転生貴族の銀河
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第二話
今、俺は分隊3500隻を率いて訓練に勤しんでいる。
准将が20人で各150隻を配下に従えている、俺の下にはウルリッヒ・ケスラー少佐を無理矢理俺の艦隊に引き込んだ。
(期間限定でだが)
・アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト大尉
実家には我が家から資金を融通し貧乏貴族では無くなっていた、それで縁を結び俺の艦隊に誘った。
・パウル・フォン・オーベルシュタイン中尉
8歳で初対面し、そこからいじけていた本人に色々と話しかけて三年掛かったが俺には心を開いてくれた。
本人曰く、家族にも邪険にされている自分に世話を焼いてくれ信じられるのは俺だけだと言っている、性格は少しずつ明るくなっているが冷静沈着でアドバイスはしてくれるが!
馬鹿貴族相手に俺の敵を罠に嵌めている。
宇宙海賊を退治して回っていた半年間程ね、で!ロイエンタールにビッテンフェルト、二人を卒業後無理矢理この艦隊に???
強制的に連れて来た。
この後に宇宙艦隊司令長官グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー元帥と統帥本部総長シュタインホフ元帥にTV電話で理由を聞かれてしまった。
「アレですよ、優秀な後輩を無駄にしたく無いので連れてきました」
「・・・・お前は何故だ一言だぞ何故言わないのだ、何時もだ」
「面倒だし、人材は自分で選べって言いましたよね!三長官が?」
「言ったな確かに言ったな、それは段階を踏んで正式に受理されてからと言ったはずだが?」
「覚えていません」
「貴様は何時も何故に我らを困らせる」
「・・・・・・分かんないっす」
「オーベルシュタイン、卿は今から副官としてしかと今後は処理を任せる良いな」
「はい、副官として処理します」
「以上だ」
TV電話が切れると
「何故だ何時も彼奴は問題を作り、解決する時は功績を立てている。何なんだ」
「祖父と同類だろうがな、彼奴も同じだったぞ最後は良いトコ取りで我らも何度も世話になっている」
「確かに今の地位も半分は彼奴のお陰だ・・・・・好きにさせるか」
「それで良いだろう、今はなこれから何をするのか頭が痛いが・・」
二人は黙り込み今年も後半年、何も無く終わる事を祈るのであった
「前方に認識番号の無い艦船が戦闘艦とみられる32隻を発見です」
「ビッテンフェルトはどうする?」
「直ぐに追跡し船内を臨検します、従わない場合は威嚇射撃をして、それでも従わない時は撃沈です」
「他に意見はあるか?」
「一つ」
「ロイエンタール何だ言ってみな」
「基本的には賛成ですが、追跡には高速艦を向かわせるのが一番かと思われます。五倍の数は必要かとも思われますし一隻で逃げるのも想定しないと」
「他には?」
全員を見回しても意見が無いようだったので
「高速艦を300隻向かわせようか」
「高速船を300隻向かわせます」
「ロイエンタールにビッテンフェルトはバンデール准将の部隊に付いて行けよ、初の実戦を経験出来るかもよ」
「「はい」」
その後
海賊と判定され四方八方に逃げ出し、バンデール准将は配下の部隊を七つに分け追跡させた。結果は全艦を沈め帰還した。
「感想は二人とも」
「興奮してます、目の前で敵艦が爆発したのに自分もあのような指揮を取れるか」
興奮し過ぎだが仕方が無いか、初めての実戦を見て来たんだからな
「出来るよだからこそ実戦を経験させたんだから、無駄にするなよ」
サイオキシン麻薬の件は良く覚えていなかったが、気長に3か月掛かり何とか辿り着いたのがカイザーリング艦隊だ。
最初にサイオキシン麻薬の犯罪が多発する時期が惑星ごとに違うのに注目し、オーベルシュタイン中尉に宇宙港を利用している全ての宇宙船を調べさせた結果が・・・
カイザーリング艦隊が行く惑星では、サイオキシン麻薬の犯罪が多発する事にたどり着き・・・・・
カイザーリング中将の艦隊を使ってのサイオキシン麻薬の販売しているのを確認し調査も順調で後は?
グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー帝国軍司令長官の内示は受けている。
やれるならやってみろと!
TV電話でグレゴール・フォン・ミュッケンベルガー帝国軍司令長官に連絡をいれ、俺の顔を見た瞬間に!
「何だ、また何かやったのか?」
イラついている?
「サイオキシン麻薬の販売元を見つけました。捕まえてもいいですか?」
「何だと!本当か偽りなら拳骨ではすまんぞ」
血管切れるぞ、オーガみたいな顔でさ
「待ってよ!偶には信じてくれてもいいでしょうが」
「お前の所作で陛下からはお前の好きにさせろとお言葉を・・・・その後も・・」
プルプルと身体が震えて何で睨んでんだ!俺の所作で?
「俺にそれ言われても・・・・・軍には一割引きで戦闘艦を納品してるじゃないですか!偶には好きにさせて下さい」
「偶には?何時も好きにしているだろうが勝手にやれプッ・・・」
画面が真っ黒になったぞ おい!
