魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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9部 ViVid!
7章 ルーフェンでの戦場
そのころのヴィヴィオ達
綾の準備が終わり目的地に進んでいるころ
「コロナあれ、綾お姉ちゃんの呪文出来そう?」
「無理、無理!でも多分綾さんはいろいろなものを操作できるからもっともっと視野を広げて枠を広げれば、
色々なことができるよって教えてくれたんだと思う」
「私にはなかったのが残念」
「私と綾さん結構お話しするから」
「うそ!コロナ」
「よくゴーレム操作の発送とか聞いてくるよ
私もよく質問するし、綾さん研究も好きみたいで・・・」
「そういえば、あたしも話すかも」
「あれ、リオも?」
「なんか綾さんの武術とあたしたちの春光拳似ているところがあって、聞いたり教えたりしてる
ヴィヴィオはそういう話はしないの?」
「うん。まったくなんでだろう?」
「あの人結構恥ずかしがりやな場面もあるから、妹に聞くのが恥ずかしいとかあったんじゃないのか?」
「そっかな」
「わからんけどな、けっこうチビ達と交流しているのがびっくりしたよ
あの人知識欲の化け物だからな」
「あの人のすごいところは戦闘能力もそうだけど、知
りたいと思ったら隠しただろうと聞くことができるところだな
すごいものはすごいといえるところか」
そうこうしているうちに村の中に入って、服を脱ぎだした。
「綾お姉ちゃんがピンチだよ」
「何か狙ってます!」
「アインハルトさん」
「綾さんとはあまり交流はないですが、あの手の輩の言うことを聞く人ではないと思いますけれど」
「うん、なんだろう」
「ねえ、ヴィヴィオ!
綾さんこの村に入る前に何か飛ばしたよね」
「あ!サーチャー」
この場にいたレイ総師範はじっくりと画面を見ていた。
「綾さんみてると、あたしの炎と雷属性って大したことないかなって思っちゃうよ」
「確か綾お姉ちゃんの属性は炎だったと」
ヴィヴィオはノーヴェの方を向いて聞いてきた。
「あたしも詳しく知らないぞ!
忘れてるかもしれねえがあたしとヴィヴィオと出会った時期はほぼ同じなんだから
一応大人同士の会話もしているから多少は知ってるかもしれないが
ヴィヴィオよりは基本知らねえぞ」
「古の、魔法形態に似ているの!」
「じーちゃん」
「わしも詳しくは知らぬが古代ベルガにもあったと記憶しておる」
「あ、クロたちの技術ですね」
レイの言葉を聞き、アインハルトは思い出したかのように言った。
「それよりも魔法もだけど、蹴りの圧力だけであれだけの人数を吹き飛ばせれるなんて、綾お姉ちゃん人間やめてるよ」
「終わったみたいだね」
「ええ!」
そうヴィヴィオとアインハルトが言った瞬間
とらわれてたと思った女性が綾を攻撃してきた。
「見えない!」
アインハルトにも見えない速度だったがかろうじてヴィヴィオはうっすらだけど見ることができた。
春光拳と同じルーフェン武林の双璧華凰拳宗家の愛隣の教え
本日夜にレイ総師範から教わった
『死の心構え』を得てヴィヴィオが備わっていた目の良さが神眼に入っていたから、
音速の攻撃を見ることができた。
途中話が分からない話をしていたのだが盾やらチェーンを出したので、
「あれ、ルールーの召喚みたいなものかな?」
「どうなんだろう。でも実際に見てないからわからないけれどルーちゃんとはまた違うような気がする」
そう言ってたら、綾は氷の棺に閉じ込められてしまった。
「綾お姉ちゃん!」
棺が割れたと同時に映像が白黒になり遮断された。
その瞬間ヴィヴィオは玄関に向かおうと走り出そうとするのだが、ノーヴェに手首をつかまれた。
「どこに行こうとしている、ヴィヴィオ?」
「綾お姉ちゃんが、ピンチなんだよ」
「ヴィヴィオが行ってどうする?」
「でも!」
「あれぐらい、あの人にとってはピンチでもねえよ」
ノーヴェはナンバースの頃
大蛇戦を見ていたので、安心はしていた。
ドクターは言っていた。
現存する最強の生物だと、綾はそれに打ち勝っている
綾のことについて戦いで心配することが馬鹿らしい
大方これ以降はヴィヴィオ達には刺激が強いか、
あの人自身が見せたくないかのどっちかなんだろうと予測
ただそれを言ったところで納得はしてくれないだろう
「なのはママがいないんなら、私が助けに行かないと」
「あの人よりはるかに格下のお前が行っても無駄だってんの」
「でも・・・」
「ヴィヴィオや、行ってもいいがの、場所は分かっているのか?」
「あ!」
「それにあの場に転送ができればいいのじゃが、今から行っても間に合わぬよ
ノーヴェ先生の言う通り落ち着いて待つことにしないか?」
「ですが・・・」
「あのよぉ、あたい達だって心配してないわけじゃない、
でもあの状態からは多分抜け出したんだと思う。
こっちに映像を回す暇がないだけだろう」
「だったら・・・」
「ヴィヴィオさん」
「「ヴィヴィオ」」
「あ~悪かったってぇの。
だが、ヴィヴィオ達は行かせれねえぞ!
