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学生活

作者:初2号
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十五話 地獄の後は地獄

 
前書き
「番外編書いてましたが予定変更でこちらの方が早いとの事です、って言えばいいんだな?うp主?え?もう本番撮ってる?ちょ、それ聞いt」
 

 
地獄だった、何が地獄って?そりゃもちろん山崎と村征にバイトしてるところ見られた、山崎は気づいていないみたいだが…村征には完璧バレたのである
今日は朝から村征がニヤニヤしながら

村征「実はよ、あの時バッチリ写真撮ったんだよなぁ?」

「お前、変態かよ…」

村征「変態で結構!んでよ、この写真をよ、雪美に譲ろうと思うんだよ」 

「それだけは勘弁してくだい、何でも…何でもしますから、またあいつの秘蔵コレクションに入るのは嫌なんだ…」

雪美の秘蔵コレクションとは、氷室冬季の可愛い?女装や何気ない日常のアルバムである
そんなアルバムを作ってしまうほどのお兄ちゃん大好きっ子なのだ

村征「何でも、何でもねぇ…んじゃ、俺と勝負しろ!真剣でな!」

「殺す気満々じゃねぇか」
_______

授業をさぼり学園にある道場に移動した
自分の愛刀がないため、適当な真剣を選び抜刀し構える

村征「ルールは簡単だ、と言うか俺らルールだ、憶えてるだろ?」

「防具なしで相手地面に這いつくばるまでやる、だっけか」

村征は「そうだぜ」と頷きに愛刀を抜き、構える
村征の構えは剣道でいう中段に近いが独自のアレンジを加えてあり謎に満ちた構えになっている

村征「いざ…参る!」

村征は競技のルールは大会以外守らず、練習、またはこう言うタイマンでは殺傷能力の高い剣技を使用する
こちらも普通にやってたら殺される、だから村征(あいつ)がいつも通り間合いを詰めて来たときに手持ちの刀を投げる
村征は投擲された刀を天井に弾き、そのまま斬りかかってくる、それを受け流そうと村征の懐に潜り込み手首をつかみ投げようする、勢いは止まらず刀の刃が当たるギリギリをなんとかサイドステップで回避し再び距離を取る
すると村征があることに気づく

村征「なんでこんなギャラリーが出来てるんだ?」

周りを見るとかなりの数のギャラリーが出来ていて山崎や雪美、詠徒までいる

村征「あんま見られるの好きじゃないから授業さぼってやってんのによ…まぁいいか」

村征は刀を構え直し

村征「どうするんだ?次に俺の間合いに入ればお前は確実に負けるぜ?」

「安心しろ、対策した」

村征はにぃ~っと笑いさっきより速いスピードで斬りかかってくる
振り下ろされる瞬間に喉に向けて右足で足刀を撃ち込む
村征はそれに気づき刀から片手を離しガッチリキャッチする
それを見てもう片方の足で跳躍しバク宙しながら、つま先で村征の顎を捉える
顎にヒットした瞬間、掴みが緩み村征の手から離れる
村征は、多少ふらつくがすぐに体勢を立て直す

「あ、ちと、タンマ」

村征「?」

村征に背を向けて道場の倉庫から刀を取り出し構える

「お前とはやっぱこれで勝負したいな」

そう言い村征に斬りかかった瞬間に村征はニヤッと笑って何かを呟いた
そして目の前がブラックアウトし、目を覚ました時には保健室だった

山崎「目、覚ましたか!いやぁ、すげぇバトルだったな!」

雪美「笑い事じゃないよ!どうしてこんな可愛い服装でバイトしてたこと教えてくれなかったの!?」

詠徒「しぶとい奴め」

いつもの二人と珍しい奴が一人いた
どうやら勝負に負けて写真が雪美に渡ってしまったらしい

「俺、なんで負けたんだ?」

山崎と雪美は「さぁ…」と全くわからないという感じだったらしい

詠徒「教えてやるよ」

そう言い最後につかった刀を渡される
刀を抜くと刀身の根元から15cm上からが折られていた

詠徒「お前は、あいつと勝負するのは久しぶりだろ?だから知らなかったと思うがあいつ斬ると叩くの二つを扱えるようになったんだ、今回は叩くだったな刀を破壊し恐らくお前に打撲傷が残っているはずだ、骨に異常はないらしいがな」

そう言われ制服を脱ぐと肩に酷いアザが出来ていた

「はぁ…負けたのいいけど写真が渡ったのは辛いなぁ…」

雪美「そんなこと言わないの!大切に保管させて貰います!」

「はぁ…」 
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