ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
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第36話 =神聖剣VS二刀流=
前書き
なんか1話とあけず忙しい気がする…
=第22層=
俺は部屋の椅子に座りながら新聞でいろいろな項目をよみながら見つけた、「二刀流」のワードでキリトを思い出す。
「いやぁ、今頃キリト大変だろうな」
「経験者は言うことが違うわね」
恐らく俺のときよりか情報屋もプレイヤーも多いだろう。大剣を片手で持つってだけでも人間離れなのにそれを両方だからふざ
けてるとしか言いようが無い。それでも聞きに来た人は多かった…。それに比べキリトの二刀流は片手剣2本のため俺のように
人間離れしたものではないし、スマートな分かっこいい…と思う。というか、俺の周り、細い剣しか使わない人ばっかで一人(
は棒だが)なんか俺だけ仲間はずれな…でも俺は、大剣が好きだからいいんだけど。
「それだけじゃなくてあのアスナともコンビ組んでるからリクヤのときよりもっとだよ」
「ここはドンマイというべきかざまあみろというべき……メッセージだ…」
突然、無駄な考えをしている俺のところにメッセージが届く音が鳴る。ちなみにこれはテイルズオブシリーズのOPの歌詞なしロック版だ。ダブって聞こえるのでメッセージ欄を開くとほぼ同タイミングで俺にメッセージが来ていた。
「えっと………二人ともほぼ同じ内容なんだけど…」
「なんて来たんですか?」
「キリトが『ヒースクリフとデュエルすることになった』、アスナが『キリト君が団長とデュエルすることになっちゃった!』…な、内容一緒だろ?」
「…え、ちょっ…展開が見えないんだけど…」
確かに、リズの言うとおり展開が見えない…とりあえず、キリトのメッセージには試合は最近開いた75層のコリニアの大きな広場で行われるということが書いてあったのでユニークVSユニークのデュエルなんぞ一度見れるか見れないかの好勝負なのでとりあえず軽く準備をし俺たちはそのまま家を出た。
俺も環境が落ち着いたらあの二人とデュエルしてみたいな…
=第75層=
「すごい人ね…」
「血盟騎士団ぼろ儲けね~…これは」
75層の試合が行われる場所に着くと入り口には巨大な人の塊があった。どうやらKoBがチケット販売していてそれの購入のためにここに並んでいるらしい。俺たちも観客としてみるので並び、1枚ずつ買う。あとついでにキリトと話がしたかったので購買近くにいた「この人本当にKoBのメンバーか?」と思えるくらい残念な体型な人がいたけどその人、ダイゼンさんにキリトに誘われた、と伝え俺たちも控え室に通してもらう。そこには意外とやる気になっているキリトが座っていてその前にやる気なキリトを心配しているアスナが立っていた。
「あ、リクヤ君。それにみんなも…」
「おう。…なにがあったんだ?」
「えっと…」と少し考えた後何故デュエルになったかのかの経緯を話してくれた。どうやらしばらくギルドを抜けてキリトとパーティを組むとアスナは団長であるヒースクリフさんに言ったのだが「一度キリトに立ち会いたい」とヒースクリフさんは言ったらしい。そこでキリトとアスナ両名で本部に行ったところデュエルを売られアスナが説得する時間もなくそのデュエルを買ってしまったらしく今の状況に至る、らしい。それを聞いた俺たちは…
「「「「「馬鹿か?(なの?)(ですか?)」」」」」
と5人口をそろえて言ってしまった。言われたキリトは俺はともかくシリカにサチ、ユカやリズに言われたのがショックなのか肩を落としていた。
「ぐっ…で、でも一撃終了のルールなんだし、そこまで心配しなくても…」
「そういう問題じゃないって…」
「う~~~~」
サチの言葉に同意するかのようにアスナが唸る。
「ヒースクリフさん、間違いなく強敵よ?ここにいる2人以上にあの人はゲームバランスを壊してるわよ…後ろから見てての感想
だけど…」
「う、うん…わかってる…」
「……ま、頑張れ」
なんでうちの女性陣って迫力でかいときはめちゃくちゃでかくなるんだろうな…いやもしかしたら女子全員がそうなのかもしれ
ないな…今はユカにキリトが押されてるけど、とかみながら思っているがしばらくここにいても仕方ないので一言応援を言って
俺からそこを出る。さらに引き続き他の皆もキリトに応援の言葉をかけ同じく部屋を出るため歩いてきた。
=コロシアム内=
「リクヤじゃねぇか!」
「久しぶりだな、クライン…エギルも来たのか」
「よぉ、リクヤ。というか凛々の自由全員で来たのか」
