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ヘタリア学園

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第六千九百話  仁義なきリゾート地

第六千九百話  仁義なきリゾート地
 ルクセンブルグはさらに言いました。
「あの、本当に怖い人がリゾート地には」
「マフィアの人がたまたま来てることはあるかも知れないよ」
 ロシアはルクセンブルグに微笑んで答えました。
「けれど日本君のあの映画みたいなことはないから」
「それはいいけれど」
「僕のマフィアは確かに過激だけれどね」
「金子信雄さんや菅原文太さんはいないな」
 このことをかなり真剣に聞くモナコでした。
「教え子が目の前で蜂の巣にされる元先生も」
「吉田義夫さんが凄い好演だったらしいね」
「いないな」
「いるかも知れないけれどね」
 否定しないところがロシアらしいでしょうか。
「今の僕の上司の人はそうした映画の人レベルじゃないし」
「そこでそう言うか」
「けれどウラジオストクは当時の呉じゃないから」
 それでというのです。
「まあそんなことはないと思うよ」
「思う、か」
「妙に引っ掛かるんだけれど」
 何しろロシアですし軍港ですし、でです。マフィアの人達がそんなことをしているのかと思うのでした。


第六千九百話   完


                  2018・3・9 
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