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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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9部 ViVid!
3章 春のオフトレーニング
  朝食準備

「メガーヌさんもやりません?」

「諦めないわね綾ちゃんは」

「何の話をしてるの?」

「セイン、私とメガーヌさんとガリューと暇ならセインも誘って乱入したいなって思ったんだけど」

「あたしも?」

「どうせ朝食作って観戦するだけでしょ」

「出たいけれど・・・」

「無理よ綾ちゃん。忘れたの、今の私もう魔法が使えないこと」

「大丈夫ですって、あのクイントさんと互角だったんでしょ」

「うそ!」

「あれセイン知らない!メガーヌさん都市本線決勝まで行った凄腕ファイターなんだよ」

「クイントなら大丈夫かもしれないけれど、私の決勝は完全な魔法ありきだったから無理よ」

「私も無理かな、教会の方に話が言ったならお仕置き決定だし、綾さん」

「ん?」

「そんなに暇なら、観戦しながら説明の方お願いしても良い?」

「は~仕方ないか」

「でもどうしたの?昨日は納得してたでしょ?」

「朝起きたら、隣になのはがいなくて窓開けたら、青組の大人組ミーティングしてて楽しそうだったから・・・」

 俺が下を向きながらそう言ったらクイントさんは何も言わずに頭を撫でてくれた。

「仕方ないか、はいお菓子出来上がり」

 俺は昨日考えていたショートブレットを作り終えた
バタークッキーみたいな物なんだけど、
セインが昨日の晩と今日の朝食担当らしい
なんか昨日温泉でセクハラ疑惑があり
お詫びの交換条件として宿泊と食事込みで示談成立したらしい
今日の所はクイントさんも楽を指してあげたかったので、俺自身もセインを手伝いながらお菓子の試食の為に作った所存だった。

「でも綾さんどうしてか聞いていい?」

「ん?簡単な事だよセイン。子供たちが面白そうだったから?」

「でも昨日全然一緒じゃなかったよね」

「でもアインハルトとヴィヴィオの格闘能力は面白そうだし、リオとコロナどちらかわからないけれど、火と雷属性でしょ」

「しってたんですか?」

「ほら昨日セインが吹っ飛ばされた時火と雷を纏って落ちてたのが見えてたから」

「はは・・・」

「元6課がどれだけ成長してたるんでるのか見たかったし、色々興味が出てくるでしょ」

「そんなものですか」

「あ~ノーヴェと変わってもらおうかな」

「もう諦めなさい」

「は~い。セインみんな呼んできてもらっていい」

「了解」

 こうして俺のお茶目ないたずらが阻止されて、チーム戦が開始された。
お菓子は結構評判で安心した。
 
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