ヘタリア学園
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第六千九百ニ十六話 調べると
第六千九百ニ十六話 調べると
フランスはその囚人について調べて驚きました。
「何だこの囚人」
「おかしな方ですのね」
「ああ、おかしいなんてもんじゃねえぞ」
こう妹さんにも言います。
「いつも鉄仮面を被っていてな」
「鉄仮面をですか」
「ああ、しかも食事の時は王様の礼を周りが採るんだよ」
「王様のですか」
「服も豪華でな。あと手紙を外に落としたことがあるらしいな」
「字が書けるのですか」
「そうみたいだな」
当時は貴族等限られた人達だけが出来ることでした。
「それを漁師の人が拾ったら監獄長が飛んで来たらしい」
「監獄長自らが」
「それで手紙を読んだかって聞いて漁師の人が字が読めないって言ったらな」
「まさか」
「御前は運がいい奴だって笑って言ったそうだな」
果たして読めていればどうなっていたか、もうこのことは考えるまでもないことでした。
どうもこの囚人は物凄く不思議な人それも王様と関係がある様だとです、フランスは調べてわかりました。
第六千九百ニ十六話 完
2018・3・22
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