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ヘタリア学園

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第七千三百八十二話  フランスの家庭料理

第七千三百八十二話  フランスの家庭料理
 ハンガリーはフランスにさらに言います。
「お金のことは言いたくないけれど」
「文化祭だから超低価格だよ」
「けれどあんたのお料理はね」
「ああ、高級料理扱いだからな」
 日本をはじめとして多くの国で、です。
「高いってんだな」
「そこが気になるのよ」
「だから文化祭でしかも家庭料理だからな」
 そこは断るフランスでした。
「金のことは気にするなよ」
「だったらいいけれどね」
「全く、御前は昔から俺にやたら絡むな」
「だってあんたずっとオーストリアさんと仲悪いから」
 それこそお互いの上司がハプスブルク家とヴァロワ家だった頃からの因縁です、何百年と争ってきていました。
「私ずっとオーストリアさんと一緒だったし」
「ああ、それで俺御前にいつも殴られてたな」
「あんた実は弱いしね」
「ったくよ、料理作る前に色々言われるな」
 そうこう言いながらもキッチンに入ったフランスでした。そうしてそのフランスの家庭料理を作るのでした。


第七千三百八十二話   完


                 2018・11・5 
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