エギルの言葉にうなづき、俺はその2人の隣に座る。この2人の威圧感が半端じゃないらしく周りにはあまり人がいなかった。お
かげで一番見やすい最前列に全員で座れたんだが。
「出てきたわよ、2人が」
「いよいよ始まるわね…」
ユカとリズの言葉に俺たち…いや他の皆も2人の声が聞こえたのかわからないのか全員でコロシアム中央部をいっせいに見る。面白いぐらいの数の顔が同じ方向を向いていた。
俺も同じようにコロシアムの中央にいる黒いコートのプレイヤー、キリトとそして紅い鎧を装備しているヒースクリフさんに注目した。なにやら話しているが周りもうるさいしいまは聞き耳スキルを上げているアクセサリーもはずしているので何を話しているのかまったくわからなかった。
デュエルを承諾したあとキリトは黒剣《エリシュデータ》とリズ特性、純白の剣《ダークリパルサー》の両方を正面中段に構え、それに対しヒースクリフさんは巨大な純白の十字盾を正面に構え、その盾から抜刀した長剣(多分相当重いだろうが)をぴたりと向けて構える。
少しの時間が流れいつものようにデュエル開始音がなるとそれとともにキリトが走り突き進む。だがその突進は盾に阻まれ威力を失うがあの攻撃は二撃連続突撃ソードスキル『ダブルサーキュラー』だ。コンマ1秒遅く左の剣がヒースクリフさんのわき腹に襲い掛かる。だがそれすら長剣で防御されライトエフェクトだけが虚しくはじける。
ソードスキルの威力を使い距離をとったキリトにお返しのつもりかヒースクリフさんは盾を構え突撃する。
基本布装備の俺よりか速い動きに少し嫉妬しそうになるが相手は最強プレイヤーだと思い込み「はぁ…」とため息をつく。
気を取り直しもう一度2人を見ると盾に純白のライトエフェクトが纏われキリトを襲う。
あんなの俺やキリトとはまた違う二刀流じゃないか…多分俺とキリトのいいとこ取り、そんな感じだろうな。一手一手の速さだけで言うならキリトの方がまだ速い、重さだけで言うなら俺のほうが多分重い…でも俺とキリトの欠点と比べれば2つともをカバーしきれているんだろうな…
これが神聖剣、トッププレイヤーって言われるのもわかるな…その攻撃すら防御して、体制を立て直すキリトもキリトだけど。
だがまだ終わらずヒースクリフさんは素早い動きで突きを繰り出し、そこからアスナやキリト並の速さで8連撃を繰り出す。キリトもは防御に徹しており最後の攻撃を剣で弾くと『ヴォーパル・ストライク』を繰り出し追撃を図る。しかしそれも盾で受け流され両者は再び距離を空けた。
「…あの2人、なんて話してるかわかるか?」
「えぇ…ヒースクリフさんが「すばらしい反応速度だな」、キリトが「そっちこそ堅すぎるぜ」…そう言ってたわ」
聞き耳スキルなどサポート系スキルを多く上げているユカは話の内容も聞こえていたらしく内容を話してくれる。どうやら互いに褒めあっているらしい。それを聞いた次の瞬間、両者は急接近し剣と盾のぶつかり合いが始まった。
2人のHPバーは時々、弱攻撃がヒットしているのか少しずつ、少しずつ減ってきているのがわかる。恐らくこのままいって先にゲージが半分になるのは手数の少ないヒースクリフだろう。でもキリトがそんなセコイ勝ち方で勝つとは思えなかった。俺もだけどあいつは戦うことにどんどん熱くなって楽しむやつだからどっかで大きな攻撃が出てくるだろう。
その気持ちのせいからかキリトの攻撃はどんどん速くなってきておりヒースクリフさんを上まっていた。そのせいか今までほぼ一定だった打ち合いのテンポがずれてきていた。
「らああああ!!」
人間とは思えない叫びをあげキリトはあの悪魔戦で見せたソードスキル『スターバースト・ストリーム』を放つ。それによりキリトの剣技はさらに加速、もしかしたらあの巨大な盾を抜くことが可能なんじゃないかっていうくらいのスピードになっていたが、ヒースクリフさんもプライドもあるのかその攻撃を確実に防御している。
「行け、キリトぉ!!」
思わず俺も声を出してキリトを応援していた。周りでも同じようなことが起こっており皆声を出して両者を応援している。
まぁ、今まで黙っていたのが俺の周りだけで他は常に歓声を上げていたけど。
だが、ここで不可解なことが起こった。
最後の一撃が決まる直前、ヒースクリフさんの盾が…いやヒースクリフさん自体としてのポリゴンが完全にぶれ、決まると思われていた一撃を防御しきって見せたのだった。ユカのようにソードスキルの恩恵で姿が消えるみたいに速く動くのではなく、まるで俺たちが処理落ちの被害にあったかのように相手だけ速く動いた。そんな感じだった。
そしてソードスキル硬直で動けないキリトに容赦なく攻撃が決まり、キリトのHPは黄色に陥り、デュエルは終了になった。
