ヘタリア学園
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第七千三百九十話 本格的クレープ
第七千三百九十話 本格的クレープ
セーシェルはデザートのクレープを食べてすぐに言いました。
「あっ、小麦粉でなくて」
「ああ、そこは変えたんだよ」
フランスがしてやったりというお顔でセーシェルに応えます。
「家庭的でもな」
「そば粉にされたんですね」
「ああ、これ位はまだ家庭的だろ」
そう言えるというのです。
「だからこうしたんだよ」
「そうなんですね」
「さもないとオーストリアに負けるしな」
スイーツのことで、というのです。
「そうしたらこいつにも言われるしな」
「負けてなくても言うわよ」
ここでもこんな調子のハンガリーです。
「あんたにはね」
「だよな、それで味どうだ?」
「美味しいわよ」
「そうか、じゃあ最後まで楽しんでくれよ」
「そうさせてもらうわ」
味自体は素直に褒めるハンガリーです、そうしてそば粉のクレープを最後まで食べて次の国のコーナーに行くのでした。
第七千三百九十話 完
2018・11・9
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