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転生貴族の銀河

作者:ドンコ
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第二十六話

自由惑星同盟ではイゼルローン要塞攻略に失敗し、一方的に敗戦した事に問題の責任問題に成っていたがしかし、今回の戦争が政治家の投票率アップと人気取りである事がTVでクローズアップされていた。

政治家に裏金を送っている企業等の情報が表に出てしまったのだ。

それを仕掛けたのはロルフで同盟内に潜伏させていた草を二割程使い、情報をリークしていた。

政府が対策をする前に、ネットに拡散させ状況を不利にさせ状況証拠もネット上に拡散、裏金も口座や別荘に隠していた金品を大々的に公表されていた。

ここで警察が動いたが政府の上からの圧力で沈静化を謀っていたが、逆にその情報が拡散し同盟は混乱に歯止めなく混乱の渦の中にいた。


多くの政治家がその渦中で捕まりそして、繋がりが有る企業も連鎖的に捕まる。
無制限のループに嵌り汚職政治家、警察、軍関係者が捕まってしまった。



その中でも一番のニュースは最高評議会の会議の録音データが流れたのだ、それも次回の選挙で今回の進攻作戦で勝利を勝ち取れば皆が当選するという話だった。

そして盗撮映像も流れてしまった。

問題は、今回の出征が議員が当選する為の戦争であるということだった。


これを重く見た軍部は全惑星に対して映像を流した。

前統合作戦本部長・宇宙艦隊司令長官は今回の敗戦の責任を取り辞任した。

軍部はシトレ&ロボスが後を引き継ぎはしたが・・・


「シトレこれはいかんぞ、退役をする者が多すぎるぞ。これを見ろ」

「何だと、いかんぞそれは今でさえ何とか軍の体制を整えているのに500万人の退役など・・」

「どうする」

「何とかしないと、案は無いのか」

「無いから来たんだ」

「・・・・・落ち着こう」

「そうか、そうだな・・・」

「問題は政治家の汚職と・・・」

「当選の為に出征だ、お前も外れを引いたな。だがコレを気に何かを変えれば軍に追い風になるだろう」

「そうだな・・・・・」

「直ぐには出ないだろうが、部下達には通常の任務で精一杯だしな」

「分かっている、俺達二人が大将でツートップだ責任は重い、確実に行くとするか」

「それがいいな、一気に解決など出来ん二、三年は出征は出来んが遅くとも確実に進むか?」

「そうするのが一番だろう、守勢にか」

「政治家がどうするかだな」

「未だに政治の腐敗はニュースになっているが」

「俺が何とかする」

そのまま平行線で話は進まなかった







プラネート




「同盟は汚職で政治家の問題が大きくなり、暫くは攻めて来れないだろうな」


「この気に攻めますか」

「止めておこうか、今が戦力の増強と訓練で精鋭にする事に従事する」

「では、訓練また訓練ですな」

「このプラネートを移動式要塞にし戻し、侵攻する。既に三長官には報告してある」
全員を見渡し、そして

「全員聞いてくれ、これから訓練に入るぞ。1年後に侵攻する同盟は混乱の中にある、そこで宇宙艦隊が20個艦隊に総勢この要塞の直属艦隊で30個艦隊を作るぞ。」

皆は静かに次の言葉を待っていた。

「いいか、1年後に侵攻するぞ。それまでに艦隊を整えろよいいな、この1年で全てが決まるぞ」


「この世の戦争を終わらせようか、無人艦隊を増産体制に入っているのでこのまま無人艦隊で同盟の息の根を止めようか」

「しかし!1年で無人艦の対策もあるかと思いますが」

「それは想定内だ、しかしだ、無人艦は敵に知られていない。
知ってはいるがだ、その存在は秘匿出来ているし新たな対策もしている最中だよ」

「しかしですが、政治の混乱が終わったら次には正常化して行きますが」

「安心しろ、まだ爆弾はあるから正常化して来たらもう一度爆弾を落とすさ」

全員が全員凍りついた。

同盟の裏を知り尽くしていると言っているのと同じ言葉だ。




帝国暦481年11月


イゼルローン要塞



「今帰ったよ」

「「お帰りなさいませ」」

「二人共元気そうで何よりだ、暫くは暇になるから二週間の休暇だ」

「では、ゆっくりしてください。」

「三日後にはオフレッサーの家に遊びに行く事になっているので」

「では、ケーキを焼いて行くのですか」

「そうだね、それと今はワインが欲しいね」

「それでは直ぐに準備致します」

「うん、宜しく。ジークにラインハルトは二週間の自由時間をやるから遊んで来い」

「「はい」」


それからは希の休みに家族サービスで時間が過ぎて行った。

休みも良いものだ、子供跡継ぎも作らないと行けないし少し疲れるが・・・・

最近自分が猿になった気分になっている。




イゼルローン要塞は既に改良が進んでいる。


モルト大将からの報告を受けていた。

「総司令官の予想された通りに貴族などの横領が多発しています」

「良いね、では摘発も上手くいっている」

「はい、将官に佐官等が多数憲兵に捕縛されています」

「予定の範囲だ、全員をオーディオに送れ三長官には連絡を入れておくし陛下がな」

「はい、私にも勅命がおりました」

「だろ、だから気にしなさんなモルト大将」

「はっ」





とある施設



「それで生産ラインは順調に」

「はい、100隻単位での生産コストも7%は下がりましたし性能も上がっています」

「やはり、移住空間が問題であったか」

「はい、それにレーザーを弾く塗装も完成しましたので順次塗り替えが必要になるでしょう」

「1年でそれも可能かな」

「生産ラインに入っていますのでコストは別に掛かりますが、戦いでは損傷が30%は減るかと」

「30%もかそれは凄いな」

「はい、最低30%ですはい、ミサイルやレールガンはどうしようも無いですがそれでもレーザーが主体での戦いですのでどうなるかは実戦での検証が一番です」

「成る程それもそうか、しかし30%は凄いな」

「無人艦にも最低限塗布しますので全体の数字も上がります、無人艦はダメージにも強いですからね」

「良い事だ、良い話も聞けた事だし410年物があるが飲むかね」

「是非にいただきましょう」




 
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