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真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改

作者:南條 綾
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1部 稀有な人生の始まり
2章 妖狐
  爆裂の嵐を呼ぶ男参上

 くだらない授業が始まった。
どんな仕事ね~
先生が仕事に就きたいか考えてみるといいとか言ってやがるか、
そんなもの好きな仕事に慣れる可能性なんて一握りの人間だろうか!
まぁ犯罪者や浮浪者、コンビニの店員などは簡単になれるが、
大概小学生の夢なんて、
男子ならサッカー選手や野球選手などで、女子なら看護師やパティシエとかだろう。
まぁ、お嫁さんなんて頭にお花畑が咲いてる奴もいると思うが、
趣味で草野球とかサッカーとかなら出来るが、プロになるにはほんの一握りだ!
特に日本を代表するなんてよっぽどの努力と運が必要になるだろう!
努力だけじゃ無理だしな。
看護師等も学校も大変だがなったらなったでセクハラとかひどそうだ
パティシエなども大変らしい。
中には桃子さんみたいに喜んでやってる奴もいるがまぁ、奇跡のひと握りだろう。
昼ご飯の時、相変わらず屋上で弁当をすずかやありさ、なのは達と食らってると、
なのはだけが暗そうにしてた。
アリサはデビットさんたちの跡を継ぐために今から帝王学や経営学を学んでるらしい。
すずかは工学系が好きらしく専門職をやってみたいそうだ。
なのはは自分が何も持ってないと言ったら、アリサから口をつかまれてのキャメルクラッチで、反論してた。
中国4千年の1000の技を持つ超人も真っ青な必殺技だ!

「痛いよ~アリサちゃん!」

「アリサちゃんもやりすぎだよ。でもなのはちゃんもそんなこと言っちゃだめだよ」

「ところでよ!私たちの将来の夢を聞いて、綾はどうなのよ!」

「はぁ、俺?なんで?」

「だから私たちの事を聞いたでしょうが、あんたも言いなさいよ!」

「いや、思えらが勝手に語りだしたんだろうか!」

「何?」

「まぁアリサにしろすずかにしろ、志は立派だ!それを大事に頑張れ」

「そんなこと聴きたいわけじゃないわよ」

「どんなに頑張っても成れないかもしれないし、予想もしないものになれるかもしれない
だから大まかに決めるのはいいが、それに縛られるな!
まだ小学生のうちから決める必要はないさ!」

