの爪がクロノジェット・Zを貫いて消滅させる
残った霊体のミライはアヲダヰヱンの巨体に迫られた
「さらにヱファメスがコストで退却したとき、相手ヴァンガードがデリートされているなら山札の上から1枚をコールしパワー+5000」
ヱファメスの効果でギアリが呼ばれる
ギアリのスキルを使ってもいいがここで使ってもあまり意味はない
「Gゾーンの表のアヲダヰヱンは3枚………6000のパワーアップか」
「ファルヲンのブーストしたヲクシズでアタック」
合計パワー24000のアタック
あまりにパワーが大きすぎる
デリートされたヴァンガードではこの攻撃を防ぐのにかなりのガードを使ってしまう
「ガード！スチームスカラー エメルアンナ」
霊体のミライを守るようにエメルアンナが割って入った
ラッキーポッド・ドラコキッドと2体のリボルバー・ドラコキッドがヲクシズの前に立ちはだかる
更にミライの左右にマニシュとエンメが控えていた
「(ギリギリ25000………何とか防げた)」
「エンメをバインドして、マニシュとリボルバー・ドラコキッドを山札に」
トリガーのラッキーポッド・ドラコキッドを戻してもよかったがクインテットウォールを採用しているタイガはデッキの枚数が心許なくなってきた
「アヲダヰヱンでアタック」
「完全ガード！スチームテイマー アルカ！」
「トリプルドライブ」
【並列する根絶者 ゲヰール】トリガーなし
【撥ね退ける根絶者 ヰガルガ】トリガーなし
【食い千切る根絶者 ギヰバ】クリティカルトリガー
「効果はすべてギアリに、ファルヲンのブーストでアタック」
ギアリが両手を振り下ろしてミライを攻撃する
霊体のまま攻撃を受けたミライは強い痛みに襲われた
「ううっ」
【クロノジェット・ドラゴ・G】トリガーなし
【クロノビート・バッファロー】トリガーなし
「これで俺たちのダメージは合計8………もうダメージを受けられない、俺が決めてやる」
意を決してカードをドローするタイガ
「ストライドジェネレーション！クロノタイガー・GG！さらにマニシュとオビュラシー・オックスをコール！」
少ない手札で何とかユニットを揃えるタイガ
「まずはエンメのスキルで自身をドロップゾーンに送り、2枚バインド、マニシュとオビュラシー・オックスにパワー+3000！そしてギアグレアのスキル！このスキルは裏のカードも参照する！よってグレードの合計は9枚になるように山札へ」
シェンメイのリアガードのグレードの合計は7、よってすべてのリアガードが山札の下へ置かれた
「オビュラシー・オックスのスキル、Gゾーンの表のカードの数だけパワー+1,000、カウンターブラストを支払い同じスキルをもう一度！」
タイガに表のダメージはもうないがタッグ形式のこのファイトではミライのダメージも参照できる
そのためミライがコストを一つ支払った
「オビュラシー・オックスでアタック！」
「ギヰバでガード」
合計パワーが20000になっていたオビュラシー・オックスだがあと一歩届かずギヰバに突撃を止められる
「ギアグレア！」
「ヰガルガで完全ガード」
ギアグレアの放った攻撃はヰガルガに容易く止められてしまう
だがこれでシェンメイの残り手札は一枚だけ
残ったマニシュはパワー25000
ここでクリティカルトリガーを2枚ひければ勝てる可能性は高い
「クワドラプルドライブ！」
【スチームテイマー ナニ】トリガーなし
【刻獣使い マニシュ】トリガーなし
【刻獣 リボルバー・ドラコキッド】トリガーなし
【スチームリンクス アダドアブラ】トリガーなし
「くっ」
マニシュが追撃を仕掛けその攻撃は何とか決まったがそれでも7点どまり
【悪運の根絶者 ドロヲン】トリガーなし
「こっちは全力で攻めているのに………」
「それでおしまいか………そろそろ決めさせてもらう………ストライドジェネレーション」
ユウカを破った始源根絶者 ヱヰゴヲグが不気味な光を宿しミライ達の前に立ちはだかった 

次回予告
「こっちは全力で攻撃してんのに」
「諦めないで………私たちは引き下がるわけにはいかないの」
「ミライ………お前また」

turn:25 継承された運命

「大丈夫、一人で背負い込んだりはしない、ユニットのみんなが、ヴァンガードを好きな皆がいるから」
「お前、そういうこと良く恥ずかしげもなく言えるな」