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学生活

作者:初2号
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十六話 準備①

今朝、一件のメールが届いた
送り主は『ミカ』である
恐らくまたよからぬ事を企んでいるようだ、ちなみにメール内容は『我が城へ来たれ!まぁ、ちょっとした用事があるから絶対に来てね!』である
ミカのこの書き方は必ず何か起きる書き方、行けば後悔するが、一応、憂鬱だが、友達からの招待だ、向かうことにした

__________

「相変わらずでけぇ屋敷だな…まぁ、いいか」

大きさは特に気にせずインターホンを押す
勿論普通には押さない、押す度に押す速度が増しながら
するとメイド服を着た紅い髪の女性が現れた
このメイドの名前はエレナ、

エレナ「お嬢様に呼ばれた系の男子ですかぁ?」

「相変わらずムカつくメイドだな」

エレナ「酷い言い様ですね」

「今日は俺が被害を受けないようにミカを見張っておけ、なんならお前の大好きな『アレ』をしても構わない」

『アレ』と言う言葉を聞いた瞬間エレナの顔が笑顔になっていく歪んだ笑顔まさしく変態のそれだ

エレナ「ふへへ、どーぞお上がりくださいっすせんぱぁい!ふへへ」

________

屋敷に入りミカの部屋に最短ルートで回る、この屋敷は割と複雑で危険(ある意味)がいっぱいである
ミカの部屋に着くとそっとドアを開ける
が、ミカの姿がない

「あれ、いねぇぞ?」

エレナ「いえ?後ろにいますね」

「は?」

後ろを振り向くとミカがいた
しばらく眺める様に見つめられ最期にニコっとしながら「女の子の部屋だよ?ノックくらいしたら?」と正論を言われる

「え、あぁ…すまんな、そんで用事って?」

ミカ「じゃ!早速だけど女の子になろうか!」

「え?」

エレナ「お嬢様!冬季様がお困りです!まずは理由からご説明を!」

エレナはミカに攻撃(変な意味で)すごい速さだ!特に理由のない五連お触り、しかし当たらなかった

ミカ「スタイリッシュセクハラは止めようね~♪まぁ、理由なんだけどね、お祭りあるでしょ?そのために女の子の練習をして貰おうと思ってね!」

「ミカ…俺は…男なんだ、到底女の子には…ねぇ?」

そう言うとミカはキョトンとした顔をして

ミカ「え?私知ってるよ?氷室冬季は昔、演劇とかでゆきって名前で女の子の役をやってたって、他にも人のマネが得意って事も…」

「昔は!だろ!今は多分無理だぞ!」

黒歴史を言われ、かなり恥ずかしく死にそうだ
そしてそれを見てニヤニヤするミカ
ニヤニヤするミカにお触りを試みるエレナと割とすごい状況になってしまった

ミカ「とりあえず声、私のマネしてみて?私が言うこと復唱するんだよ?」

何が何でも女装される気で抵抗する気力が無くなり諦めて「わかったよ…」と返事する

ミカ「初めまして!私の名前はゆきです!はい!」

『初めまして!私の名前はゆきです!』

ミカ「すっごぉい!やっぱり女の子になれるよ!」

エレナ「驚きますね、この私ですら騙されそうです」

「もうやだ、この屋敷」 
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