「だから」

「決まってない。どうせ決めるときが出てくるさ、その時決めるし、今はなりたい物がない
いくら突かれても、それ以上の答えはないからな」

「わかったわよ」

「今日はお前ら塾だったっけ?」

「「「うん」」」

「まぁ、物騒な感じがするからきちんと親御さんに迎えに来てもらえ!」

「あんたはまた夜の散歩、聞いたわよ」

「はぁ、すずか時間を教えろ、迎えに行ってやる」

「本当に?」

「あぁ、それぐらいの時間はあるだろう」

「で・・・でも」

「良いわよ、綾に迎えに来てもらっていいんじゃない」

「でも、いつもアリサちゃんに」

「俺も迎えに行くから、アリサの車に乗せてもらっても良いか?」

「それだと意味ないような気もするけれど、良いわよ。鮫島に言っておくわ」

「俺はそれまで海鳴を少し前まであって迎えに行く」

「うん、綾君ありがとう」

「今朝のお詫びだ。深い意味はない」

「うん」

 そうして放課後すずか達と別れて町をぶらついたのだが、一瞬昨日の呼び声が聞こえたのだが、
探知する前に途切れやがった。

≪どう思うティア≫

≪あまり、良い感じじゃないですね≫

≪理由は?≫

≪綾様はリンカーコアを持ってますから聴こえやすいですが、
どうやら私たちの技術を使ったSOSだからです≫

≪もともとコチラの技術じゃないって事か?≫

≪はい≫

≪なぜ知佳さんたちに聴こえたのだろう。仮定でもいいわかるか?≫

≪もしかしたらですが、一つは不思議な力が使える事で確か救助の仕事をしているんですよね≫

≪あぁ外国でレスキューの仕事についてるって聞いた≫

≪助けを呼ぶ声に敏感だったのではと、久遠さんに関しては存在自体が規格外ですから≫

≪は?≫

≪使い魔でもないのに、どのようにしてあんな魔力みたいな生物が産まれたのかわかりません。
もしかしたら、聴く能力があるのかもしれません≫

≪俺は、管理世界だったっけ?そっちの魔力もあるからわかったって事か?≫

≪はい、もともとコチラの世界の能力じゃないのに、それがあるってことは厄介ごとしかないですよ。助けを求める声でしたから、どうするんですか?≫

≪無視したい、なのはがその力を秘めてると言ってたな?≫

≪まだ眠ったままですが≫

≪俺としては大人しくしていてもらいたい。あのグループ観てて思ったのは、リーダーはアリサだが、中心はなのはだ。何かあればすごく面倒なことになるから、芽をつぶしたいと思ってる。後俺が楽できるように・・・≫

≪素直じゃないですね≫

≪素直だと・・・あいつは厄介ごとしか持ってこないのか?≫

 俺が前方の方を見ると、巫女姿の神咲と抱っこされてる久遠
それだけならいいのだが、学ラン姿の男子生徒が4人囲んで話してる。
高校生同士話してるのはいいのだが、完全に毛並みが違う
4人はガラが悪くて、神崎は培養の中で暮らしている女学生だ
あまりにも場違いだ。
しかも周囲の人間も我関せずといった感じで距離を置いて歩いてやがる。

≪那美さんですね≫

≪友達だと思うか?≫

≪どう見ても那美さんの友人というのは無理があるように思えます≫

≪は~だよなぁ≫

 巫女姿だけでも珍しいというのに、雰囲気が清純で可愛いと来たらナンパもするだろう。
断ってるように見えるからあきらめればいいのだが、無理やり関係を迫ろうとしてやがる。
面倒ごとだ!無視したいが、無視もできないだろう。

「あのさ、神咲嫌がってるじゃん!」

「あ・・・南條君?」

「何してるの?男漁り?二村が見たら嘆くよ?」

「違います・・・、仕事に行く最中なんですが・・・」

「何だこのガキ、ガキはおうちに帰ってママのおっぱいでも吸ってな!お姉ちゃんは俺達と夜のお勉強を・・・」

 俺は間に入り、話てやがる男の股をめがけて蹴りを入れた。
身長が低いと大変だ!
顎をめがけてける感じで大体170ぐらいの股に当たる感じなのだから
男子高校生の一人は前かがみになって声にならない痛みをこらえてやがる。

「このガキ、女だからって図に乗りやがって、なんてひどいことしやがるんだ!」

「この女の妹かなんかだろう、責任はお姉ちゃんに取ってもらわんと・・・」

 俺はそのまま、軽くジャンプをしてストレートをその男子にくれてやった。
丁度みぞおちに当たり、うなってやがる

「誰が、神崎の妹だ!俺は男だし、こんなトロイ姉を持った記憶なんてないわ」

「南條君・・・やりすぎだと・・・それに・・・トロイって・・・」

「このクソガキ~」

 男子高校生は打ち下ろしでパンチを打ってきたが、俺はそのままかわし、体型が低くなったので
フック気味にそいつの顎に当てた。

「お兄さん方、そのガキに手が出ないじゃん」

「何してるんだ!」

 やじうまから大きな声が鳴り響いて、声の方のやじ馬が道を開いた。

「ジョーさん」

「キャプテン」

「何してるんだ」

「いえ、俺たちがこのお嬢さんに声を掛けたら、この女の子がいきなり乱暴をしてきて・・・」

「ったく、女じゃなく坊主だろうが、んでその坊主にやられたと」

「い・・・いえ・・・ガキだと思って・・・」

「お嬢ちゃんに声をね~」

「本当ですキャプテン!」

「身内が迷惑かけたな」

 髪の毛がとんがってる感じの男が神崎に軽く誤ってやがる。
周囲の男はこいつが現れた瞬間、いきなり礼儀正しく成ってやがる
誰だ!