行くのはあたいとミカヤさん、レイ総師範もお願いできますか」
「わしもあの情報を見たからには他人事じゃないからの」
「準備に1時間後で」
「ノーヴェ・・・それじゃ」
「酷なようだけど、二次被害にあっては遅いだろうか」
「う・・・うん」
「ディートとオットーは」
「ノーヴェ姉さま」
「頼むな」
「お、お任せを」
そうして1時間の準備をして出ようとしたら門が開いた。
「あれ、みんなで夜のピクニックか肝試しに行くの?」
「やっぱりこんなパターンなんですよね」
「なんで私が非難されないといけないの」
綾は視界外から飛び込んできた物体を見たので抱き止めた。
「綾お姉ちゃ~ん」
「どうしたのヴィヴィオ」
「だって、映像が・・・映像が・・・」
「私がピンチだと!ほら大丈夫でしょ
出会った時の泣き虫さんに逆戻り?」
「綾お姉ちゃんが心配かけるから、わけのわからない話もしてたし・・・」
「はぁ~大丈夫だって、私がなのはやヴィヴィオを置いてどこかに行くことはないから、
必ず戻ってくるしね」
俺はヴィヴィオの頭をなでみんなに謝った。
「お騒がせしました」
「綾さんお聞きしてもいいですか?」
「一応解決したよ」
「そうですか?犯人は?」
「主犯以外はお縄だね」
「なら主犯は?」
「ん~あっちの世界で後悔してるんじゃないかな」
俺は少しだけ困った顔をして、ヴィヴィオの頭をなでるのをやめ、自分の手を見ていた
ぱふっ
ヴィヴィオは再び頭だけ胸に飛び込んできた
「綾お姉ちゃんはどんな状態でも、私の大好きなお姉ちゃんだよ」
そういってなのはと同じひまわりのような笑顔を返してくれた。
「そっか、ありがとう」
俺は感謝のつもりでやさしく頭をなでた。
「なんじゃ、お主はそんな顔も出来るんじゃな?」
「何ですかレイ総師範」
「初めからそういう風に来ればいいものを」
「ご心配かけました」
俺はノーヴェの方を向いて
「結構大変だった?ごめんね」
「いえ、あたい達は心配はしてませんでしたから」
「結構冷たい!」
「あたいとオットー、ディートはオロチ戦見てますから」
「そっか」
「ミカさんもありがとうね」
「私はノーヴェちゃんほど君に詳しくないから心配はした
でも無事に帰ってきてくれてよかったよ」
「ありがとう」
俺は思い出したかのように手をたたく
「レイ総師範、私とお手合わせお願いしたいのですか」
「お主を喜ばせる修羅をわしの体にもう住ませておらんよ」
「あ~あ断られちゃった。残念」
「まだ戦おうって思ってるの?」
「そりゃヴィヴィオだってそうでしょ、目の前に強い人がいたら武術交流したくなるじゃん」
「今死闘してきたのに?」
「それが戦うものの性だね」
「今の私じゃ足元にも届かないってわかったよ、
いつか綾お姉ちゃんにもわたしとノーヴェのストライクアーツを届かせるから!」
「楽しみにしてるよ、その前にその泣き虫をなくさないとね」
「綾お姉ちゃん!」
周囲のみんなは大声を出して笑ってくれた。
護るのは難しい
おやっさん私にもまねごとぐらいはできましたか?
