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レーヴァティン

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第四十六話 忍の者その七

「御前は俺達の時代なら性犯罪者だ」
「児童何とかに引っ掛かるんやな」
「そうなっている人間だ」
「確かにそれがしの好みど真ん中直球や」
 つまりストレートだというのだ。
「かみさんはな」
「ではやはり性犯罪者だな」
 起きた時の世界ではというのだ。
「注意しろ」
「いや、けどかみさん十八やで」
「何っ!?」
「それがしかて年齢はわかってる」
 法律に触れるかどうかはだ。
「それでや」
「奥さんの年齢もか」
「ちゃんとわかっててな」
「それでか」
「結婚したんや、まあこっちの世界では結婚の年齢制限はないけどな」 
 だから幼子でも夫婦になっていたりする、それこそ武田信玄や織田信長の様なかなりの早婚もあるのだ。
「それでもや」
「俺達の世界の人間だからか」
「そこはどうしても意識してや」
「奥さんの年齢も確かめてか」
「結婚したんや」
 そうしたというのだ。
「そこは安心してくれや」
「この外見で十八歳とは」
 良太も耕平の妻を信じられないといった顔で見つつ言う。
「信じられません」
「若作りって奴やな」
「本当に年齢を間違っていませんか?」
 かなり真剣にだ、良太は耕平に尋ねた。
「この方は」
「ほんまに十八やで」
「ううむ、そうなのですか」
「ちょっと若く見えるだけでな」
「ちょっとどころではないです」
「相当にかいな」
「そうです、十二歳かその辺りと言われても」
 もっと家が初潮もきていないとだ、良太は内心そう思ったがこの表現は生々しく品性もどうかと思ったので出さなかった。
「信じます」
「それがええねん」
「いいのですか」
「所謂合法やな」
 合法ロリ、年齢的にはセーフであるが外見的にはアウトであるということだ。日本では女性声優でこうした人が多いという。
「最高やろ」
「やはり貴方は」
「ロリっていうんやな」
「若しこの方でなかったら」
 その子供にしか見えない妻を見ての言葉だ。
「大変です」
「あっちの世界でも好みは同じでや」
「まさか」
「そや、女の子は一五〇位で童顔や」
「そして理想はですね」
「こっちの世界のかみさんや」
 その彼女を見ての言葉だ。
「何というてもな」
「年齢は十八歳以上ですね」
「自称二十歳はあかん」
 そうした女性はお断りだというのだ。
「その後が怖いさかいな」
「ある成人漫画の様にでござるな」 
 智の顔は引いたものになっている。
「小学生、中学生が出て来る」
「ああいうのはな」
「貴殿もでござるな」
「あかん、それがしは法律は守るで」
「だから年齢は考慮に入れているでござるか」
「小学生や中学生に手を出してみ」
 彼等の本来の世界で現実にそうすると。
「ガチでお縄や」
「そうした映像を持っていてもでござる」
「それがしは法律は守る」
 そこは絶対でというのだ。
「それでや」
「そこはでござるか」
「ちゃんとしてるわ」
 こう言うのだった。 
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