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転生貴族の銀河

作者:ドンコ
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第三話

 
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第三話

帝国歴478年7月


オフレッサー屋敷

大将になり面倒な護衛が増えてしまい、動くにも護衛が付いて来るのだ。
護衛は昔から居たが最近は中将になるまでは無視して一人で行動もしていたが今はもう既に無理な状態にある。
もし!上級大将になったらと思うと憂鬱になる


ドアが開き大きな熊が入って・・・・

おっと違うな、オフレッサーがきた

「よぉ~大将殿、我が家にようこそだな」

「卿に並んだが世の中上手くいかんな、二十歳で大将になったはいいが面倒が増えてイヤになる。
俺の予定では地道に憲兵隊で悪さする馬鹿共を捕まえて、憲兵隊の粛正をしてから馬鹿共を捕まえて・・・・」

「そんなもんだぞ、俺も大将になり装甲擲弾兵副総監になったが毎日書類と格闘だ、酒の量が増えていると女房に叱られた」

「それなら明日にでも酒を此処に届けよう、今は黒ビールを飲みたい気分だが」

「そうだな今日は熱いしな、おいキンキンに冷えた黒ビールを持って来てくれ他につまみも頼んだ」

「それで、今回は惑星カプチェランカに行く事になった、二週間の休暇の後にな俺は全員を連れて帰る事にした。
あそこはそこまでしても守る事は無いと俺は思っているのでね」

「良いのか!連れて帰るのは良いが、それで軍令違反にならんか?」
俺を心配し聞いて来るが

「それは問題無い、許可は取ってあるし問題は門閥貴族だな」

「そうだな、だがなブラウンシュヴァイク公は賛成する可能性が有るぞ。陛下の口から撤退もしなくては無駄に兵士が死んでしまうと言われたらしい、それでブラウンシュヴァイク公はその事で軍と連絡を取っているらしいのだ最近聞いているぞ」

「あの男が・・・・・
門閥貴族のボスがねぇ~」

「話してみろ、悪い事は言わん何か話に乗ってくれるかも知れんぞ」

「分かった、アポ取ってくれるかいパウル」

「早速、魔人様TV電話お借りしても」

「勝手に使ってくれ」

「分かりました、では」

パウルはオフレッサーを魔人と呼んでいる、オフレッサーは影で悪口を言う者には怒り出すが、本人の目の前で堂々と魔人様何て言うパウルの度胸が気にいってるらしい

「それとだが、今回はパウルを残して行くので少し手伝ってやってくれるかい?」

「彼奴を残して行くのか?副官はどうするのだ」

「沢山いるのでね問題無いよ、それに貴族の馬鹿を罠に嵌めて大儲けするからさ勿論手を貸してくれるんでしょ」

「貴族を罠にか良い感じにやりがいがありそうだ、協力するぞ」

「それでは頼んだよ、資産運用は順調だしフェザーンの経営している企業も人材を引き抜いて動けなくしているから比較的楽に買収してるし」

「悪どい事してるな合いも変わらず、前に聞いたがフェザーンの帝国資産の吸い取りだな」

「そうなんだ、馬鹿貴族はそれに気付かずにフェザーンに資産を吸い取られている、それが現状だしね」

話をしているとパウルが戻って来た

「アポが取れました、三日後に宮廷で密かに合いたいとの事でした」

「密会か・・・・分かった」


その後は帰宅し

リビングに行くと珍しく父さんが酒を飲んでいた!

「ベーネミュンデ侯爵夫人が御懐妊されたぞ、それでお前に来て欲しいそうだぞ。陛下に今日言われてな、大事な弟に祝ってほしいそうだ三回目のご懐妊で心配もあるのだろうな。
昔からお前も世話になっているんだ、何か土産に明日行けこれ決定な」

「そんな・・・・勝手なって姉さまに久しく逢って無いし分かったよ。
それと二週間後には艦隊を率いて三か月位は帰らないからね、パウルは残して行くからさ馬鹿貴族の駆逐の為に宜しくね」

「珍しいなパウルを・・・・・パウル居なくて大丈夫か?」

「モラウが居るし大丈夫だよ・・・・・・たぶんね」

「ケスラーは任務が終わり他は大丈夫か?」

「メルカッツ中将も副司令官にして連れて行くから大丈夫だよ、艦隊の規模は三万隻に同盟の無人艦隊も使う予定だしね、楽しみに待っててよ」

「分かった、しかし二年もしないで大将かどんなもんだ今の地位は」

「父さんは軍歴無いしね、面倒で窮屈だよ本当にさ三長官は何時も怒っているし、もう好きにして良いと今日言われたよ」

「お前は昔から何故か問題を大きくしてから解決してるしな、陛下は面白いと言っておられた。
これからも面白い事をしてくれるだろうと期待してるので期待に応えろよ、士官学校卒業と同時に准将にしたのは面白いものが見れるからと期待してだ」

「俺は珍獣扱いかよ」

「まっそんなとこだな、だがその期待に応えているからこその期待しておられるのだ。艦隊も好きにして良いと言われただろう」

「それもか!どんだけ面白いんだ俺は・・・・」

「リヒテンラーデ候も楽しんでいるぞ、門閥貴族を陥れる手並みも鮮やかで自分も10歳若ければ共に暗躍していると言っていたぞ」
父さんその笑いは怖いっす

「それって全部パウルがやった事でしょうが、俺じゃないし・・・・・」

「良いだろうが、お前が考えてパウルが実行しているんだ、お前がやってるのも同じだぞ。エリノルも兄様の手伝いをしたいと言っているぞ」

「・・・・・・何故知っているの?エリノルはまだ12歳でしょ?」

「 レーデラーがお前の活躍を教えているらしいが、まだ領地からは出さない事にしている、何するか分からんからな行儀作法も未だ・・・・・」

「もしかしてまた勉強しないで企業の乗ったりやってるの?」

「やってるぞ、フェザーン資本の企業を買収してバラバラにして利益を出しているが・・・・・」

「安全は確保してるよね」
ジト目で父さんを・・・

「無論だ、もう既に何人者刺客を捕まえている、今は刺客の背後関係を洗っている段階だが7割がた裏は取っている」

夜は静かに闇が濃くなっていくのだった。 
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