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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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9部 ViVid!
6章 たまにはまったりな日常
  報告

 もうすぐ日にちが変わる頃
ここ聖王教会では大忙しであった。
それもそのはず今までずっと眠っていたイクスヴェリア陛下が起きたのだ。
起きたと言ったら少し違うかもしれないが、小さい分身体をだし、半覚醒したのだから、
先程までお客としていた綾はもう其処にはいない。
連絡を頼まれたセインは、夜分遅いのはわかっていたけれど、一度高町家にTV通信を入れた。

「はい高町です」

「あ、なのはさんですか?」

「どうしたのセイン?綾ちゃんがなにかした?」

「イヤそうではなくて、報告をしたいことがありまして」

「私に?」

「正確にはヴィヴィオになんですか?」

「それならそちらに綾ちゃんが居たんじゃ?」

「綾さんに頼まれまして」

「どうしたの?」

「はい、イクスが一応起きたって言うか、出来れば明日ヴィヴィオに来てもらった方が早いと言いますか」

「そういうことなら多分起きてすぐに行くと思うよ」

「よろしくお願いします」

「他は?」

「あの改めて綾さんて」

「ん~どうしたの」

 なのはは詳しくセインの話を聞いた。
なんにヒットしたかわからないけれど、ダークモードに入っているのはわかった。
誰かわからないし、目的もわからないけれど綾ちゃんを狙っている組織がいるのは知ってる。
フェイトちゃんやティアが仕事の合間に調べているらしいけれど、情報が全く無いらしい。

「綾ちゃんの能力って私たちでも知らないことが多いから
一番詳しいのはフェイトちゃんだと思うよ」

「いえ、知っている人なら綾さんに喧嘩を売ることしませんって、
私もドクターのところで大蛇戦見てましたから」

「そっか?なに?」

「いえ、帰るときなにか影みたいな感じがしたから少し心配で」

「大丈夫、私がいるから、今忙しいんじゃないの」

「そうでした、スバルの方にも連絡入れないと、ヴィヴィオにお願いしますね」

「了解」

 この日は綾は帰ってこなかった。


「なのはママ~おはよ~、今日休みなのにどうしたの?」

「綾ちゃんがまだ帰ってきてなくてね」

「え!綾お姉ちゃんが帰ってこなかったって、喧嘩でもしたの?」

「違うよ」

「そうだよね、なのはママと喧嘩するぐらいなら大概の事は綾お姉ちゃんの方から謝るし、どうしたの」

「少し思い付いたことあるんじゃない、そうそうヴィヴィオビックニュースあるよ」

「ふ~ん、ビックニュース?」

 ヴィヴィオは食べながらなのはの話を聞いていた。

「イクスが目が覚めたらしい?」

「イクスが目が覚めたね・・・ぶぅ~」

 丁度朝の牛乳を飲んでいた矢先に牛乳がヴィヴィオの小さな口から出てなのはに当たるかと思いきや
その寸前で防御壁がありヴィヴィオにそのまま跳ね返った。

「ひどいよ~なのはママ」

「ごめんね、昔綾ちゃんにやられた事あってヴィヴィオならどう反応するかなって思ったら、私と同じだったから少し驚いちゃった」

 なのはは少し舌を出しながらヴィヴィオに謝り、ヴィヴィオは詳しく聞こうとしたけれど、なのは自信も詳しく聞いてないので聖王協会に来てほしいと言われたと伝言したら、すぐに行ってくるねと用意して出ていった。

「さてとこっちは良いかな
さてと綾ちゃんに連絡しようっと」

 なのははTV通信を使い綾に連絡を取った

「なのは・・・」

「くす、また何を考えてたの綾ちゃん」

「怒ってないの?」

「帰ってこなかったこと?
それとも新しい恋人がいるとか?」

「そんなわけないじゃん・・・帰ってこなかったことに対して」

「そんなことじゃ怒らないよ、まぁ連絡の一本は欲しかったけど、
深夜にセインから連絡が来て聞いたから安心はしたけれど」

「ん」

「悩みごと?」

「なるのかなぁ?」

「本当にどうしたの?」

「なのは達と生活しているのはすごく充実しているのになにか物足りなくて・・・
それが非常に悪い気になってきて・・・」

「綾ちゃんは・・・今ならヴィヴィオも居ないから帰ってきて話そう。
フェイトちゃんもいないし」

「うん」

 そうしてなのはは通信を切った。
なのはには綾が何で悩んでいるのか少しだけわかっているつもりだった。

 
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