転生貴族の銀河
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第九話投稿すます
帝国歴479年2月
新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)
毎度の事でケーキを朝早くに焼いて行く準備完了し、護衛と高級車!特別防弾車で向かう事になる。
「姉様腹デケェし」
「久しぶりに会うのに一言目がそれですか?」
「はいケーキ作って来ました、最近は食欲旺盛と聞いて来たんでアップルパイとチーズケーキね」
「有難う、座って無事に帰還してくれて嬉しいわ。それに最近はパウルの報告が面白くてね」
パウルは『闇の目』の一員として働いてるみたいだが・・・
「ロルフ良く帰って来たのう」
「陛下!昨日帰還しました。謁見の間では無く此処に来るようにと父に聞いたので」
「うむ、ケーキを儂にもくれるか」
「姉様のお腹も順調で何よりですが大き過ぎる気が?」
「何だ言っておらんかったのか双子じゃぞ」
「・・・・・双子!」
驚く俺を見る陛下に姉様は笑っている
「それは喜びが3倍になって嬉しいです」
「有難う」
「時にイゼルローン要塞に行くのか?」
「三長官の命令ですから命令なので仕方が無いですね、一艦隊司令官が三長官の命令に逆らう事も出来ませんのではい命令です」
「そうか命令か、しかしなそれではケーキが食べれんナ。シュザンナも悲しむだろうし」
「陛下何とかなりませんか、もう直ぐロルフも結婚の話も出ていますし」
「そうだの・・・・三長官に聞いて見るとするか」
ヨシ!成功だこれで三長官がふっふふふふふ
でも!ケーキがキーワードなのか?
「パウルが面白いと言ってましたが何かあったのですか」
「私の実家にね色々と仕掛けてくれたのよ」
「成る程、仲が悪かったっすねパウルには最適な任務でしょうね見たかった」
「それと16家の貴族が資金難に陥り莫大な借金を背負い返せなくなったので、当然だが既に帝国騎士にしたぞ領地も何もかも返還させた」
「それってもしかしてパウルが?」
「そうじゃ、貴族間で騙し合い乗っ取り等をしていた馬鹿者じゃ」
「そうですか・・・・」
「オーベルシュタインに褒美をと思ったら何もいらんと言っておったが何か無いかの?」
「何でも宜しいのでしょうか」
「なんでもだぞ」
何やら考えがあるのじゃな
「劣悪遺伝子排除法の完全にこの帝国から無くして欲しいのですが、同法の有名無実化していますが、それでも尚苦しんで居る者が大勢いるのです。
・・・・パウルは両眼が義眼ですので」
「苦しんで居る者がいるか・・・・・・
良いだろう、既に名無実化しているのならそれも良いだろう。
今年の方針としては遅いが来週に発表するとするか、他には無いかの出来れば他にも皆を驚かせたいのじゃがのう」
ニヤつく陛下は最近特に悪戯が好きになって来ている!
リヒラーデの爺様が言っていた俺の責任だと笑いながら言っていたナ
「他にですか、帝国軍の捕虜となった者を蔑む事を禁止されては!彼らは命を懸けて戦いそして捕虜になりました。
内務省社会秩序維持局は彼らを帰還後に逮捕し家族も捕まり不遇の未来しか有りません。
愚劣な指揮官の為に捕まった彼らに慈悲を」
「分かったが問題は社会秩序維持局が黙って手を引くかが問題じゃな」
「彼らの事は陛下の直轄領に移住させては如何ですか?
恐らくはそれで彼らの陛下に対して忠誠心が大いに上がる事でしょうし何よりも帰還した兵士と家族が幸せになるかと」
「ふむ、面白いな儂の言う事も聞かない者達に一泡吹かせてやるのも良いものじゃな。兵士の移住にはロルフの艦隊に手伝って貰いたいのだがナ」
「全力でやらせて頂きます」
その後帰宅してから
「パウルよい」
「はっ」
「今度な来週に劣悪遺伝子排除法を無くすことに決定したぞ!
陛下がパウルに対しての褒美は何が良いかと言っていたので言ってみたらこうなった」
パウルは両眼を開き
「真ですか?」
「真ですですよ、それに410年物のワインも10本頂いたぞ」
「・・・・・有難うございます」
深く深く頭を下げるパウルの目には涙が・・・・・
「うん、パウルの今迄の功績に対しての褒美だし俺には関係無いよ飲むか?」
「是非・・・・」
嬉しいんだな
俺は自分で準備を始めてパウルはソファーに座らせた
「では・・乾杯」
「美味いですね、本当に美味いです」
「そうか、序にな捕虜になった帰還兵の待遇改善もする事になったのだがな?我が艦隊が陛下の直轄領に移住させる手伝いをする。
頼めるかナ」
「無論です、直ぐに動きます」
その後パウル・フォン・オーベルシュタインは直ぐに配下の者を集め帰還兵のリストを作成し、全員の所在を調べ家族も同時に移転計画も我が家が誇るコンピューターで作成して行った。
俺は翌週まで三長官から逃げ続けていたのだ!
何処にいたか!旗艦にひっそりと戻り参謀達と話もあったので・・・・
文官武官百官を揃え行われソコで皇帝から!
