星のカービィ〜少女との大冒険〜
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必殺!毒舌!
前書き
前回のあらすじ
リリーは毒舌(適当すぎだろ)
「そう言えば助けを求めてましたけど、どうしたんですか?」
「あっ、そうだった……」
リリーは首元に隠していたペンダントを取り出す。
「これなんですが…」
「ペンダントですね。これがどうしたんですか?」
「狙われてるんです」
「単純すぎたw」
「誰に狙われていたんだ……?」
「それは…」
リリーがみんなに誰に狙われているのかというのを話そうとしていた時誰かが「あの少女はどこだー!」と城の外から声がした。
「この声…さっき、私を追いかけてきた人ですっ!」
「困ったなぁ…ボク達で仕留めるか〜」
「リリーお前はここにいてくれ、絶対動くなよ」
「……はい」
4人は城の外へと走って行く。リリーはここで1人残されていかれ、不安になってしまう。
*
「どこだー!ボクが相手だー!」
「げっ、マジかよ…」
「って、えっ!?マルク!?」
リリーを追いかけて来たのはピエロみたいな案外可愛らしい姿をしていたマルクだった。
「うわー、会いたくない奴に会っちゃったし」ボソッ
「なんで⑨がここにいるんですか!?」
「略し方やめろ!しかもバカじゃねぇし!」
「誰もチ○ノとは言ってねえ…」
名前を侮辱されたからなのか「もう許さねえ!全員まとめてしねえええぇぇぇぇぇ!!!!」とガチギレをし、マルクソウルになっていた。
「うわああああ!?」
一応ビビりであるバンワドはマルクソウルの姿に怯えてしまう。
「ワドーしっかりして!」
「ガタガタガタガタガタ」
「これは、マナーモードになってるぞ」
「仕方ない3人でやるしかない!」
3人はマルクと戦おうとしていたが、マルク本人は「だりぃ」と戦う気はなかった。マルクは地面へと潜って城の中へと入っていった。
「あっ!リリーのとこに行っちゃう!」
「いかん!あそこにはリリー1人しかいない!急ぐぞ!」
「おーいワドルディ!リリーが危ない、行くぞー!」
カービィとメタナイトは城の中に戻って急ぐが、ビビってマナーモード状態のままでいるバンワドに声をかけ、正気を取り戻す。そして、その後を追うように走る。
*
「みんな大丈夫かな……」
1人で不安で座り込んでいるリリー。地面からなんか影っぽいのが見えてくる。リリーは下を向いていたからか、危ないと察知し、その場を離れた。すると、そこからマルクが地面から出てきたのだ。
「バァ〜」
「きゃああああっ!?」
「ペンダントはいただきなのサ〜!」
怯えていたリリーだったが、もうそんなことはなかった。突然豹変したのだ。カービィやデデデの時みたいにまた、毒舌をマルクにも行う。
「リリー大丈夫!?叫び声がしたけど何があったの!?って……」
カービィ達が丁度来たが、もうリリーは怯えてなどいなかった。
「なんなんだこの気色悪い奴」
「な、何言ってるのサ!?さっきお前を追いかけたマルクなのサ!」
「な〜んだ、ただのアホ面したピエロか」
「アホ面したピエロって名前じゃねぇよ!」
「え?なに?人間になりたかったけども、脚が生えていなくて困ってなんとなくピエロになったアホ面の野郎か」
マルクのメンタルがどんどん削られていくのだった。カービィ達は「あいつ終わったな」みたいな表情で棒立ちをしている。
「ちょ、お前ら助けてなのサァァァ!!!」グサッ
「だが、断る。」
「敵を助けて何をするんですか」
「食べ物でもあげるなのサ」
「あーはいはいそうやって、自分が可愛いからってあざとくさせてつられていくって奴か。やっぱお前クズじゃん」
「クズぅぅぅ!?」グサグサッ
「そうだよクズだよ。お前自分のこと可愛いと思ってんだろ?」
「そりゃあボクは可w「はい障害者」ザクッ
マルクはいつもの姿に戻り、白目を向いてダウンした。きっと、リリーの毒舌連呼に精神メンタルがガリガリ君になったのだろう。そしてリリーのもとに駆けて行くカービィ達。
「」チーン
「返事がない。ただのしかばねのようだ」
「というか大丈夫でした?」
「はい、何とか大丈夫です」
バンワドがリリーに声をかけたことにより、毒舌リリーは消え、普段の大人しいリリーへと戻ったのだった。そして、一同は感じた。リリーを怒らせたりしては絶対いけないということを……。
「それでは……」
「「「「「合掌!」」」」」
チ───(´-ω-`)───ン
「殺すなああぁぁぁあっ!!!!」
「なんだよ、生きてたのかよ。アホ面したナルシストピエロ」
再びリリーは豹変し、毒舌を言う。メンタルガリガリ君のまま聞いてしまったか「あ〜んまりだ〜〜〜!!!」とジ○ジ○風に言っていたのだ。
「息の根止めてやろうか?」
「や、やめろなのサァァァ!!!!!」
そして、マルクは逃げて行った。こうして、ペンダントを死守することに成功したのだった。
「これで、終わったのか…?」
「だと、いいですけどね……」
「まあいいや!なんか食べよう!」
宴みたいにはしゃごうとするカービィだが、肝心の食料はもうない。
「あっ……食料全部食べたんだー(๑>•̀๑)テヘペロ」
「お前から息の根止めてやろか?」
「ボクは1うpあるからいいもんね!」
「そうですか。なら99回仕留めてあげますよ。ふふふっ」
「へっへーんよゆーのよっちゃん生きてるもんねー!」
カービィは肝心なことを忘れている。そう、メタナイトが1回ギャラクシアダークネスで吹っ飛ばされ、1回使用したのだ。つまり、あと98。99回目には完全なる死を迎えるのだ。
「忘れたのか?私が1upを1回消費したのだぞ」
「あっ……」
余裕と言っていたカービィには終わりが迎えていた。
「覚悟いいですか?」
「いやああああああぁぁぁっ!!!」
自ら自滅へと陥れたのだ。いつものように騒がしい日常はまたやって来る。リリーが所持するペンダントが狙われることが、これでもう終わりかと思うとそうではなかった。
そう、ここから物語は始まっていくのだった……。
後書き
「毒舌万能すぎる……」
「……?」
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