| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六千六百二十七話  激動の時代へ

第六千六百二十七話  激動の時代へ
 ローマが衰えるとやがて東西に分裂してしまいました、ローマは西ローマ帝国の方になりましたが。
 そこで、です。上司の人に尋ねました。
「何か力殆どあっちに行ったな」
「東の方にだな」
「ああ、そっちにな」
「仕方ないことだ」
 上司の人はローマに苦いお顔で答えました。
「ペルシアとの戦いで戦力を東に集中させていたしな」
「エジプトとかもあっちに行ったしな」
「あそこはローマの穀倉地帯だった」
 だからこそパルミラに取られた時は大騒ぎになりました。
「あちらも入ったし都もだ」
「ビザンチウムになったしな」
「コンスタンチポリスだな」
 遷都の時に名前が変わっています。
「それでだ」
「何か今の俺の領土全体でもな」
「治めきれるかどうかか」
「不安だぜ」 
 ここまで弱体化しているローマでした、それで統治にさえ不安をきたす様になっていたのです。


第六千六百二十七話   完


                 2017・10・24
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