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ヘタリア学園

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第七千四百五十三話  エカテリンブルグ

第七千四百五十三話  エカテリンブルグ
 ロシアが出した万博候補地はといいますと。
「エカテリンブルグですか?」
「うん、あの街が立候補しているからね」
 ベラルーシに答えるロシアでした。
「だからだよ」
「あの街を出しますか」
「そうするんだ」
「そうですか、ですが」
「大阪には負けるかな」
「相手は万博慣れしています」
 このことを言うベラルーシでした。
「正直強敵です」
「それは僕もわかっているよ、けれどね」
「それでもですか」
「そう、あの街も奇麗だからね」
 それでというのです。
「勝てる見込みはあるよ」
「ではあの街で、ですね」
「大阪君に勝ってね」
 そうしてというのです。
「十九世紀からの悲願を達成するよ」
「頑張って下さい」 
 ベラルーシは内心どうかと思いました、ですがそれでもロシアの意気込みを受け取って応援するのでした。


第七千四百五十三話   完


                    2018・12・11
 
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