新無憂宮ノイエ・サンスーシー
「劣悪遺伝子排除法を無くすことにした、今この瞬間に劣悪遺伝子排除法は廃法になった事を宣言する。
そして帰還兵に対する弱者と決めつける事を禁止させる、内務省社会秩序維持局は全ての帰還兵に対しての接触を禁じる。
帰還兵は全員我が直轄領に移住させる事とする。
ロルフ・フォン・ジークヴァルト上級大将は責任者として帰還兵の移住を命ずる」
「はっ、我が総力を使い移住計画を実行します」
「頼んだぞ」
「三長官は話が有るので臣と共に後で陛下の元に」
「「「はっ」」」
まさか・・・・ロルフが・・・・・・
と!思ったりした三老人がいた其処に
「陛下、三長官を連れて来ました」
「うむ、三長官よロルフをイゼルローン要塞に行かせるらしいが今回の件で忙しくてな、スマンがその命令を何とかしてくれんか」
ヤッパリ、陛下に命令と言いやがった
「陛下の命に従います」
「そうかすまんな、流石に三長官の命令には逆らえんと言って居ったのでな心配が一つ減って何よりじゃ、他に捕虜の交換は出来んかの?」
「捕虜の交換ですか規模は」
「聞けば300万人からの者が捕虜として監禁されていると聞くのでな、出来るだけ多く」
「御意に従い話を進めます」
「頼んだぞ、それとロルフは上級大将にはまだ自分は早いと言っておったが経験を今は積むしかないかの?儂は国務尚書と話があるのでな」
三長官が部屋を出た後に
「ロルフの言っていた件は確認できたか」
「はい、確認できました。まさかその様な事がと疑いましたが事実です今から出来る事はやらねば人類が亡びます」
「そうか・・・成らばやらねば」
二人は深刻な顔で黙り込み時間が進むだけであった・・・・・
軍務尚
三長官が集まり相談していた
本来の原作では仲が悪かった皆が一人の人物の効果で
「奴はやはり命令と陛下に言ったのだな」
「ムカつくが奴ならするな、どれだけ困らせるのだ我らを」
「全ては陛下のお言葉があるのだから仕方がない」
「しかしだ彼奴の思うが儘に進むのも面白く無いナ」
「昇進させよう、これ以上は昇進したくないと言っているらしいぞ。責任に自由が無くなるとか言っているらしいと聞いたが」
「成らば宇宙艦隊の副司令長官にすれば良い逃げているが命令で呼ぶか」
「面白いな、副司令長官にして扱き使ってやる」
未来の扱き使う姿を想像して悦にに浸っていた
「今回の陛下の勅命を成功させ上級大将だから捕虜交換の責任者にし功績を立てていけば良いだろう」
「そうだな、まだ早いと言っているが我らが陛下に進言しよう!若くても実力はあるので是非に元帥とな、25歳までは予備役にはならないと明言していたのだ元帥にして逃げ道を潰すか、部下を見捨てるのかと言えば良いのでは身内に甘いからな」
「秘密裏に進めるか」
「そうしよう、今はサイオキシン麻薬で門閥貴族が多数滅んで艦隊が三つほど追加出来たのは朗報であろうが」
「だが、将校が能力ある指揮官が居ないのだ。貴族の馬鹿者には任せられんぞ実戦で足を引っ張りあう馬鹿は必要ない、能力と協調性が無い者は司令官にはできんぞ。陛下が馬鹿を司令官にするのを良く思わんだろう」
「確かに陛下は最近変わられた、それも歴代の皇帝陛下の中でも今の皇帝陛下はトップクラスの対応力に指揮能力・オーラも感じるそれにロルフは陛下の言葉には素直に従い別人だ」
「これから我らは兵士の下級兵士の事も考えて動かなくては」
三長官が黙り込み・・・・・
参謀長と副官に
「陛下の勅令で帰還兵を陛下の直轄領に移住させる事になった、それは我が艦隊が責任を負いしなければならないパウル」
「はい、既に帰還兵の割り振りは出来ていますしその家族も会わせて今回は70万人です。ですが総勢は十倍を超える数になるのは確認しました。
どうしますか?」
「今回は70万人を輸送艦隊を使い移住計画を遂行します」
「ルーディッゲ中将に任せようか、彼はもう直ぐ60歳だ息子も既に准将になっているし引退の時期だ、男爵から子爵になる事に決まったので勇退だな」
「では、他にもいるが事を進めようか」
「ですがです、若を昇進させ扱き使うと三長官が言っているらしいのですが」
「・・・・なんとか回避しようか、元帥何かになったら困るぞ仕事が増える」
何故イゼルローン要塞からオーディンに来ているかと言えば簡単な話である。
バルツァー中将をイゼルローン要塞の駐留艦隊司令官に任命
モルト少将を中将にし要塞司令官に任命
(モルト中将は本来ならこの後に皇帝誘拐の責任を取り自害する事になっていたがロルフはモルト中将の実直さに好意を抱き参謀件護衛隊の責任者にしていたのである)
他に38歳で士官候補生時代に教えを受けていたクリスティアン・ウェイランド中将をイゼルローン要塞の最高司令官代理に任命
(基本的に温和で話を良く聞き生徒からの人気はダントツの一位だった。
指揮能力!統率力も十分に有りメルカッツ副司令官と合流する前は副司令長官として支えてくれた信頼も厚い人物であった)
ジークヴァルト伯爵領に戻り休暇を取ろうとしていたが三長官から順番に連絡が有り「報告に戻って来い」と言われ泣く泣く戻り!
幸運が一つあったのだった。
「息子殿よ昇進おめでとうでな明日陛下がケーキを持ってベーネミュンデ侯爵夫人の所に来るようにとのお言葉だ」
「パウルよい、明日の謁見の準備の為に残念ながら後日軍務尚に行くと伝えてくれよ後日ね」
「分かりました。行かないのですね」
後書き
お気に入り感謝です。
ページ上へ戻る