詩集「月影」
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思い出す夕暮れの影は
人の心は複雑怪奇で
どう思うかなんて知らない
感情なんて形のないものに
踊らされているようで…
気がつけば恋に落ちて
さりげなく目で追って…
叶わぬ想いは胸をしめつける…
思い出す夕暮れの影は
とても遠く淋しい色して
長い長い人生(ミチ)の先で
もう一度あの人に逢えたら…
笑えるかな…?
くすんだ空にいつしか雪が舞う
とても綺麗だと思うけれど…
心の奥でフタをしてる恋心(オモイ)
いつしか暴れ出している…
何で涙が出るんだろう…
伝えられないキモチ
どうしたら良いのか分からないよ…
思い出す夕暮れの影は
遥か彼方 霞んで見える…
偶然に出会うこともない
そんなあの人に手を振って…
元気でねと…
ずっと一緒にいたかった…
子供のように駄々をこねても…
でも…それは身勝手な
僕の一方通行な想い…
思い出す夕暮れの影は
儚く揺れる陽炎のようで…
駆け出して掴まえようと
僕をすり抜けて消えてゆく…
思い出す夕暮れの影は
とても遠く淋しい色して
長い長い人生(ミチ)の先で
もう一度あの人に逢えたら…
笑えるかな…?
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