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ヘタリア大帝国

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183部分:TURN18 ガメリカ共和国その五



TURN18 ガメリカ共和国その五

「ロシアもあいつの妹もね」
「嫌いよね、妹ちゃんも」
「大嫌いよ。馬が合わないのよ」
「そうそう。共有主義だってね」
 キャロルは機嫌をなおしてアメリカ妹と話す。友達同士の様に。
「あんなの入ってきたら大変よ」
「その通りよね」
「プーちゃんは違う考えだけれど」
「あれっ、プーちゃんって誰よ」
「プレジデントのことよ」
 他ならない彼女の上司であるだ。ルースのことだというのだ。
「プレジデントだから。どう、この呼び方」
「あっ、いいじゃない」
 アメリカ妹もだ。キャロルのその呼び方に笑顔で応える。
「じゃあプーちゃんね、これから」
「そう、それでいいわね」
「それは駄目よ」
 悪ノリする二人にだ。クーがおずおずと言ってきた。
「仮にも大統領ともあろう人に」
「ううん、じゃあミスターでミっちゃんとか」
「そういうのも駄目かな」
「駄目よ。ちゃんとプレジデントかミスターて呼ばないと」
「何だ、結構いい呼び名だって思ったのに」
「残念ね」
「キャロルも駄目だけれど妹さんも気をつけてね」 
 クーはアメリカ妹に対しても注意する。
「二人共最近調子に乗り過ぎよ」
「ははは、まあいいじゃないか」
 その二人を庇う形でだ。アメリカが参戦してきた。
「明るく砕けた感じがガメリカだからな」
「祖国さんも。ちょっと砕け過ぎよ」
「私もそう思う」
 クーの側にはドロシーがついた。
「祖国さんの悪い癖」
「そうかな。自分では長所と思っているんだけれどな」
「長所が短所だから」
 クーはアメリカもだ。気弱そうに見ながら言う。
「だから気をつけて」
「仕方ないな。じゃあ少し身を慎むか」
「お詫びにピザ注文するね」
 キャロルは自分の携帯を取り出してそのうえでメールで注文をはじめた。
「ミスターも何かいる?」
「いや、私はいい」
 ルースはとにかく喋れないが今回は言えた。
「君達で好きにしてくれ」
「それじゃあそうするに。あたし牡蠣のピザね」
「僕はベーコンとトマトだ」
「あたしソーセージね」 
 アメリカの兄妹がキャロルに言う。
「じゃあピザを食べながら楽しくだ」
「会議をしましょう」
「ガメリカの会議はこれでいいのよ」
 ハンナは余裕の態度のままのべる。
「むしろ堅苦しいのはね」
「僕はそんなの嫌いだぞ」 
 アメリカはそのハンナにも言った。
「砕けた雰囲気でいいんだよ」
「自由の国らしく、ね」
「その通りだ。ハンナ、君はどうするんだ?」
「ピザのことかしら」
「そうだ。どうするんだ?」
「そうね。祖国さんも食べているし」
 アメリカがそのピザのメニューを見ながら言うハンナだった。
「私も注文させてもらうわ」
「よし、じゃあ何を注文するんだ?」
「スモークドサーモンね」
 そのピザだというのだ。
「それにさせてもらうわ」
「わかったぞ。では注文するぞ」
「私はアンチョビー」
 さりげなくドロシーも注文してきた。
TURN18 ガメリカ共和国その五

「ロシアもあいつの妹もね」
「嫌いよね、妹ちゃんも」
「大嫌いよ。馬が合わないのよ」
「そうそう。共有主義だってね」
 キャロルは機嫌をなおしてアメリカ妹と話す。友達同士の様に。
「あんなの入ってきたら大変よ」
「その通りよね」
「プーちゃんは違う考えだけれど」
「あれっ、プーちゃんって誰よ」
「プレジデントのことよ」
 他ならない彼女の上司であるだ。ルースのことだというのだ。
「プレジデントだから。どう、この呼び方」
「あっ、いいじゃない」
 アメリカ妹もだ。キャロルのその呼び方に笑顔で応える。
「じゃあプーちゃんね、これから」
「そう、それでいいわね」
「それは駄目よ」
 悪ノリする二人にだ。クーがおずおずと言ってきた。
「仮にも大統領ともあろう人に」
「ううん、じゃあミスターでミっちゃんとか」
「そういうのも駄目かな」
「駄目よ。ちゃんとプレジデントかミスターて呼ばないと」
「何だ、結構いい呼び名だって思ったのに」
「残念ね」
「キャロルも駄目だけれど妹さんも気をつけてね」 
 クーはアメリカ妹に対しても注意する。
「二人共最近調子に乗り過ぎよ」
「ははは、まあいいじゃないか」
 その二人を庇う形でだ。アメリカが参戦してきた。
「明るく砕けた感じがガメリカだからな」
「祖国さんも。ちょっと砕け過ぎよ」
「私もそう思う」
 クーの側にはドロシーがついた。
「祖国さんの悪い癖」
「そうかな。自分では長所と思っているんだけれどな」
「長所が短所だから」
 クーはアメリカもだ。気弱そうに見ながら言う。
「だから気をつけて」
「仕方ないな。じゃあ少し身を慎むか」
「お詫びにピザ注文するね」
 キャロルは自分の携帯を取り出してそのうえでメールで注文をはじめた。
「ミスターも何かいる?」
「いや、私はいい」
 ルースはとにかく喋れないが今回は言えた。
「君達で好きにしてくれ」
「それじゃあそうするに。あたし牡蠣のピザね」
「僕はベーコンとトマトだ」
「あたしソーセージね」 
 アメリカの兄妹がキャロルに言う。
「じゃあピザを食べながら楽しくだ」
「会議をしましょう」
「ガメリカの会議はこれでいいのよ」
 ハンナは余裕の態度のままのべる。
「むしろ堅苦しいのはね」
「僕はそんなの嫌いだぞ」 
 アメリカはそのハンナにも言った。
「砕けた雰囲気でいいんだよ」
「自由の国らしく、ね」
「その通りだ。ハンナ、君はどうするんだ?」
「ピザのことかしら」
「そうだ。どうするんだ?」
「そうね。祖国さんも食べているし」
 アメリカがそのピザのメニューを見ながら言うハンナだった。
「私も注文させてもらうわ」
「よし、じゃあ何を注文するんだ?」
「スモークドサーモンね」
 そのピザだというのだ。
「それにさせてもらうわ」
「わかったぞ。では注文するぞ」
「私はアンチョビー」
 さりげなくドロシーも注文してきた。
 
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