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ヘタリア学園

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第七千三百八十八話  派手でないけれど

第七千三百八十八話  派手でないけれど
 フランスの家庭料理を赤と白のそれぞれのワインと一緒に楽しみながらです、ハンガリーはセーシェルに言いました。
「フランスの性格や行動は置いておいてね」
「まだ横にフランスさんおられますよ」
 そこはと答えるセーシェルでした。
「それでまたかってなってますよ」
「いいのよ、それで言葉を続けるけれど」
 本当にフランスに聞こえる様に言うハンガリーでした。
「お料理はいいのよ」
「家庭料理もですね」
「そう、この通りにね」
 オムレツを食べながら言うセーシェルでした。
「美味しいのよ」
「そうですね、ムニエルもオムレツも」
「ポトフもでしょ」
「野菜料理も」
「それが俺の料理なんだよ」
 まさにと答えたフランスでした。
「勿論デザートのクレープも美味しいだろ」
「それは最後に食べるわね」
 今回はじめてフランスに笑顔を向けたハンガリーでした、仲は悪くても認めることは認めています。


第七千三百八十八話   完


                   2018・11・8 
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