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第三章

「そのことを考えてね」
「そのうえで」
「うん、頑張ってくれたらいいから」
「わかりました、じゃあ」
「これからだね」
「作曲させてもらいます」
 光人は部長に笑顔で答えた、そうして演劇部の活動と一緒にゲーム部のゲームの作曲も行った。彼の暮らしは作曲の分多忙になったが。
 それでもだ、友人達に笑顔で言えた。
「最近楽しくて仕方ないんだよ」
「ああ、ゲーム部のゲームの作曲」
「それがあってか」
「だからなのね」
「今楽しいの」
「プレッシャーはあるよ」 
 いい曲を作曲しようとするそれがというのだ。
「けれどな」
「それでもか」
「前の作曲と違うのね」
「ヒット曲を生み出さないとってそれは」
「ないんだな」
「うん、俺の苦手なジャンルの曲の作曲があっても」
 暗かったりする曲がだ。
「けれどね」
「これまでと違うか」
「それは事実だから」
「いいんだな、今のゲームの作曲」
「楽しいのね」
「こんな作曲もあるんだな」
 しみじみとして言う光人だった。
「それもわかったよ、だから今俺凄く楽しいよ」
「ゲームの作曲して」
「演劇部の活動もあって」
「どっちも楽しくて」
「それでなの」
「ああ、毎日充実してるよ」
 満面の笑顔で言ってだ、実際にだった。
 光人は充実した日々を感じ気持ちよく音楽を作曲出来た、そうしてその作曲をして完成してだった。
 部長に音楽の場面と合わせて出すとだ、部長は彼に確かな顔で答えた。
「これでね」
「いいですか」
「うん」
 部長は彼に深く考える顔で答えた。
「いいよ、やっぱり凄いよ」
「ゲームのそれぞれの場目に会ってますか」
「凄くね、文句なしで」
「それじゃあ」
「合格だよ、あとね」
「あと?」
「君こっちの才能あるから」
 部長は光人に顔を向けてこうも言った。 
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