ヘタリア学園
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第九千九百三十四話 十七世
第九千九百三十四話 十七世
その亡くなった人の状況を聞いてフランスも眉を顰めさせていました。
「まだ子供だからな」
「幾ら何でもですね」
「酷過ぎたな」
「はい、流石に問題になりましたが」
「ジャコバン派はその辺り無茶苦茶だからな」
実はフランスもこの時忙してどうにも出来なかったのです、しかもフランス兄妹にも事情は知らされていませんでした。
「手遅れになるのもな」
「当然の結果でしたね」
「ああ、けれどな」
「今回のことはですね」
「その話が本当だったらな」
妹さんのお話がです。
「俺達はまたしても謎にぶち当たったことになるな」
「そうですね」
「それ御前が見たんじゃないよな」
「検死の方から聞いたことです」
妹さんはこうお兄さんにお話しました。
「ですから真実は」
「わからないか」
両親を失い自身もとんでもない仕打ちを受けて亡くなった王子はどうなったのか。そのことも謎なのでした。
第六千九百三十四話 完
2018・3・26
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