転生とらぶる
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ペルソナ3
2069話
前書き
設定集の方も更新しました。
「えーっと……これ、マジか?」
「ええ。間違いなく事実よ」
現在この部屋にいるのは、シャドウミラーを率いる俺、技術班からレモン、実働班からコーネリア、政治班からエザリア。
まさに、あらゆる意味でシャドウミラーのトップが揃っているという事になる。
ペルソナ世界からホワイトスターに戻ってきてから、数時間。
取りあえず、俺はペルソナ世界であった出来事を説明し、武治達についての説明も終わった。
まぁ、俺がペルソナ世界で入手した各種マジックアイテムやニュクスの破片たる黄昏の羽根とかは、後に回すという事でまだ空間倉庫の中に入っているのだが。
そして現在、ペルソナ世界の面々は色々と懇談会といった感じでシャドウミラーの幹部陣と話をしいる。
……もっとも、懇談会と言っても、武治はレオンと異世界間貿易についての交渉をしているし、ゆかりと美鶴はレモンやコーネリア以外の俺の恋人達と顔を合わせている。
ちなみに、もう数ヶ月で高校を卒業する予定の美鶴はともかく、まだ高校2年のゆかりに手を出したということで、あやか、千鶴、円、美砂の4人には不公平だと言われたが……取りあえず、中学生に手を出した訳ではないので、許して貰いたい。
順平を始めとした面々は、他のシャドウミラーの面々と話をしている者もいれば、交流区画を見て回っている者もいる。
天田は牧場に興味があったみたいで、荒垣と真田を引っ張って行ったから、恐らく今頃はワイバーンに乗ったりしていると思われた。
そうして、皆がホワイトスターを楽しんでいる中……俺がやっているのは、俺が不在の間にどのような事があり、問題があればそれをどのように解決したのか、また色々と得られた物や利益を説明されていた。
そんな中で一番驚いたのは……
「まさか、またマクロス世界で大きな戦争があるとはな」
「大きな……とは言えないわ。私達からすれば、それなりに大きいように思えるけど、マクロス世界にしてみれば一地方の独立運動といったところだもの。……もっとも、シェリルは若干気にしてたみたいだけど」
エザリアの言葉に、俺は首を横に振ってその言葉を否定する。
「ヴァールシンドロームだったか? 別にシェリルがバジュラをどうこうした訳じゃないんだから、そこまで気にする必要はないと思うけどな」
「そうね。けど、それでもシェリルとバジュラは色々と因縁深いもの。……アクセル、後でその辺の話をちょっと聞いてくれる?」
レモンの言葉に、俺は頷く。
ただ……そうなると、問題なのはシェリルよりもランカだよな。
マクロス世界に住んでいて、しかも唯一あの銀河に残ったあい君が一緒にいる。
バジュラが原因となったのだから、ランカが世間に責められる可能性というのは、十分にある訳だ。
もっとも、ランカの側には恋人のアルトや義兄のオズマ、実兄のブレラがいる。
マクロス世界でもトップクラスの技量を持つ面々がいる中で、直接的にランカに危害を加えるというのは、まず無理だろう。
……勿論直接的じゃなくて、間接的な手段ともなれば、話は別だが。
まぁ、ランカについては恋人や家族に任せておけばいい。
シェリルの良きライバルという存在ではあるが、俺とはそこまで深い関わり合いもないんだし。
それよりも、今はウィンダミアの件だな。
このウィンダミアの独立戦争に派遣されたのは、スティング、アウル、レイ、五飛の4人。
五飛が普通にシャドウミラーに所属していて驚いたが、考えてみれば五飛は俺に勝つ事を目的としていた。
つまり、イザークやムラタと同じような動機――勿論全てが同じという訳ではないが――なだけに、シャドウミラーに所属していてもおかしくはない。
ちなみに、乗機は当然のようにアルトロンガンダム。……性能的にシャドウミラーの機体としてはかなり低いので、近々技術班が改修するらしい。
本来なら別の機体に乗せるか、それとも最初から改修するかといった事を考えていたらしいが、五飛の強い反対に両方無理だったらしい。
だが、ウィンダミアとの戦いで何か思う事でもあったのか、アルトロンガンダムの改修を承諾となった訳だ。
ともあれ、そうして戦力を出した結果……新マクロス級の次の世代の雛形として作られた、巨大なマクロス級……それこそ、本来なら新マクロス級の他にも色々と僚艦が必要なのを、敢えて1つのマクロス級に詰め込んだという……実験的、野心的ではあるが、当然のようにコストは莫大な物になり、次世代マクロスの雛形として開発されたものの、結局正式採用は見送られたという代物。
