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守護者に俺はなる!!!

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虹色の霧出現

ウソップ「とんでもねぇ市長がいたもんだなぁ。なんでもかんでも税金だっつって金を取りやがって!大体何が大盛税だよ!ボッタクリやがって!!」

ウソップは、先程ルフィが食べてた大盛パスタに大盛税を支払わされていたので腹が立っていた。仕方ねぇ。

ヘンゾ「すまん…皆」

ユウ「ほらウソップ、払った金少しなら俺も払ってやるからよ」

俺は自分の財布を取りだし、払った半分の金額を渡してやる。

ウソップ「ユ、ユウ…お前だけだよ。俺の苦労を分かってくれる奴は」

ルフィ「けど、何でおっさんが謝るんだ?」

ウソップ「お前、あの連中の話聞いてたのかよ」

ルフィ「いや、全然」

だろうな。ルフィは飯食うのに夢中だったからな。

ウソップ「いいか?このおっさんもボッタクリの仲間なんだ。コイツの妙な研究のせいで、皆の税金が無駄遣いされてるんだよ。ハァ…お前ホントに分かってんのか?」

ルフィ「いや、全然」

ウソップ「いいかルフィ、カタツムリっているだろ?」

ウソップがカタツムリを例えに話始める。それと同時に鐘が町中に響き渡る。

「おい!何事だよ!?」

「船だ!港にガレオン船がやって来た!!」

ウソップ「ガレオン船?」

町の人が話ながら港に走って行く。

ヘンゾ「ま、まさか!」

ルフィ「面白そうだ!行ってみようぜ♪」

ヘンゾとルフィが港に向けて走っていった。

ウソップ「おい!待てよルフィ!?」

ウソップもルフィ達の後を追い掛けていく。

ユウ「やれやれ」

ロビン「フフッ♪私達も行きましょう」

ロビンはそう言うと、俺の腕に抱き付いてくる。

ユウ(うおっ!む、胸が…)

ロビンの豊満な胸が俺の腕に当たる。

ビビ「ム~ッ!」

ロビンの行動を見たビビも、反対側の腕に抱きついてくる。

ユウ「ビ、ビビ?」

ビビ「ロビンさんだけズルいです!」

ロビン「あら、ごめんなさい。それじゃあ、3人仲良く行きましょう」

そして俺は、左右美女に挟まれながら港に向かうのである。

ユウ(しかし…あの日以来ナミを含めた連中、見境が無くなってきたよな。ま、嬉しいけどよ)

そして港に到着すると、既に多くの野次馬が集まっていた。

ルフィ「おぉ!デッケェ!!」

港には、巨大なガレオン船が停泊していた。

ロビン「随分と古い船ね」

ユウ「確かにな」

ヘンゾ「…タリエリシン号」

ウソップ「タリエリ…っておい!おっさん!」

あの船を見た瞬間、ヘンゾは何処かに走っていく。どこ行くんだ?すると、ヘンゾは前世で見た子供が足でキコキコ動かす車?見たいな物に乗り込み、海の方に進んでいく。

ルフィ「スッゲェェェ!!カッコいいぃぃぃ!イカす!スッゲェ!欲しい!絶対欲しいぃ!!」

ウソップ「いや、お前ならそう言うと思ったよ」

目をキラキラさせながら言うルフィに、ウソップは呆れながらそう答えた。

ユウ「さて、どうするかな」

ルフィ「俺達も行こうぜ!」

ウソップ「ま、そうなるわな」

ビビ「けど、ナミさん達もいないのに」

ロビン「航海に出る訳でもないから、大丈夫でしょう」

そして俺達はメリー号の所に戻り、タリエリシン号に向かった。到着すると、甲板にヘンゾが柱を触っていた。

ルフィ「お~いおっさん!ゴムゴムの~…ロケットォォォォ!!」

ルフィは腕を伸ばして乗り移る。

ルフィ「おっさん!あのボート俺にくれ!」

ヘンゾ「お前さん…悪魔の実の」

ルフィ「俺か?ゴムゴムの実を食ったゴム人間だ」

そう言いながら、自分の口を伸ばすルフィ。で、甲板に寝てるゾロを置いて俺達も船に乗り込み中を探索する。

ヘンゾ「あのマシーン、H1号をお前さんにやるわけにはいかんな」

ルフィ「え~!そんな事言わずにくれよ~!」

ユウ「諦めろルフィ」

そして俺達はキッチンに入る。中は食器洗いの途中のシンクや、火が点いたままの鍋。

ビビ「まるで、つい先程まで人がいたみたいな感じですね」

ロビン「そうね」

ユウ「ああ。食事も食ってた途中みたいだしな」

ウソップ「けど、船の中には人っ子1人いないぞ?」

そうなんだよな。皆して手分けして見たが、俺達以外誰もいないんだよな。

ヘンゾ「この船は…50年前に漂流した船なんじゃ」

ウソップ《big》「50年前!!?」《/big》

ロビン「とてもそうは思えないけど」

ユウ「間違いないのか?」

ヘンゾ「間違いない。この船はあの時のままだ」

するとヘンゾが背負っていた機械のアラームが突然鳴り出す。

ルフィ「な、なんだ?」

ヘンゾ「レーダーが反応している!こんなに強い反応は初めてじゃ!!」

俺達は急いで外に出る。すると目の前に虹色の霧が出ていた。

ロビン「あれが虹色の霧…」

ビビ「凄い…」

ヘンゾ「クッソォ!あのエンジン飛行じゃ沖まで出られんし…どうすれば…おぉ、そうじゃ!」

するとヘンゾは、メリーに乗り込み勝手に帆を張る。

ヘンゾ「借りるぞ!」

「「なにぃぃぃぃぃ!!!!」」

俺達は急いでメリーに乗り込む。因みにビビは俺が抱っこして跳んだ。

ルフィ「俺達の船を取るな!」

ウソップ「行きたきゃ、あのガレオン船で行けよ!」

ヘンゾ「…タリエリシン号の舵は壊れたまんまじゃ。ウェットンの手によってな」

ユウ「……」

やれたれ。仕方ない。どうせウチの船長は行くだろうしな。

ウソップ「おぉい…ホントに入るのか~?今まで、冒険家達が何人も挑戦して、1人も帰って来なかったんだろ~!」

ヘンゾ「入る。わしはその為に今日まで研究を続けてきたんじゃからな」

ロビン「怖いの?」

ウソップ「ここ、怖いわけないだろ。俺はグランドラインをまたにかけるキャプテ~ン!ウソップ様だぞ~」

物凄い声が震えてるぞ…ウソップ。

ビビ「ユウさん…」

ビビは怖いみたいで、思いっきり俺に抱きついている。で、それを見てるロビンが物凄いいい笑顔なんだよな…

ルフィ「お~!!虹の霧へ突入だ~!!」

中に入り進んでいくと、回りは沈没船が沢山ある。

ロビン「博士…ここは」

ヘンゾ「…エープスコンサートじゃ」

ロビン「エープスコンサート!?まさか…」

ビビ「な、なんですかそれ」

ロビン「1度入ったら、2度と抜け出せないと言われる…船の墓場よ」

《big》「「な、なにぃぃぃぃ!!?」」《/big》

ロビンの言葉を聞いて、ルフィとウソップは驚く。

ユウ「船の墓場か。確かに、こんだけの沈没船があれば、そう言われて納得は出来るわな」

はてさて、これから一体何が起きるやら。ウチの船長は楽しそうだし、ストッパーのナミもいないから、負担が全部俺に来るな。

ユウ「…泣けるぜ」 
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