「言いたい事を言って通信切られたぞ、パウルどうなのこれって?」
「・・・・やりたい様にするのが良いかと」
「それじゃ~ やりますか」
「はい」
「全員準備は万全だやるぞ~」
「「「「「「「「ハッ」」」」」」」」
それで信頼できる人間を憲兵隊から人を出して貰っていた、装甲擲弾兵からも部隊を借りているので突撃させたが!
その先頭にはオフレッサーがいたのは愛嬌だな
その後は、取引現場を押さえ全員を捕まえたが、その後が大変だった。
帝国軍は混乱の中にいた、軍属に貴族に平民に侵食していた。政府の中にも甘い汁を吸っていた者もいた。
全体で数百万人規模で逮捕者が出たのだが、軍にも大いに影響を与えた!
その後に俺は中将になった、指揮下に15000隻を航空母艦以外は全てレールガンを装備させた。
(西暦2000年頃の物とは違い、我が社で開発した未来型である)
軍の重鎮や佐官に尉官等の逮捕者が多数出たので役職等の人材が不足し、一気に二階級昇進した者や一階級昇進は当たり前に出ていた。
混乱の時代になってしまい、遠征等はとても出来ない状態にあった。
他にも今回の事件の摘発に勲功第一位で皇陛下の一言で我が家は伯爵家になり惑星を三つ所領になったが人口は12億7千万人の領民がいる為に戸籍の調査に税金、収入、犯罪歴等々を集めそれで統治していく異になるが!
爺様の爺様が元々は自由惑星同盟の役人等を雇い、そして発展していたのであるが!金の力なしでは此処までは行かなかったであろうが。
我が領地には38億人が既に住んでいる、最近は年に7千万人近くの赤ん坊が生まれているので医療や学校の質は帝国内でもトップを独走する。
俺の人生は今のトコは順風満帆で進んでいる。
人生楽しく行こうと思っていたのだが、軍務尚書に呼ばれ叱られた・・・・
何故!長年追いかけていたサイオキシン麻薬の摘発をしたのに叱られているのだ、三長官が並んで怒り狂っている。
そりゃ~そうかも知れないが、人事が決まっても逮捕されまた人事を変えたりと・・・・・
俺の下にいた者はほぼ全員二階級昇進した。
俺はやって良いと言われてやったのに何故だ!
何故叱られるのだ!間違った事はしてないのに・・・・・
軍務尚書の部屋に呼ばれ・・
因みに俺の爺さんは帝国軍三長官と仲が良い、軍務尚書とは朋友でもある!
俺の叔父達になるが父さんの兄が三人居たが全員が戦死した。その時に軍務尚書とは酒を毎晩浴びる程飲み共に泣いてくれたそうだ。
それで何の因果化知らないが俺は孫扱いになり・・・稀に頭に拳骨が落ちてくる何故だ!本来なら褒められる程の事を毎回しているのに叱られる。
論理的に違うだろう、勲章や領地に昇進が普通なのに三馬鹿親父に叱られる・・・・・
「それで皇帝陛下の勅命でロルフ・フォン・ジークヴァルトは大将に昇進だ。艦隊16500隻にするので好きな旗艦を選べ」
「長官何故に投げやりなの?」
「お前は・・・・・・規格外だ、何も言わん二か月の艦隊訓練後に二週間の休暇を与える、旗艦を選んでおけ」
「もう出来てますよ、ヴィルヘルミナ級の戦艦を改造しまくって二十倍の値段になりましたが最強の戦艦に作ったっす」
自信満々で言ったのだが!
ゴン
頭に拳がめり込む
「痛い何故?」
涙が出だ
「ムカついたのだ、やる事が全ておいて理にかなっているが事件が大き過ぎる。」
「良いんじゃないの!重大事件解決してるし何故だ」
「それでどんな旗艦になったのだ?」
俺の質問は殆ど無視ですか・・・
「従来型艦よりも丸みを帯びてますけど、一回り大きなデカさで攻撃力を倍増しでレールガンも我が財団で開発した最新型を採用し、エンジンは最新式を八機で高出力でもエネルギーの消費は抑えられていますと高速船に負けないスピードで動きます。
エンジンブロックは損傷すれば隔離し切り離し出来るし、ワルキューレの発射港は後部に専用の出入出来ます。
今迄の従来の側面からでしたがこれでは一発のビームで全滅してから母艦も破壊されていましたし、我が財団の最新艦艇には側面では無く後部にハッチが付いているので!デカさは
全長1116m→ 全長1257m
全幅241m→全幅334m
全高337m→全高452m
最新式のレールガンを二十台にワルキューレは八十機格納出来可能で、最新型のスーパーコンピュータを入れてあるので動く要塞みたいな感じ?
