魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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9部 ViVid!
5章 今日から明日へ
過去からの一歩 余計なお世話
スカイラウンジで一服
分かってはいたけれどヴィヴィオ達ってセレブなんだよなぁ
一般人は無限書庫は試用できないし、もちろんここも出来ない。
本局の本部だから当たり前かもしれないけれど・・・
書庫は誰でも使用できると思ってた。
県図書とか市の図書都かと同じたち位置とか思ってた。
俺がそんな馬鹿な感想をしていると周囲は独自に交流をもって会話をしてる。
さすが現役格闘家の皆様
熱い友情を築くのは早いみたい。
感想とかね
細菌兵器とかはバカだなぁと感じるけれど、
国を思う心や誇りは感じるものは大いにある。
あそこにいたら感じてしまうしね
雷帝の末裔のヴィクターは、すごく面倒見が良い。
心配性なのかもしれないけれど、
面倒見のよさはハリーとタメをはる感じ。
ヴィクターの方が周囲を見て行動すると思うけど・・・
チャンピオンのエレミアとは幼馴染みなのかすごく仲は良さそう。
感じがアリサとすずかの雰囲気に良く似てる感じがする。
なに話してるかはここからではわからないけれど、
アインハルトからなにかを感じたのかもしれない。
本当に精神年齢が高すぎる子が多い。
まずは様子を見てみる感じなのかもしれないな
解散間近にリオとミカさん、ディードの会話が聞こえてきた。
「ちょっと待った!」
「わぁ!どうしたんですか綾さん」
リオが驚いた感じに返事するのも当然だろう
いきなり体事割り込んだんだから
「リオ、おじいさんってもしかして」
「ご存じなんですか?」
「レイ・タンドラ氏でしょ・・・出来れば、出来ればだけど・・・私も行きたい」
「それなら一緒にいきましょう」
「楽しみ」
「でも良いのかい?本業は」
「ミカさん言わないで・・・本当に考えないとね」
俺が一瞬だけマジな顔をしたのを逃さないんだよな・・・
本当にこの人は競技選手じゃなく武術家だと思う
察してなにも聞かないのは助かるけれど
「あ、アインハルトさんは・・・」
「私もここで失礼します」
アインハルトはヴィヴィオとミウラに一礼をして歩きだそうとして振り返ったのだが、ヴィヴィオが前を遮った。
「あの・・・アインハルトさん・・・!」
「ヴィヴィオさん・・・何か?」
首をひねてヴィヴィオに問いただした。
ヴィヴィオもどう答えて良いかわからないみたいで戸惑っていると、
アインハルトはいつも通りの静かな声で語りかけ、
ヴィヴィオの後頭部に手をのせていた。
「明日は、学校も練習もお休みですが・・・
週明けに学校でお会いしましょう」
すみませんコロナさんティオを・・・」
コロナから預けていたティオ受け取り帰ろうとしていた。
「アインハルトさん!
今夜メールしますから」
振り返らずに片手をあげそのまま帰ってしまった。
4人何かを感じたかのように心配な顔をしていた。
小等部に心配かけてどうするんだろうね。
なぜかミウラも小等部に見えるから不思議
小等部3人を後ろからぐわっとする感じで抱き抱えるのが、
ノーヴェらしいけれど
「心配するな
今日と明日はそっとしておいてやろう
あいつにも考える時間が必要だ」
ノーヴェも何か考えてることはあろうに
まぁこちらは大丈夫だろう
「綾さんもヴィヴィオの事よろしくお願いしますよ」
「ごめん!私まだやることあるから、ヴィヴィオ帰れる?」
少し小バカにした感じで聞いてみた。
「綾お姉ちゃん、私もう10才だよ」
「だよねぇ。6才の時」
「言わない約束だよね」
「うん、ノーヴェの言う通り寄り道しないでね」
「もぅ」
「綾さん!」
「何ノーヴェ?」
「ほどほどにしないと怒られますよ」
「了解、私も明日の仕込みとかあるから行くわ。
ヴィヴィオ、なのはに少し遅れるって行っておいて」
「うん、早く帰ってこないとなのはママの美味しいご飯冷めちゃうからね」
「それは大変だからチャチャッとおわらせるよ」
「うん」
「トップファイターの皆様、翠屋とチームナカジマの事、よろしくお願いします」
「はい」
「あぁ任せておけってんだ」
エルス選手は控えめでハリー選手は勢い良く
本当に真逆のキャラって感じ
ハリー選手の後ろにいる子達も任せてみたいな感じ
「うん、言われれんまでもハルにゃんとヴィヴィちゃんとももっとお話ししたいし、
コロちゃんやリオちゃんともな」
エレミアはそう言ってくれて、ヴィクターもスカートを少し持ち上げご挨拶してくれた。
ばれたら絶対にヴィヴィオに怒られるけれどお節介しに行きますか・・・
街頭の上に立ち目標の人物が来るのを待ち続ける
人物が視界に入るのを感じるとすぐに封鎖結界をする。
「私に何か用事ですか?」
「驚かないんだ!ツマンナイ」
「ツマルツマラナイ問題ではないと思うのですか?」
「でもその年頃ならもう少し焦っても良いじゃんアインハルトォ~」
