魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
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第一部
第18-2話 新年魔法大会【書き初め】
「フン……こんなこと、簡単だろう」
シンが魔法を発動する。俺が考えたやり方と同じ順番で文字を書いていくと、琴葉や要には劣るものの、綺麗な字だった。
それに続いてグレースとハクもやると、途中で魔法の制御に失敗したのか、小さい爆発が起こっていた。
俺はと言うと、もう書ける気がしなかったので、一人でコソコソと書いて、すぐに隠し―――
「ド下手だ」
後ろからグレースに見られ、急いで折り畳む。グレース達と同じ……くらいじゃないかよ! 嘘だが。
まぁ、上手い作品を二枚提出すれば良いんだ。俺の何か必要ない。
◆ ◆ ◆
「結果発表だぜぇぇええ!! 一位は僅差で一舎だぁッ! 二位は四舎、三位は三舎、四位は二舎―――」
一位通過か……良かったなぁ。
スクリーンから見えないところで、また看守四人が喧嘩をしていた事は、言うまでも無いだろう。
後書き
【MI☆O☆Uの次回予告だぜッ!!】
やっほー! ミオウ、見ッ参!!
どーもー、第一魔法刑務所放送局副局長、虹村美桜でーっす!!
御仕事はお昼の放送と局長のサポート、局長が別の仕事をしなきゃいけないときの穴埋めだぜッ!
まぁ自己紹介は終わりにしてぇ、次回予告、行っちゃうよー?
次の種目では、疲れを吹っ飛ばすようなサービスがあるヨッ!
看守共ー! さっさと着替えて競技の準備しろぉおおう!!
琴葉センパイと海斗センパイの活躍を待っとけぇぇぇえええ!!
次回! 「第19話 新年魔法大会【スピードボード 其の一】」!!
また明日、待ってるぜぇぇぇええええ!!!!
おまけ
〔喧嘩する男子中g((主任看守〕
琴葉「オラァァァア! クソ橙条! カス橙条!!」
海斗「ホントにまーさん口だけなんだけど!」
雅人「……………………」
冬也「阿呆だからな。カス橙条」
雅人「御前もそんな事言うな!!」
琴葉「次の競技だって私が勝つしーだ」
海斗「いやいや、オレが得意な競技だからー」
冬也「次こそ負けない」
雅人「俺だって……!」
三人「「「御前/貴様は論外」」」
雅人「ンだとゴラアア!!」
◆これからは火曜日と金曜日の、週2回の投稿となります。また21:00に投稿します。よろしくお願いします。
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