ヘタリア学園
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第六千九百五十四話 三代目も
第六千九百五十四話 三代目も
日本で今分裂して抗争を行っている全国規模の暴力団組織について日本はイタリアにお話をしました。
「元々神戸に拠点があるのですが」
「そのお話はさっきしたよね」
「はい、実は終戦直後ですが」
第二次世界大戦の直後のことです。
「私も非常に弱っていて警察も」
「力が弱まっていたんだ」
「それでとある国の方々が」
好き勝手をしていたというのです。
「進駐軍にもそうした人がおられましたが」
「あっ、金閣寺でもそうした場面あったね」
イタリアは三島由紀夫の作品を思い出しました。
「あれは犯罪じゃなかったけれど」
「宗教的にはまずかったですね」
「とにかく治安が悪くなっていたんだ」
「それで自警団が出来まして」
「それ兄ちゃんのところもだよ」
「それを指導していたのがです」
その筋の人達だったというのです、この組織はこうしたことからも勢力を伸ばしていったのです。これはいいことと言っていいですが。
第六千九百五十四話 完
2018・4・5
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