――――――――
「…まさか…本当に…」
「どうしたんですか、リクヤさん?」
コロシアムから帰る途中、俺はずっと考えふけっていた。キリトに会って話をしたがキリト自身も「まるで時間が奪われた感じ
だった」と話していた。でもまだ確証を得ていないから…
「リクヤさん?」
「きゅるぅ!」
「痛って!…あれ、シリカにピナ…いたのか」
「いたのか、じゃありませんよ」
どうやらピナも怒っているようだ。竜に頬を膨らますなんて芸当が出来るのかどうか知らないけど目の前の水色の子竜は飼い主と同じように頬を膨らませている。見事なシンクロだ、サチやユカ、リズにも見せてやりたい。
話を聞いていなかったことにもさらに怒られげんなりしていたけどパーティするといわれたので一気に元気になる俺はやっぱりまだまだ子供なんだろうな…
「何買うんだ?」
「えっとですね…バッファロウの肉、ノッサスの肉、ザーザーの肉…私たちが任されているのは全部お肉ですね」
「バーベキューでもするような材料だな…」
バッファロウはウシ型のモンスターで、ノッサスは豚のモンスター、ザーザーは鳥のモンスターでこれらから取れるにくをもってこい、とのことらしい。
前2つのものは50層のNPCの店で買えるからいいけどザーザーは狩りにいかないとな…まぁ、ザーザーしか出てこないいい場所があるから楽なんだけど…
シリカもわかっているらしく俺たちは一度61層に転移、狩場に向かった。ちなみにザーザーの肉を求める理由はザーザー自体からだの80%近くが水で出来てるんじゃないか、て感じなのでそれを焼くと上手いくらい美味しく焼きあがるのだ。話の流れからして多分作るのはアスナとサチだろう、より美味くなるな、きっと。
=第61層=
「せぃ!!」
とまた一匹
「ぜやぁあ!!」
とまた一匹と俺とシリカによってどんどん狩られていくザーザーたち。そのおかげでどんどんアイテム欄に肉がたまっていきそれでも入らない分は俺たちが手で持つことになった。そのときに出るオブジェクトは皮を剥がれた鳥が眼を回しているという可愛い物。
そして5個で一個分のオブジェクトになる。重さは5個分だけど。
…普通に見るとグロいものだけど、よくギャグマンガであるようなそういった絵だったためそんなに苦ではなかった。
「これくらいでいいですかね…」
「足りなくなったら他ので補えばいいだろ」
「ですね」
そういい、俺たちはザーザーの狩場から出て街に戻る。まだ今日あった試合の余韻で75層にいるのかここには誰もいなかった。
もともと人気な層ってわけでもないし、仕方ないか…
「シリカ、重くないか」
「だ、大丈夫…です…!」
一応オブジェクトにも重さというものは設定されているので…筋力値の高い俺はそれを積み重ねて焼く60個分の鳥を持っても平
気だけどダガー使いのシリカは50個分で大変そうにしていた。
「…ぐぇっ…ピナ、いきなり頭乗るなよ…な…!?」
「…っ!?」
俺がシリカのを手伝おうと近づいた瞬間、ピナが俺の頭に乗り反射的に頭が下がってしまった。さらに俺が前に進む力もあった
ので力を入れるため背筋を伸ばしているシリカとぶつかってしまった。倒れる、なんて被害は無かったものの最近恒例なのかど
うかわからないけど俺とシリカの唇が重なり合ってしまった。
「…わ、悪い…じゃなくて…大丈夫か!?」
「は、はい……ありがとうございます?」
「いや、こっちが悪いんだし…」
「わ、私は平気ですよ!?…うれしかったですし!」
俺は一瞬、おかしなことを聴いた気がした。…うれしかったとはなんでだろう…?その理由を聞こうとした瞬間、クラインから
のメッセージ『速く来い!』のみで送られてきてそのらへんに落ちた肉を俺が持ち走り出した。
「クラインからメッセージ来た…ちょっと急ぐぞ」
「えっ…あ、はい…わかりました…」
俺とシリカ、両方ともなんか不完全燃焼のような顔をしていたけどメッセージに急かされるまま俺とシリカは転移門へと走り出
し、50層のアルゲードまで転移していった。そのあとのパーティで皆騒ぎ、いろいろやったのでそのままなんでうれしいって言
ったのか、その理由を聞くタイミングをなくしてしまい聞くに聞けなかった。
後書き
リ「なんか描写適当じゃないか?」
涙「言うな…俺には未経験、さらにギャルゲーもあんまりやったことないからかけないんだよ…」
リ「いままでやったことのあるゲームは?」
涙「テイルズ、シャイニングシリーズ、PSPリトバス、ティンクルくるせいだーすGoGoとか…」
リ「ふぅん…」
涙「なのでアドバイスまってます!!!」
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