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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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10部 地球
1章 海鳴市
  朝の団欒?

 お母さんと久しぶりに一日中話してた。
何年ぶりだろう
こんなに自分の事を話したのは
多分正直に話せる人は、なのはとお母さんぐらいだと思う。
数年ぶりにあったのに、きちんと寝てない事とか、
対人関係に以前より線引きしているとか当てられたのには凄くビックリしちゃったぐらいだ。
なんでわかったのって聞いたら
お母さんだものって言われた。
この手のものは、反論できない
お母さんってここまで強いのかと思ってしまった。
きっとお父さんも生きてたら、お母さんと同じこと言ってたかもしれない。
自分が今どこで暮らしているのか、
俺の記憶を消していた時の生活はどんな感じだったのか教えてもらった。
お母さんにもおやっさんがなくなったことは伝えたけれど、
それは知ってたみたい。
お母さんには何しに地球に戻ってきたのかを伝えた。
もちろんかかわった子達のきっかけ作りもあるし、
久しぶりに親友にも会いたがったのもあるけれど、
俺の目的は、俺にちょっかいかけてる奴らの情報
無限書庫は次元世界の歴史や情報は詳しいけれど、
こちらの情報は皆無
でもアシュリアーナとかの情報はあった。
地球で言うファンタジーやSFみたいな情報だったけれど、
でも地球の情報はほぼない
闇の書事件やP・T事件の記録はどんな風に表れるのかはわからないけれど、
本が増えてたのは知ってる。
次元世界に関係ない情報はない
だから詳しいことを聞きに行こうと思う。
キーワードさえあれば地球のすべての情報がある風都に
両方の情報を合わせたら何かわかる可能性があるから行くことに

 高町家に泊ったのは、俺となのは、ヴィヴィオと栞母さんとシーラ
月村家に泊ったのが恭也さん一家と中学生の皆さん
雫も同じぐらいの年だから話がはずんでいるようだ。
バニングス家に泊ったのがコーチ陣
フェイトはというと仲間外れではなくて久しぶりに自分の実家に帰ったみたいだ

 確か昨日の夜そんなグループ分けをしたはずなのに、なぜこの娘がいるんだろう
まぁお父さんもいるからいいんだけど
そう朝ご飯を恭也さんと娘の雫も一緒にいる
もう一人なぜっていうのが俺の義姉のフィアッセさん
フィサッセさんが言うには昔は一緒に朝ご飯取ってたんだよということ

「ねぇ」

「や!」

 このやり取りが数分繰り返していた。

「もぅ綾おばさんって・・・」

 俺は思いっきり殺気を雫にぶつけた。

「イエローカード、あと一回言ったらレッドカードでどうなるんだろうね
試してみる」

「だって、やしか言わないんだから」

「だって、私は久しぶりにまったりしたいのに、雫は疲れる事を提案しようとしてるんでしょ」

「中学に上がったら一回勝負してくれるって言ったよ」

「え~ヴィヴィオやアインハルトといい勝負だったんでしょ
私に挑戦なんて100年早い」

「でも神速使わなかったし・・・」 

 神速使わずに勝ち越したって・・・
魔法使わなくてもアインハルトもヴィヴィオも結構な実力を備えてると思う
いくら御神流が強くても・・・
ん?

「そういえばヴィヴィオ」

「何?綾お姉ちゃん」

「大人モードやった?」

「さすがに!」

 これで納得!
とはいえ恭也さんもいることだし

「一応姪っ子のお願いを聞きますか」

「うそ!」

「綾お姉ちゃん本気?」

「え~、綾ちゃんがこの家で手合わせするのって久しぶりじゃないの」

「まぁ美由希さんそれは仕方ないよ、美由希さんは香港に行ってたりして
すれ違いもあったことだし、ヴィヴィオにしろ、雫にしろびっくりしてるんなら
やらなくても良いよね」

「ううん、お願いです」

「あ~ヴィヴィオも」

「ヴィヴィオはだめ」

「私綾ちゃんが戦うところ見たことない!」

「お母さんにはお転婆なところ見せたくないでしょ」

「雫」

「何?綾さん」

「アインハルトやミウラも読んで!
ヴィヴィオはリオ達ね」

「「は~い」」

「なのはは昼間ゆっくりしておいてね」

「なんでか聞いていい?」

「夜に風都に行くから」

「私も?」

「ダメかな」

「良いよ」

 こうして朝ご飯が終わったらみんなが集まって
庭で俺と雫の試合が始まった。
  
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