軍務尚や統帥本部に在る奴よりも!コンパクトで高性能だしそれに防御力も五割増しで中々良い感じで出来上がりましたよ」
「・・・・・貴様は何を作っているんだ、何時の間に」
「三年掛かりましたよ、計画からね。半年前に完成した試験艦をそのまま最新式に変えて二か月前に完成して今は慣らし運転してます。
他にもグレードは下がるけど各分艦隊司令官にも用意してますから艦隊編成が出来たらその艦を渡します」
「好きにしろ、二か月後にどうするかは命令する」
「了解です、」
「そうか分かった、未だサイオキシン麻薬の影響がある現在は反乱軍の星域には攻め込めないが!補給が届かないと惑星カプチェランカにだ・・・・
行けるか?」
「基地には食料にエネルギー等を必要としてるなら、私の艦隊が補給物資を運びます」
「スマンが行ってくれ、補給品は既にアムリッツァ星域に準備してアル」
「因みにですが全員を引き上げると言う作戦案は在りますか?」
「最悪は考えている、出来るなら連れ帰れ」
「分かりました、イゼルローン要塞に向かい、ソコから補給し惑星カプチェランカに向かいます、が自由にしていいのかな??」
「それは司令官のお前に任せる、現状が分かった段階でそれは司令官の権限で決めてくれ。アソコは現状で現状維持にしても無駄に犠牲が出る、全員が戦士で基地を守っているがしかしだ・・・・
現在の帝国軍の混迷では現状の維持が出来ないのだ」
「それとだ、無駄に死なせるのは本意では無いのだ分かるか!貴族が何と言うかだがそれは我々が何とかする」
「もしかして今迄撤退できなかった理由は貴族の我儘なの?」
おいおい!三人でお見合いするなよ
「・・・・・そうだ」
「誰っすか!そいつらには相応の報いをくれてやるので勝手にね、良いっすか?」
「勝手にか・・・・・・良いだろう」
「オーベルシュタインがやるのか」
「そうっすね、パウルにやって貰いますかね・・・良いか?」
「命令で有れば従います」
「ならやってよ、好きにして良いからさ我が家の力も使って良いぞ」
「本当に宜しいので?」
「良いよ、ガッポリ儲ける予定だからその辺は宜しくね」
「分かりました、では何時もの通りに動きます」
「頑張ってね、オフレッサーにも協力して貰うからさ」
「装甲擲弾兵を使うのか?」
「儂の了承無く貴様は装甲擲弾兵を使うのか」
「勝手にって言いましたよね?」
「そうか・・・・・聞かなかった事にしてくれ」
「でも最初に休暇を取り二週間後に惑星カプチェランカに向かいます。既に俺の艦隊は三年間訓練を積んでいます、メルカッツ中将が直々にです試してみたい戦法も有りますしね」
それから俺は司令官室に戻り
「皆聞いてくれ、問題発生だぞ」
「司令官もしかして遣り過ぎましたか?」
「ゲルグ少将、問題はこの艦隊で・・・・・・規模は増えて16500隻だが自由にして良いと軍務尚書の言葉で我が艦隊は3万隻にする」
「宜しいいのですか」
「いいんだよ、もう既に連絡は入れて有るから途中で合流するからさ。
他に二万隻を今回は導入する、同盟の艦隊を二万隻これは以前に鹵獲した戦艦等を無人で使うからパウル説明してくれ」
「はい、最初にこの艦隊は既に三年間訓練をしていました!ジークヴァルト伯爵家のジークヴァルト財閥で開発した最新鋭艦で現在で、帝国軍でも導入していない最新設備が詰まった物です。
同盟の無人艦隊の二万隻は遠隔操作で敵軍に突入させてから混在した瞬間に爆破させます。
これで同盟の艦隊には大打撃になるでしょう、しかしこの方法が今回しか使えない手段になりますが帝国の戦士を無事に連れ帰るのに必要な手段は何でも使い、無事に兵士を一人でも無事に帰還させます。
今回は訓練に二ヵ月間出ると言う名目ですので他の者には口外しない様にして下さい」
「そうだ、全員を無事に帰還させる事を念頭に考えている。方法や手段などどうでも良い結果が全てだいいな」
「はっ」
「では、二週間の休暇を与える。イゼルローン要塞までに30日だがこの期間に訓練も行いながら移動する他に質問は?」
「一つ有りますが」
「ロイエンタール何だ」
「合流する艦隊の練度とこの艦隊の練度に合流した時の連携はどうなりますか」
「合流する艦隊は我が家の直営艦隊で司令官はメルカッツ中将だ、メルカッツ中将はこの艦隊も訓練指揮していたので合流した時点で副司令官にするが問題はあるか?」
全員が沈黙する、メルカッツ中将は司令官の師匠でもあるし仁徳に能力も問題は無い
「問題無しだな、以上解散」
皆が会議室を出て行くが数人は残った、ケスラー・ファーレンハイト・オーベルシュタイン・メックリンガー・ファーレンハイト・ルッツ・アイゼナッハ・ビッテンフェルト・ロイエンタール達だった!
「全員分かっている、今回の遠征に近い戦場は何が有るのか分からんが。このメンバーと各分艦隊の司令官と話し合いはするので後日に考えようか、今は休暇を楽しめこれは命令だ」
それから解散になり、俺はオフレッサーのトコに・・・・
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