みんなでリビングルームについていろいろと質問攻めにあった。
こういう格闘論議は結構好きかもしれない
「あの?」
「どうしたのユミナさん」
「みんなと同じく呼び捨てでいいです、もしよろしければ体触らしてもらってもいいですか?」
「私そんな趣味は」
「綾お姉ちゃん!」
「うそうそ!話は聞いてるよ、お願いできるかな」
「はい」
ユミナに整体を受けたらすごく気持ちいい
整体を受けてるときに俺は聞いた。
「ヴィヴィオは聞いたっけ?」
「それだけじゃわからないよ」
「海鳴の件」
「えっとちらっとは」
「みんなも来る?」
「ですが、あそこは管理外世界で魔法がない世界ですよね」
「そうだよノーヴェ!」
「来るとは、旅行みたいなものですか?」
「どうとらえるかはみんな次第だけど・・・
もしかしたら今回同様プラスになるかも?
もちろんミウラもだけど!」
「僕もですか?」
「うん。もちろんヴィータ達にも話はするけれど、
ミウラも自分の意思で決めてね」
「もちろんみんなもご招待
でもヴィヴィオは強制参加です」
「なんで私だけ」
「そりゃ士郎 義父さんや桃子 義母さんが会いたがってるから」
「えっと私も冬の大会に備えての」
「きっとプラスになるって、ミカさんも」
「だが、私は道場もあり」
「小太刀で凄腕の剣士がいて、以前の私の実力だったら剣オンリーだと一回も勝てなかったひとがいるんですが・・・そういうことなら・・・」
「もちろん私は参加すろよ!だが本当に」
「クリステラ状態で魔法無しなら危ないかも」
「それは楽しみだ」
「ノーヴェも参加ね」
「あたし達もですか?」
「きっと恭也義兄と話すとノーヴェのコーチ力も上がると思うんだ!」
「要約すると綾さんが一目置いている人達と合わせたいってところですか、ユミナもね」
「私もですか?」
「凄腕の整体師がいてね、本業はカウンセラーなんだけど、きっと今以上だと思うよ
親御さんが許せばね」
「はい」
「アインハルトもきっと勉強になる」
「連れて行こうと思った場所ですか?」
「違う違う?良いところだからさ」
「はい」
「コロナには直接関係ないけれど、さすがに基本魔法がない世界だからさ
ゴーレム操縦に足しになるものはないかもしれないけれど、何事も経験することはいいことだ」
「はい」
「リオには、ルーフェン武術とよく似た武術を体験できるよ」
ちらっとリオはレイ師範を見た。
「まぁ行為で言ってくれてるようじゃ。お言葉に甘えてもよいじゃろうよ」
「うん!」
この場にはいないシャンテとエレミアは置いておいて、
「本当はイクスにも来てほしいけれどね、さすがに次元を離れすぎるとね」
イクスは首をフルフルと振ってくれた。
「ありがとう、きっともうすぐ目覚めると思うからその時は招待するよ」
イクスは首を縦に振ってこたえてくれた。
「でも、綾お姉ちゃん勝手に決めてもいいの?」
「フェイトママに相談しなくても、管理外世界の申請って面倒じゃなかったっけ?」
「大丈夫、なんてったってフェイトは凄腕の執務官
それぐらいケーキの1ピース分ぐらいの感覚でへっちゃらでやってくれるよ」
「それならいいんだけど」
帰宅してそれを言ったらフェイトは困り顔で文句を言われた。
でも困り顔でもきちんとやってくれるの知ってるから・・・
「私もう寝てもいい。さすがに疲れた」
そう言ってぐっすり道場で眠らせてもらった。
起きたらみんな帰っちゃたらしい。
一応気づいてはいたんだけど、気を使ってくれたみたいだから、触れないで置いた。
レイ大人にお礼を言い家に帰宅をした。
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