ドリトル先生と奇麗な薔薇園
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第五幕その一
第五幕 薔薇に囲まれて
先生達は実際に薔薇園に行ってティータイムを楽しみました、先生は紅茶はローズティーにしまして。
薔薇のお花が入ったクッキーに薔薇の味のシュークリームにプティングを用意しました、そうして薔薇尽くしのティーセットにしてです。
それを口にしつつ薔薇園を見て言いました。
「いいね」
「うん、そうだね」
「薔薇尽くしでね」
「薔薇に囲まれて薔薇を飲んで食べて」
「最高にいいよ」
「本当にね」
「普通のティータイムもいいけれど」
それでもと言う先生でした。
「こうして薔薇尽くしもね」
「いいものだね」
「薔薇には薔薇」
「それを合わせて統一して楽しむのも」
「実に素敵だよ」
「そう思って出してもらったしね」
先生にしてもです。
「植物園の人達に」
「植物園の中の喫茶店でね」
「幸い全部売ってたし」
「ローズティーも薔薇のお菓子も」
「全部ね」
「丁度よかったよ、しかし実にね」
今度は薔薇も見つつ動物の皆にお話する先生でした。
「奇麗な薔薇園だね」
「赤に白に黄色に」
「ピンクに黒に紫」
「そして青い薔薇もあって」
「薔薇でない色ないんじゃ」
「それこそね」
動物の皆もそういった花々を見て言うのでした。
「そう思うとね」
「かなり素敵な場所だね」
「こんなに色々な色の薔薇が揃っていて」
「しかもティーセットまで楽しめるんだから」
「最高の場所だよ」
外の白いテーブルに座って言う先生でした。
「本当にね」
「そうだよね」
「それじゃあね」
「ここにいてね」
「薔薇を眺めながらね」
「ティーセットも楽しんで」
「最高の楽しみを満喫しようね」
動物の皆も先生の周りで言います。
「皆でね」
「そうしましょう」
「それじゃあ僕達も飲むから」
「そして食べるから」
「皆でね」
「そうしようね、しかしね」
先生はここでこうも言いました。
「虫がいなくなって薔薇も整うだろうし」
「だろうし?」
「だろうしっていうと?」
「うん、どうもね」
ここはというのです。
「今日は香りがいいね」
「薔薇の香りが」
「それがなんだ」
「凄いいいっていうんだ」
「そう思ったよ」
薔薇園は薔薇の香りにも包まれています、香りは薔薇園の中に満ちていて薔薇園はその香りも楽しめる様になっています。
その香りを感じてです、先生は言うのです。
「どうもね」
「そういえばそうだね」
「今日は香りがいいね」
「薔薇の香りが」
「いつも以上に」
「薔薇は香りも魅力だけれど」
それでもというのです。
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