それがどれだけの大きさかと言われれば……面積としては、85000平方kmらしい。
ちょっと前に月光館学園の授業の時に話が出たが、北海道の面積が83000平方km強らしいので、大きさとしては北海道よりも若干大きいくらいと思えばいい。
1つの都市艦として北海道並みの大きさを持っているんだから、それがどれだけの大きさか想像するのは難しくない。
ちなみに、シャドウミラー側のコードネームはクレイドル。
……その名前がどこからやってきたのか、どのような意味を持つのかを知っているのは、それこそシャドウミラーの初期メンバーくらいだろう。
いや、調べれば当然その辺りの事情を知る事は出来るんだけどな。
それと、その件で幾つかの会社と交渉し、幾つかのVFの生産設備を譲って貰い、特例として完全にシャドウミラーで自由に作ってもいいという事になったらしい。
スティング達はウィンダミアでの戦いでそれだけ大きな活躍をし、内乱を素早く終わらせたという事なのだろう。
ちなみに、当然ながらそれだけでそこまでの大きな利益を得る事が出来る筈もなく、その特定の会社にシャドウミラーから輸出される各種資源は幾らか安く売るという契約になったらしいが……まぁ、ぶっちゃけシャドウミラーで輸出する資源は、それこそキブツで生みだした代物だ。
その原材料となるのは、それこそ各世界から格安とはいえ金を貰って引き取っている各種産業廃棄物やらスペースデブリやら、BETAの死体やらだ。
敢えて掛かるとすれば輸送費だが、それでも必要なのはゲートで転移する場所までだし、量産型Wのシャドウやメギロートといった連中が運ぶので、実際にはそこまで気にする事はない。
こういうのが、まさにWIN-WINの取引というのだろう。
そんな訳で、諸々の権利全て込みで入手したVFの生産設備は……VF-17ナイトメア、VF-171ナイトメアプラス、VF-19エクスカリバー、VF-22 シュトゥルムフォーゲルⅡ、VF-25メサイア、VF-27ルシファー、YF-29デュランダル。
ちなみに、何故このラインナップになったのかというと、やっぱりバジュラ戦役が大きく関係しているらしい。
まず、俺が所属した事もあって一番関係の深いS.M.S……正確にはL.A.Iか。そのL.A.Iが開発した、メサイアとデュランダル。そしてメサイアやデュランダルをL.A.Iと共同で開発したという新星インダストリーが開発したエクスカリバー。
後は、マクロスギャラクシーの件でシャドウミラーにも大きな負債を持っているのが、ゼネラル・ギャラクシーだな。マクロスギャラクシーのスポンサー会社の。
で、ゼネラル・ギャラクシーが開発したナイトメアとナイトメアプラス、シュトゥルムフォーゲルⅡ。後は、ゼネラル・ギャラクシーの方に設計データやら開発設備やらがあったルシファー。
……もっとも、この中でルシファーはブレラのようにサイボーグ化したパイロット専用の機体という話なので、シャドウミラーで使われる事はまずないと思われる。
こちらは、あくまでも技術的な資料の意味が強い。
勿論シャドウミラーの技術班なら、その辺りは全く問題なく改修出来るだろうが……する必要があるかと言われれば、首を傾げざるを得ない。
正直、資料的な意味でというのであれば、VF以外にも色々とあると思うんだが……その辺は、それこそ交渉とかの関係でそのくらいに決まったのだろう。
「そして、このVFを始めとして各世界から権利諸共に分捕ってきた、生産設備を入れる為に、フェイト経由で新たに魔法球を購入……か」
その事に驚きはするものの、別に文句を言うつもりはない。
その金の出所はシャドウミラーとしての収益からだが、正直なところ、異世界間のハブと化しているシャドウミラーは、特に何らかの行動をしなくても、定期的に収入は入ってる。
ましてや、金を貰ってデブリやら産業廃棄物やらBETAの死体やらを貰い、それをキブツに投入して資源として売るといった真似もしているので、正直なところ金は有り余っているのだ。
それこそ、こうして大きく使うのは問題ない。
何より、聞いた話では他の世界からも多くのMSやKMF、戦術機……といった物の生産設備を各種の権利諸共に受け取っているらしいしな。
「それで、クレイドルだったか。それはどうするつもりなんだ? 新マクロス級よりも巨大なら、迂闊にホワイトスターに持ってくる事も出来ないだろ」
「一応もう一通り調べてあるし、改良すべき場所は改良もしてるから、後はアクセルがマクロス世界に行って空間倉庫の中に収納しておいて。どこかの世界の、火星辺りに設置してもいいし、宇宙空間に浮かべて移動する都市といった扱いをしてもいいでしょうね」
「……結局はそうなるか。分かった。近いうちにマクロス世界に行ってくる。それで、マクロス世界については、取りあえずこの辺でOKか?」
