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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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9部 ViVid!
1章 覇王流
  アインハルト・スイトラトス

「はい、スバルです」

「や」

「綾さん何してるんですか、奥さんいるのに私の妹に手を出したらダメですって」

「ふ~ん。スバルは私をそう言うまで見てたのね。もう絶対にお菓子持って行ってあげないから」

「嘘です、嘘です。どうしたんですか?」

「ノーヴェが噂の襲撃事件の犯人とやりあった。後はお願いできるノーヴェ?」

 相当後頭部が痛そうだ
斧重や覇王拳と同じ種類の技食らったら、そりゃ痛いはずだわ
 
「いてて、やられっぱなしじゃねえぞ、こっちもきっちりダメージ与えてるからセンサーもくっつけた。今ならすぐの補足できる」

「んじゃ、流石にノーヴェを運ぶのはきついからスバルここに来てくれない?ノーヴェ運ぶの流石に無理だから」

 普通の女性なら運ぶんだが、ノーヴェは体の一部が機械が入っている
流石に数百キロとか運んだら死ねるわ、言うわけでスバルにヘルプを頼んだ

 俺はノーヴェに缶ジュースを渡し、すぐそこのベンチで介抱をした。
それから10分もしないうちにスバルが来てくれた。

「久しぶりです綾さんに、ノーヴェ大丈夫?」

「久しぶり」

「あぁ、あっちは?」

「今ティアに行ってもらってる」

 姉妹の話は置いておいて俺はすっかり忘れていた。

「あ~」

「どうしたの綾さん」

「家に連絡してねえ」

 俺はすぐにせんようちゃンネルを開いてなのはに連絡を取った。

「悪い!」

「もぅ、どうしたの連絡無いから心配しちゃった。そろそろ誰かに連絡・・・なんでスバルと?」

「なのは襲撃事件って知ってる?
ヴィヴィオは?」

「ううん、ヴィヴィオは庭で練習してるよ」

「それにノーヴェが襲われてね、自分じゃ運べないからヘルプで来てもらった」

「私も行った方がいい?」

「大丈夫。でも・・・今日は帰れないかもしれないから・・・」

「うん、わかった」

「結果が終わり次第連絡するね。大好きだよ」

「もぅ。行ってらっしゃい」

 通信を切ったらスバルがにやにやしてみてやがる

「何?」

「相変わらず甘い空気ですよね」

「うらやましいなら相手作れば」

「居れば苦労しませんって」

 ちょっとそう言う話をしていたらティアナから通信が入った。

「見つけたわ・・・・って子供じゃない?」

 子供って確かスバルたちと変わらないぐらいだったような?

「そうなの?」

「訳アリっぽいガキなんだ!
悪いけれど署に連れて行くのは待って欲しいんだ」

「じゃ、私の部屋に運んだほうがよさそうだね」

「俺は局員じゃないから良いんだけど、現役執務官はそれでもいいの?」

「本当はだめですけど、綾はどう思ってるの?」

「確か被害届出てないんでしょ。これで連れてくと言ってもノーヴェが首を縦にしなければただの保護でしょ」

「そうですね、はぁいいわよ、もう」

「ティアナ場所教えて、今から瞬間移動でそこまで行くから?」

「許可出てないのに」

「大丈夫ティアがいるから」

「わかりました。データ送るわよ」

「俺はティアナと一緒に行くからスバルはノーヴェの事よろしく」

「はい」

瞬間移動(エルシード)

 俺は久しぶりに力ある言葉を発して言われた場所に瞬間移動をした。



「お待たせ」

「綾久しぶり、お店繁盛してるみたいね」

「お陰様で・・・この子?」

「ええ」

「俺が見た時はもう少し年齢があったと思ったけれど・・・まぁいいや。
悪いけれど、身分の分かるもの持ってないか調べてよ」

「そうね・・・」

 そうして見つかったのはコインロッカーのカギ
開けてみればヴィヴィオが行っている学校の中等部の制服
中坊だったんだ!
テリーたちが俺が中坊ってしってビックリしたの今ならわかるわ
隙を作ったって言ってもノーヴェが一撃でダウンさせれる威力
そりゃビックリする

