混沌の魔術師と天空の巫女
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第8章 日常編
滅竜魔導士VS氷竜 前編
「そういうオメェらこそよぉ。
妖精の尻尾を、俺達滅竜魔導士を舐めるなよ!!!!」
ナツさんはそう言い、接近して行った。
「ふん、はぁぁぁっ!!」
真ん中の奴が吹雪のブレスを放ってきた。
「火竜の咆哮!!!!」
ナツさんはそれに対して、口から炎のブレスを放った。
ズゴゴゴォォォォォォォン!!!!
相性はナツさんの方が有利なはずだが、
ナツさんの方が少し押されている!
「援護します!!!
攻撃力強化、防御力強化、速度上昇追加!!」
ウェンディが俺達に3つの追加で強化させてくれた。
「そして、天竜の咆哮!!!!」
ウェンディは口から竜巻のブレスを放ち、ナツさんのブレスの威力を上げた。
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!
2人の威力が上がってほぼ互角ぐらいになった。
「舐めんなよぉっ!!」
「僕達もいるよぉ~。」
両端の奴等が動き出そうとしている!!!
「させるかよ!!!混沌竜の咆哮!!!!」
「ギヒッ!!やってやるぜ!!!!鉄竜の咆哮!!!!」
俺とガジルさんで右の方の奴をブレスで攻撃する。
「俺らもやるぞ。」
「おう!!!はぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「雷竜の咆哮!!!!」
シャンディーとラクサスさんは左の方の奴をブレスで攻撃する。
「「はあああぁぁぁっ!!!!」」
両端の奴等もブレスを放ってきた。
ズゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォッ!!!!!
全て、互角の威力だった。
「おらあああっ!!!!」
「ほらほらぁぁ~~~~!!!!」
俺とガジルさんの方の右の奴は強力な氷のブレスを放ち、
ラクサスさんとシャンディーの方の左の奴は魔法で氷柱を大量に放ってきた。
「はあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
真ん中の奴は先ほどの吹雪のブレスを大量に上にはなった。
「隙だらけだぜ!!!!火竜の鉄拳!!!!」
ナツさんがすぐに接近し、炎の纏った拳で攻撃しようとした。
ビョオォン!!!
「!!!」
しかし奴らはすぐに空へ飛んだ。
「さ~って、バ~カな人間ども!」
「俺達の力、もっと見せてやるよ!!!!」
「この我らの吹雪、どう対処できるかな?」
奴等はそう言い、吹雪の中に姿を消した。
「しまった!!!またこれか!!!!」
俺はある事に気付いたが、すでに遅かった。
「一体どうした?」
「この吹雪が厄介なんだ!!!!」
俺は大声でそう言う。
「どういう事?」
ウェンディが気になってそう言ってきた。
「俺もこれにやられた!!!この吹雪、ただの吹雪じゃない!!!!
俺の感知がまるっきり反応がない!!!!」
「つまり?」
「奴等が今どこから出てくるがわからないって事だよ!!!!」
俺は大声でそう言った。
俺1人の時もこれにはやられてしまった。
いつもなら、隠れていても敵を感知はできるのだが、
奴等の吹雪が特別で、それができなくなっている。
ゴオオオオオオッ!!!!
「吹雪が強くなってきやがった・・・!!!」
「クソ!!!アイツ等の匂いがぜんぜんしねえっ!!!!」
ガジルさんとナツさんがそう言う。
「ん!そこかーーーーーーーーっ!!!!」
ナツさんが気配に気づき、殴りに行ってしまう。
「待ってナツさん!!!それは罠の可能性が・・・!!!!」
俺はそう言うがすでに遅かった。
「ざんねーーーーーーーーーーん!!!!僕だけだよ!!!!
そらそらぁぁっ!!!!」
1頭の頭だけだった。奴は大量の氷柱を放った。
ズザン!!ズザン!!ズザン!!ズザン!!
「ごはああっ!!!」
ナツさんはその氷柱に直撃してしまった。
「ナツさん!!!」
「闇分身!!!」
ウェンディはナツさんの名を呼び、俺は急いで、闇分身を出して助け出す事にした。
「首が右にあるって事は・・・・・・」
「身体はあっちか!!!!」
「雷竜の・・・」
「鉄竜の・・・」
「「咆哮!!!!」」
ラクサスさんとガジルさんはそう言い、ブレスを放つ。
「はぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
すると向こうから、氷の破片や氷柱を含んだブレスがきて、
2人のブレスを相殺した。
「チッ!」
「クソ!!!」
「俺を忘れるなよぉぉぉぉぉっ!!!!」
「「!!?」」
横からもう1頭の頭が鋭い氷を顔全体に纏い、2人に襲い掛かった。
ズバドォン!!!!
「ごはぁぁっ!!」
「がはぁっ!!!」
2人はその攻撃を受けてしまった。
「へっへ~んだっ。」
「弱すぎるわ!!!!」
「所詮は人間だ。」
奴等はそう言い、また吹雪の中に姿を隠した。
「やろぉーーーーーっ!!!!」
「どこに消えた!!!!」
ナツさんとガジルさんが奴等を探すが、見つかる訳がない。
「2人共、僕としては先にこの吹雪をどうにかしたいと思うんだけど。」
そう言ったのはシャンディーだった。
「とは言っても・・・」
「どうやってだ?簡単には消せんぞ、この吹雪。」
「う~~~ん・・・。」
中々解決策が見つからない。本当はそんな余裕はないけど・・・
ドン!!!!
「うわぁっ!?」
「な、何だ!!?」
何かが落ちて来た。
「つ、氷柱!?」
「かなりデケェぞ!!!」
「まさか・・・!!!!」
俺は上を見る。
奴らの姿は見えないけど、上からとんでもないモノが落ちてくるのはわかった。
「奴等俺達の上にいるんだ!!!氷柱を大量に降らしてやがる!!!!」
そう、巨大な氷柱を奴らは俺達に向かって降らせたのだ。
「急がねえと、おわぁっ!?」
ナツさんが移動しようとしたが、足が凍り付いていた。
「足が・・・」
「凍ってる!!?」
他の皆も同じであった。
「ヤバい!!!闇分身!!!!」
俺は急いで闇分身を出し、全員を助け出した。
「妖精の球!!!!」
俺は自力で凍った足を何とかした後、
すぐに妖精の球で降って来る氷柱を防いだ。
ガンガンガンガンガンガンガンガン!!!!
「クソ!!!!」
「これじゃあ手が出せない!!!」
悔しがるナツさんと、シャンディーは今の状況を言うのだった。
「・・・・・・みんな。」
俺の声に全員が俺の方を見る。
「・・・ちょっと作戦を思い付いた。」
俺はみんなにそう言った。
後書き
どうも、白鋼です。
短めですが、何とか出す事が出来ました。
しかし、まだまだ時間が掛かる可能性があります。
何とか早めに出せるよう頑張ります。
次も回お楽しみに!!
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