サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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研究所にて
その日の晩、サトシ達の研究所には
荷物を抱えたコジロウが訪れ、皆に事情を話し
作戦当日まで泊まる事になった。
コジロウ:「今日から世話になる」
ヒカリ:「誰この人」
タケシ:「元ロケット団のコジロウだ」
カツラ:「店を追い出されたんじゃな?」
コジロウ:「違わい!俺が出てやったんだ!」
カツラ:「まぁどっちにしろ、
作戦当日に向けて準備をしていたところじゃ。
コジロウ君には店長の手伝いをして
もらうとするかの。あ、手伝いと言っても
店番じゃないぞ?」
コジロウ:「おう!何でもするから
何でも言ってくれ!」
サトシ:「ムサシと離れて本当に良いのか?」
コジロウ:「あぁ。2人が辿り着いた結論だ。
俺もあいつも、これからは自分の選んだ道を
行く。俺はお前らと一緒に目的を果たすよ」
サトシ:「そうか、、」
ヒロシ:「世の問題も個人の問題も、
シルフを倒さないと解決しないか、、」
マリナ:「それもあと数日で終わりよ。
どっちにしろ、私達がシルフを
憎む時間には終止符が打たれるんだから」
カツラ:「そうじゃの。どっちにしろ、、か」
ヒロシ:「そう言えばマリナさん。
そのノートパソコンの画面に映ってる
ポリゴンは、新しい壁紙ですか?
何かさっきから動いてる気がするんですけど」
マリナ:「あぁこれ?これは私達が以前
電子空間でボッコボコにした
あのポリゴンよ?私が引き取ったの」
ポリゴン〈これって言うな!〉
カツラ:「ワシらに忠誠を誓うそうじゃ」
タケシ:「ふむ、何かと便利そうだな」
ヒロシ:「何か、トレーナーとポケモンって
感じの仲じゃなさそうですね」(苦笑)
マリナ:「そぉ?私にとっては
大事な右腕なんだけど」
コジロウ:「上司と部下って感じだな」
サトシ:「よろしくな」(good)
コジロウが合流した事で、
この日の夜は終わった。
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