「この子持って移動しますか」

「ええ、流石に呪文は無しでお願い」

「ならタクシー使いますか」

 そう言ってタクシーでスバルの家に到着
この子の事はすべてお任せで、おれはソファで少しだけ眠らせてもらった。

 朝起きると早くから、スバルが全員分の朝ごはんを作ろうかと準備していた。

「スバル料理できるの?」

「酷いですよ」

「でも六課の時の出張の時それをさせてもらえなかったって聞いた記憶が」

「もう一人暮らしで数年暮らしていれば覚えますって!
どうしたんですか?」

「一晩泊まらせてもらったから、何か作ろうかなって思って」

「え!良いんですか?」

「うん、出てる食材を見るとベーコンエッグか何かかな?」

「はい」

「スバルがいいなら作るよ」

「それじゃ、お願いします。そろそろ起こしてきますね」

「お願い」

「綾さん。料理こっちに持ってきてもらっても良いですか?」

 俺は、朝ごはんを持って、部屋に向かった。

「お待たせ、今日は家主に変わって私が朝ご飯を作ったよ」

 ノーヴェがベーコンエッグを見た時に喜んでいたんだが、
好物のようだ。
なにげにスバルにしろ、ティアナにしろ成長しているのが分かる
それで自己紹介
翠の髪の女の子はアインハルト・ストラトス
ハイディ・E・Sイングヴァルト
古代ベルガ時代の王様の血脈らしい
どうやら話を聞くにあたり聖王家や冥王家に恨みはないらしい
それを聞いてスバルは安心していた。
スバルは優しいからね
今みんなアインハルトを病院に連れて行っている

 俺はティアナと一緒に待合室

「ティアナの元相棒ってやっぱり優しいよね」

「ですね。もうなんとなく察しはついてるんじゃないんですか?」

「付いてるよ、多分記憶を継承されてる。
これが結構きついんだよね。
古代ベルガの覇王と呼ばれた記憶が定着されてるし、
しかも平和じゃなく戦乱の時
そりゃ無念な事もあるでしょう、
そして今は、事件はあるけれど、平和な今日
そりゃ苦しむわ、
だけど、赤の他人なのにここまでするとは本当にやさしい事で」

「そう言う風に言ってるけれど、そうやって付き合ってくれる綾は優しいと思うけど」

「私はヴィヴィオの事があるから、ポジションはお姉ちゃんかもしれないけれど、私の子供でもあるよ。そりゃ護るよ」


 脳波の検査中に医者から言われたのはやはり高度な記憶継承者だった。
どうしたものか
一人はずっと眠ってるし、
もう一人は聖王のコピーだけどなぁ
全く違う人物って言えばそうだし

「そう言えば綾さん?」

「なにスバル」

「どうするんですか?」

「どうしようね、まぁノーヴェに少し任せてみようかなって思ってる
私も見守るけどね」

「良かった~ヴィヴィオに手を出したら潰すって言うかと思いました」

「あ~綾ならあり得るよね」

「なぜに」

「そりゃ数年前の戦技披露会でのやり取り見てるからですよ」

「まぁあれ見たら手を出したら潰すって思うわよ」

「流石に年場もいかない女の子には多分しないって、もし私がその手に来たらどうするの」

「そんなの決まってるでしょ、綾を留置所にいれるわ」

「私元あなたたちの隊長の配偶者だよ」

「私はそう言う権力に負けないわよ」

「スバル!」

「ティアまじめだから」

「冗談は良いけれど覇王娘とノーヴェは?」

「向こうで話してる」

 ノーヴェ達も色々あったことだしあの調子なら何とかなるかな

 話し合いが終わって覇王子はとりあえずきたくしたんだけどね

「綾さん」

「何?4年前に比べるとめちゃくちゃ優しくなったノーヴェさん」

「茶化さないでくださいよ」

「まさかあんな簡単に切れてた子がねぇ」

「しみじみ言うのも止めてください」

「何?」

「あの子をヴィヴィオに合わせたいと思うんですが?」

「良いんじゃないかな。でも俺も同席させてもらうよ」

「まぁ良いですが、手出しは無用ですよ」

「あの子が暴走しなければね」

「ヴィヴィオが負けても」

「格闘技の試合ならいくらでも、そう言う道に入ろうとしてるだろうし
そこは納得、この件ノーヴェの好きにすればいいよ
そしてもう駄目だなって思ったら私が介入する
あの子の事を気にしなければ、過去の覇王の記憶を無くせば早い事だし」

「出来るの?」

「スバル出来ないの?
魔法は勉強なんだ。
基本こういうことがしたいと思って色々な術式を使う
もちろん失敗することもあるけれどね
だからトライアンドエラーなんだよ。
本当にこっちの魔法は極端すぎるわ」

「本当に綾は無茶苦茶よね。同時に4つの呪文を放つとか」

「あ~なのはから聞いたの?」

「でもそれをすると」

「あの子俺と関係ないもん。身内に被害があるのなら止めるよ。
出も納得がいく方法なら何もしないから安心して」

「面倒なことに手を出したかも、でもやり切りますよ」

「うん、期待してる」

 そう言いながら俺は仕事場に向かったのだけど、
そう言えばお店に何も言ってないからシーラにすごい起こられた。
今日一日シュー作りに専念した。
俺がここのオーナーなのに 
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