「ええ、大きなところではこの辺ね」
そうレモンが言うが……大きなところって事は、小さな事はまだ他に幾つもあるって事か。
「ああ、そうそう。VFで思い出したけど、綾子の提案でSEED世界のグゥルだっけ? あれに近いのを開発したわ」
「何でVFでグゥルが出てくるのかは分からないけど、その辺はまぁ、いい。一応聞いておくけど、どんなオーバースペックになっている?」
技術班が作った代物だけに、それこそ動力炉にブラックホールエンジンを使っていても驚きはしないぞ。
そんな風に思ったのだが……
「心配するな、アクセル。グゥル……いや、ダラニという名前で開発された機体は、基本的にPTやMSといった機体を戦場まで運んでいくのを目的にして、その後は敵にぶつける事によって自爆させる役割の、正真正銘使い捨ての機体だ。よって、シャドウミラー特有の技術は使っていない」
コーネリアが、俺を安心させるようにそう呟く。
これがレモンの言葉であれば、疑っただろう。……レモン本人は信頼しているが、逆に言えばレモン率いる技術班がこういう時には暴走するという事でも信頼しているのだから。
だが、コーネリアから聞いた限り、ダラニというのはシャドウミラーにしては珍しく……本当に珍しく、真っ当な機体だった。
いや、別に他の機体が真っ当な機体じゃないって訳じゃないんだが。
ともあれ、コーネリアの説明によると、先に言ったように使い捨て前提の機体である以上、シャドウミラー特有の技術は全く使われておらず、いわゆる枯れた技術のみで作られているらしい。
動力炉はSEED世界のバッテリー。
これには、技術班も多少だが改良しているらしいが……まぁ、ブラックホールエンジンや時流エンジンとかを使われるよりはマシだろう。
他にもグゥル自体にも武器は一応装備されているが、バルカン、ビーム、ミサイルがそれぞれで、コストパフォーマンス重視という事で、威力も決して強くないらしい。
ただし、その機動力だけはかなり高く、機体を運ぶという役目は十分に果たしているとか何とか。
ニーズヘッグも使えるって話だったが……正直なところ、ニーズヘッグにはそういうのは特に必要ないと思うんだけどな。
シャドウミラーの機体なら標準装備のテスラ・ドライブの類もなく、つまり推進剤の類も必要とされる訳だ。
もっとも、その推進剤がダラニの自爆での威力を大きくしているのだから……その辺りはそれなりに考えられていると言えるだろう。
「ダラニ、か。聞く限りでは十分使えそうな感じだな」
「でしょ? 後でこの意見を出した綾子を褒めてあげてね」
「そうだな。ダラニの件は助かった」
特に使い捨てに出来るというのが大きい。
つまり、これを分析されてもシャドウミラーの技術を盗まれる心配はないのだ。
……まぁ、バッテリーはちょっと弄ってるらしいが、そのくらいのリスクは仕方がないだろう。
「他には何かあるか?」
「うーん、五飛のアルトロンガンダムの件については言ったし……ああ、そうそう。スティングとアウルが、それぞれウイングゼロとエピオンに乗り換えたいって言ってたわね。勿論、色々と改修する事になるだろうけど。何か問題ある?」
「いや、ないが……乗り換えるなら、専用機を持っていないスレイの方が先じゃないのか?」
スレイは幹部の中でも腕の立つパイロットなのは間違いない。
そのスレイも、何だかんだと今はまだシャドウを――色々とカスタム化してるとはいえ――使っている。
なら、スレイに先に専用機をやった方がいいのではないかと、そう告げたのだが……
「ああ、そっちは大丈夫。ホワイトスターの方で、ヴァイクルのデータを不完全ながらも復旧出来たから、それをベースに新型機を作るつもりよ」
そう、レモンは告げるのだった。
後書き
アクセル・アルマー
LV:43
PP:5
格闘:305
射撃:325
技量:315
防御:315
回避:345
命中:365
SP:1987
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
努力 消費SP8
集中 消費SP16
直撃 消費SP30
覚醒 消費SP32
愛 消費SP48
スキル:EXPアップ
SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
念動力 LV.10
アタッカー
ガンファイト LV.9
インファイト LV.9
気力限界突破
魔法(炎)
魔法(影)
魔法(召喚)
闇の魔法
混沌精霊
鬼眼
気配遮断A+
撃墜数:1389
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