「だがな、俺はキャプテンをやめたんだが、部員をここまでにしてくれたのは良くねえぜ。
俺はこいつらに不良校だからこそ、きちんとしろと言ってる
何もしてないのに殴られたらこいつらがかわいそうだろうが!」

 とんがり頭はボクシングの構えで俺に対峙をしてきた。

「ガキ相手にファイティングポーズなんて大人らしくないんじゃない」

「てめえがただのガキかよ、すげえ闘気だぜ!俺のダチみたいな感じだ」

「あ・・・あの・・・違うんです」

「神咲無理だってこういう奴は、こういう奴のコミュニケーションがあるから」

「でも」

「大丈夫だって、待ち合わせに間に合えばいいのだが」

 ちっ背中がひりひりしてくるぜ

「が・・・ガキ、ジョーさんにかかれば、てめえも反省するだろうよ」

「なんだって次期世界チャンプになると言われてる人だからな」

 弱い奴ほどよくしゃべる。
ん?
高校生、ボクシング、次期世界チャンプ

「もしかして・・・」

「ほぅ、俺を知ってるのか?」

「あぁ知ってるさ。ジョーだろ、高校生チャンプの」

「詫び入れるんなら今のうちだぜ」

「北野丈だろ・ジョー・きたのぉだろぉ
違ったか?きたぞ、ジョーだったっけ?」

「てめぇ、ふざけやがって、俺の名は東 丈様だ」

「えっと、東 女王様?」

 上からフックが来たのだが、俺はそれをかわしてカウンターをしようとしたのだが、そのままボディフックが飛んできた
当然だが、俺の身長だったらこめかみに当たってしまう。
俺はそれをバク転で躱し、サマーソルトな感じで蹴りが当たればいいかなぁと思ったのだが深追いはしなかった。

「良くかわしたな」

「当然だろう、約束があるんでね、これで終わらせてもらう」

 俺は、突進の前下蹴りから突進のストレートを繰り出した。
拳技(けんぎ)牙追
銃弾をするまでもない、しょせんは高校生
これで終わらせてすずかを迎えに行かなくては、
俺こそ、奴が高校生だと思って甘く見ていた

「すげえな、坊主、だが、届かねえぜ!」

 俺の突進のストレートをかわしジャブからフックと数十発と思えるぐらいのパンチが俺の体に当たった。

「ジョーキャプテンの必殺技爆裂拳、ジョーキャプテンのパンチの嵐に耐えれたものはいない。
ざまぁみろクソガキが!」

「南條君」

 俺は片膝をつき、神咲が近寄ってくるのは手で止める。

「まだまだだぜぇ」

 俺は前蹴りから、少しジャンプをして一刀両断の様に打ち下ろしの逆アッパーをしたのだが、それも躱されパンチがこめかみに当たり、錐揉み上に壁の方に飛ばされた。

「あぶねえ、まさか俺様が本気でやらされるとはな・・・おっと・・・」

 狐・・・が・・・神崎から飛び降りてこちらに向かってくる・・・そのまえに・・・青色の・・・菱形の宝石が・・・

≪綾様、起きてください。非常事態です≫

 ティアがそう言った瞬間、宝石が久遠に吸い込まれてしまった。 
 

 
後書き
ジョー・東初参戦
昔見た小説の記憶で舞にちょっかいをかけた男子生徒がアンディにボコられてジョー府が参戦した記憶が、TV版のジョーとアンディの初めて会ったせーんらしいですが、続編の2ではジョーと舞って初対面だったみたいなんですよね。その設定使わせてもらいました。
ジョーはその時にアンディに負け、友好を深めてからパンチだけではだめだということで高校を中退して単身隊に向かったらしいです。20歳でムエタイチャンプで現在46歳
餓狼3ぐらいまでは生年月日書いてあるんですよね
テリーが1971年3月15日
アンディが1972年8月16日
ジョーが1972年3月29日
舞が1974年1月1日
KOFの途中から生年は無くなりましたけど
SNK怖いですね。
子のジョー東は高校2年生16歳設定です
ボクサーだから足技使いませんし、ジョーの代名詞のハリケーンアッパーも使いません
マイケルマックスのトルネードアッパーをパクった技ですので、覚えるのはタイに向かってからですね。
次の話までそれでは 
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