「そう言われましても」
「私にもヴィヴィオは知らないけれどさぁ、過去の記憶を持ってる」
「えっと、それで」
「そうそう、そういう驚いた顔がほしかった。記憶持ちは本当だよ。
お願いがあるんだけど」
「私に出来ることですか?」
「うん、私に断空拳を与えてくれないかな」
「お断りしますと言ったら」
「力ずくで・・・」
俺は一瞬だけアインハルトに向かって軽く闘気を放つ
俺は街頭から飛び降り一足間にアインハルトの間合いに飛びこむ
俺に向かってアインハルトの断空拳が襲ってくる
それを腹で受け止める。
来るのがわかっていればこれぐらいは魔法を使わなくでもダメージ無しでも受け止めれる
「どうした」
「断空拳を・・・」
「今の俺クラスがうじゃうじゃいる世界を知っている」
アインハルトの顔がこちらを大きな目で見ている。
「アインハルトが行きたいのなら、連れていける」
「是非」
「なぜ?」
「私の悲願は、守れなかった人を、
わかりあえないまま、
終わってしまった人を、絶対に守り抜くと誓えるほどに強くなることだからです」
「ただし片道切符になる可能性がある」
「でもそれが達成できるなら」
「人の生き死にがある世界だ!もしかしたらヴィヴィオ達とは世界が変わるかもしれない」
「悲願が叶うのなら」
「きっとそこの世界に行き、俺の知り合いの生きざまを見て生きてれば、その悲願は叶えられると思っている。
その代償として、今日まで親しくなった人たちと完全に世界が代わり交わらなくなる可能性がある。
それでも・・・?」
「出来るのなら」
俺は今の状態で出来る最大限の殺気を放ち、アインハルトに覇王拳を向ける
アインハルトは何かを諦めた感じで目をつむったのを見て俺は寸止めをした。
死を簡単に受け入れるやつをつれていくわけにはいかない。
そのついでに軽く裏拳で脳天をコツいた。
「対峙に諦めるな!
諦める奴になにもやらん
少し時間をやる。
今度俺の問いに受け入れるのなら連れていってやる」
「あ、はい」
多分この優しい少女に戦場はあわない
きっとヴィヴィオがどうにかするだろう
「あ、あの本当に強くなれるのですか?」
「戦っていないからなんとも言えないけれど、今の状態でもエレミアぐらいならね」
クリステラ状態ならわからないけれど、この状態でも負ける要素はない
頭がカチ割られても、骨が折れてても戦う人達を見てれば
あれぐらいは許容範囲だ
反対に自分等が人間離れしてるとも言える。
「諦めさえしなければ、今の戦場でもアインハルトなら強くなれるよ
行きなりすぎたね、またね」
俺は封鎖結界を解き、家路に帰った
「綾さん、なにしに来たのですか?」
「なにか思い詰めてる感じだったから、気になっただけ、なにか出来ないかなって」
「あ・・・ありがとうございます」
「なにも出来ないしね、帰る」
「お疲れさまでした」
頭を下げ見送ってくれるみたい。
俺は家に帰った。
「ただいま」
「あ、お帰り~」
「一緒にお風呂入ろ?」
「綾ちゃんごめん!ヴィヴィオと入ちゃった。」
「うそ」
「ヴィヴィオ~」
二階からすぐにヴィヴィオが降りてきた
「なんでなのはと一緒に入ってるの?」
「だってなのはママからのお誘いだったから」
「子供が出来るとそっぽを向かれるって本当だったんだ!」
俺は残念そうに言ってみる
「もう!綾ちゃんそんなことぐらいで落ち込まないでよ」
「そんなことじゃないもん」
「そんな子供みたいに」
「なのはと入るの楽しみだったんだから、まさかヴィヴィオに取られるとはおもわないじゃん」
「お姉ちゃんはこの時間までどうしたの?」
「なのはを取ったヴィヴィオにはなにも教えてあげません」
「アインハルトさんにはナニモシナクテモ良いからね
私がお話をつけるから」
「お話?」
「うん、模擬線をしてお話しするの?」
あ~高町式交渉術ね
そんな所までになくても良いと思うんですけれど
「了解、なんで私が手を出すと」
「綾お姉ちゃんアインハルトさんみたいな人掘っとけないでしょ」
「あはは、私もみさせてもらおうかな」
「うん」
「でも、その前になのはと一緒にお風呂に入った罪を数えてもらう」
「もう!そんなことで怒らないでよ」
「名のはママ、モテモテだね」
「ヴィヴィオ!」
そういいながらヴィヴィオは上に退散していった。
「綾ちゃんアインハルトちゃんに何かしたんでしょ」
「そんなに悩んでるのならめんどいから、アシュリアーナに送ってあげようかなって」
「綾ちゃん、外国に行くみたいに」
「行けるよ、あれから何年たってると思ってるの、次元跳躍みたいな呪文は完成させてるって、
また同じような状況担っても困るから」
「あははは、本当になんでもありだよね」
「想像できるものならね、時間をかければ作るよ、魔法なんだから、一緒に入る件は?」
「にははは、今日は断りで、あまりアインハルトちゃんとかに手を出すと嫌われるよ」
「了解、っで一緒に」
「いつも一緒に寝てるでしょ」
「だねぇ」
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