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劇場版 真・恋姫†無双 曹魏の魔法使い 魔法大乱

作者:西森
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大波乱の進撃

ヨナルデ率いる黒装束達に拐われてしまった一刀

そして一刀の行方が魔法世界にいることがわかり、外史世界にいた魔法使い六人と華琳達六人が一刀を救出しに魔法世界に向かい、ライラを含めた13人がヨナルデの住居に向かったのだった。

一方、一刀はというと

一刀「ん… 」

目を覚ました一刀の目の前に

ぶるるんっ♪

紫苑、桔梗、祭、燈

大陸が誇る四大熟じ…

シュシュシュッ!!

いや、爆乳四天王がおっぱい丸出しの状態で現れた。

一刀「うほほぉーっ!!まさに酒池肉林!!どうしたんですか皆さん♪ 」

すると

紫苑達『えいっ♪ 』

ぎゅむむっ!

一刀「うぐっ!? 」

紫苑達はおっぱいで一刀の頭を押さえてきた。

一刀「い…息ができない!?で…でも幸せだ♪ 」

男の夢であるおっぱいに埋もれて死ぬを体験する一刀であったが

一刀「しかし、おっぱいってまるで水のような感触なんだな…って!?んなわけないじゃん!! 」

おっぱいを揉んだ感触がおかしいと感じ、一刀が目を覚ますと

ゴポポッ!!

一刀「ふごっ!? 」

一刀は液体の入った特殊カプセルの中にいた。

そして

ヨナルデ「ようやく目覚めたようじゃな 」

バァンッ!!

カプセルの前にはヨナルデ率いる集団がいたのだった。

一刀「テメェ、ヘナルデ!!俺のおっぱいを返せ!!それとここから出しやがれ!! 」

暴れようとする一刀だがカプセルが頑丈なため出れなかった。

ヨナルデ「我輩の名はヨナルデじゃ!!おっぱいなんぞ知らぬ!!出すわけにはいかぬ!お前さんの持つある力を全て抜き取るまではな 」

一刀「俺が持つある力だと? 」

ヨナルデ「そう。お前さんの中には消え去ったとはいえ液体でいうなら1ミリリットルくらいだろうがサタンの力が残っているはず!その力と魔法使い共から盗み出したルシファーが封じられた壺を使い、お前さんの隣にいる奴を完全態にする! 」

ビシィッ!!

ヨナルデが指をさした先には

バァンッ!!

何かの生物が入ったカプセルがあった。

一刀「な…何だよこれ!? 」

ヨナルデ「我輩らの秘密兵器とだけ言っておこう 」

するとその時

キキィッ!!

ヨナルデの元に一つ目コウモリが飛んできた。

ヨナルデ「そんなに騒いでどうした監視コウモリ? 」

監視コウモリ

悪魔界に生息する監視カメラのような能力を持つモンスター。互いの映像を見ることができる

キキィッ!!

ヨナルデ「なんじゃと!? 」

一刀「何言ってるんだかわからねぇよ 」

言葉を話せない召喚獣の会話は契約した魔法使いしか翻訳できないのと同じく悪魔界にいる生物の言葉は悪魔にしか理解できなかった。

ヨナルデ「モニターに映せ! 」

キキィッ!!

ブォンッ!!

監視コウモリは目から大きな映像を出した

そこには…

バァンッ!!

巨大な空飛ぶ船がヨナルデの屋敷の方へ向かっており

さらに船には華琳達、魔法使い達、ライラが乗っていた。

ヨナルデ「ちぃっ!?奴らめ、攻めてきおったか!しかし我輩の屋敷の場所は誰にも教えとらんはずじゃが 」

すると

ガルム「そういやケイル、黒装束はどうした? 」

ケイル「あ〜、どっかに置いてきたようだ 」

そう。魔法使い達はケイルが忘れていった黒装束を頼りに屋敷に向かっていた。

一刀「へんっ!部下が間抜けだと苦労するな 」

ヨナルデ「だ…だまらっしゃい!!お…おのれ魔法使い共め!! 」

このまま一気に魔法使い達が屋敷に向かってくるかと思いきや

同時刻、ヨナルデの屋敷手前の森の上空にて

ゴオォーッ!!

悪魔界の空を大きな船が飛んでいた。

エレナ「前方に屋敷あり、このまま全速前進です 」

アンソニー「まだ着かないの? 」

エレナ「まだです 」

エリス「それにしてもさすがはゴルド家の長男。空飛ぶ船を持っているだなんて 」

炎夢「以外だったねアンソニーっち 」

この空飛ぶ船は金持ちであるアンソニーが用意したものであった。

アンソニー「俺が十の時の誕生日にプレゼントされたんだ。俺は一度も使ったことないけどな、それよりまだ着かないの? 」

炎夢「ま〜だだよ〜♪ 」

マリア「でも風使いの風羅がいて助かったわ 」

風羅「風を操るなら朝飯前ですから 」

この空飛ぶ船は風を操ることに長けた風羅が操縦していた。

アンソニー「そんなことよりまだ着かないの? 」

マリア「まだよ。ってさっきから一分ごとに聞かないでよ!! 」

アンソニー「だって俺はもう空にはいたくないんだもの!! 」

アンソニーは高所恐怖症なため目隠ししていた。

一度も使ったことがないのも高所恐怖症だからである(当時の両親は高所恐怖症だと知らなかった)

アンソニー「でも怖がっているのは俺だけじゃないしさ 」

アンソニーが指をさした先には

ぶるぶるっ

頭を押さえて三角座りしながら震えている華琳がいた。

マリア「華琳さんも高所恐怖症なんですか? 」

華琳「そうじゃないわよ。ただ空には嫌な思い出があってね 」

本編にて華琳は一刀が操る箒から落ちてしまい危うく地面に激突しかけたトラウマがあった。

※詳しくは『小説家になろう』掲載されている本編の『拠点と華琳の不幸すぎる一日』参照

ちなみに他の皆は驚きはしているが華琳のように怖がってはいなかった。

桂花「こんな大きな船が空を飛ぶだなんてどうなっているのよ!? 」

春蘭「きっとオナラで飛んでいるだろうよ 」

スッ!

馬鹿なことを言いながら春蘭が腰かけると

カチッ!

何かのスイッチを押してしまった。

マリア「ちょっと待って!?まさか押したのってこういう時に定番の自爆スイッチじゃ!? 」

アンソニー「安心しろ。そんなのこの船にはない 」

華琳「ほっ! 」

皆はひと安心するが

アンソニー「ただ… 」

次の瞬間!

ばらりっ!

アンソニー以外『えっ!? 』

船が勝手にバラけてしまった。

アンソニー「オーバーホール用の分解ボタンならあるけどな 」

マリア「自爆よりたち悪いじゃないの!! 」

オーバーホール…機械を分解して清掃・再組み立てし、新品時の性能状態に戻す作業

ヒューーッ!!

炎夢「わぁ〜い!スカイダイビングだぁ〜♪ 」

凪「呑気に言ってる場合ですか!! 」

華琳「いやあああぁぁぁーーーっ!! 」

全員が船から落ちてしまった。
 
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