魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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8部 StrikerS
4章 破壊の女神
綾VS大蛇 ハルマゲドン?
私は・・・負ける・・・
ゼロさんの無念
ケインさんの悔しさを晴らせずに・・・
あの人に対して何もできなかった・・・
神に仕えるものだから死ぬのは怖くないなんて言ったらうそになるけれど…
死んだらあの人の所に行けるのかな・・・
だけど・・・まだ・・・
ドクターから貰ったこれを使おう。
これを使ったら・・・でも、あの人を倒すにはこれしかない・・・
ごめんなさい私に人の愛を教えてくれたケインさん・・・私は人を辞めます
すみませんゼロさん・・・かなり話を改良しちゃったかも知れません
そうして私はこの魔力に満ちた錠剤を飲み込んだ
もう一度・・・あなたに会いたかったなぁ・・・
愛しています
復讐に身を置いた私は神に仕えるのは間違っているかもしれませんが、どうかあの人を・・・
「相手をしようね・・・相手にしてくださいの間違いじゃなくて?」
俺は次元空間につながっているパンツのポケットからポーションを取り出し飲みながら言い切った。
「飲み物飲みながら言うセリフとは到底思えないのだが・・・」
「運動したら水分補給は当たり前でしょう・・・あぁ人じゃないからわからんか」
俺達は互いに対峙しながらエネルギー弾の応戦をしていった。
「私も行くよ」
「あかん許可できへん」
なのはは全体モニターを見ながら出ようとしたところにはやてに通信で止められた。
「はやてちゃんあれはまずいよ」
「わかってるわ・・・でも綾ちゃんがだれも来るなって言ってなぁ」
「あれを見ても行くなっていうの・・・」
「そうや、反対に聞くけれどあの激戦の中どうやって応戦するつもりや」
「そ・・・それは」
画面で写っている綾は防具はボロボロにになっていっていた。
「人にしてはなかなかやるが我には届かんぞ」
大蛇の腕の一振りで衝撃波が走りそれを綾はシールドと防御呪文で防いだ瞬間に
大蛇は近づいてきてけりを放った。
それを綾は反射神経でけられた方向に逆らわずに飛ぶ
それによりダメージを減少させた。
奴には中途半端な呪文じゃ駄目だ
飛ばされている最中に,俺は印を組みながら詠唱に入った。
「大いなる力の三角 六芒 五芒 光と闇 円盤に満つる月と 竜王の英霊に申し上げる 天の理 地の理 人の理 力の円錐ディマジオの紋章もちて 我に聖なる炎 三頭黄金竜の力 与え給え 」
俺の後方には黄金の三つ首の龍が召喚された
「ほぅ、人無勢が黄金三頭龍を召喚するのか・・・良い余興だ・・・」
余興だと・・・これを食らってもそう言えるのか
「元の世界に戻りやがれ~」
俺は力ある言葉を発する。
『皇龍破(マー・ノー・ウォー)』
3つの口からドラゴンブレス(龍の息)を大蛇に向かって放たれた。
今サイツは人形態だから、今現存する龍の中では最強の部類に入るブレスだこれで終わりだろ
爆風が薄れていき視界が良くなったのはいいが俺は落胆をした。
「中々いい攻撃だったぞ、確か綾と言ったか?」
「ダメージ・・・嫌になるわ」
「安心しろ、多少は痛かったぞ」
「多少ね・・・もっと頑張らないと」
大蛇は俺に向かって手を広げた瞬間俺は腹を殴られたみたいに激痛が走り口から血が出てきた。
「んぐっぅぅぅぅ」
馬鹿な俺のシールドを通過しやがったというのか
「ふむ、少し当てただけなんだがそこまでいたかったのかすまないな」
「舐めやがって・・・これでも食らいな」
「ほぅ・・・まだ抵抗する余裕があるというのか」
本当になめやがって
俺は奴の頭上のはるか先まで言ってある呪文を唱える
これなら必ず通るはず
「エゴ・エゴ・ア・ザラゴライ・エゴ・エゴ・ザメ・ラゴン 」
大蛇を中心に暗黒の球体の結界が張られる
大蛇は微動だにしずに俺の方を見つめている
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「あの呪文は・・・」
「フェイトちゃんあれを知っているの?」
「聞いたことある・・・確か綾の持っている呪文でもはるかに危険だったっはず?確か禁呪とか」
ーーーー
「闇の公子 悪の長子と その王の名に於いて来たれ」
俺は詠唱中にサインを空中に書きながら詠唱を続ける
「 悪魔の肉芽よ 汝が贄を くらい尽くせ 」
そして詠唱を完成させ力ある言葉を発する
『暴凶餓鬼地獄(エッド・ツェペリオン)』
「全てをくわられやがれ~」
暗黒結界の中から異形の生物がわらわらと出てきて大蛇に向かって襲い掛かていった。
「くぅ、これは・・・」
「暗黒結界内に餓鬼玉を召喚させてもらった。くぅくぅくぅそいつらはなんでも食べるよ餓鬼玉にあるのは空腹感だけだから異形の神よ。食われて死んじまいな~」
「・・・」
ーーーー
映像を見ている 全員は顔青ざめてる
それも仕方がない。
生理的にも気持ち悪いものがあれに向かって食らっている所
スプラッター映画も真っ青ってシーンだからだ
ーーー
「そろそろ終わったかな。異形の物は異形の物にやられればいいのよ」
そう言った瞬間暗黒結界が切り裂かれて衝撃波が綾に向かって来たがこれを回避するすべがなかった。
「ぐおおおおおおお」
綾は左肩を切り裂かれて、左足は膝から下を切り落とされ地上に落ちて行った。
「人無勢だと思って油断したわ~
結界内を魔界とつなぐとはどこからそんな膨大な魔力を」
大蛇は今までの余裕の顔ではなく青筋を立てながら言い切った。
「ふふっ地獄の魔物にたかられて恐怖を感じたかしら」
綾は余裕をかましながら挑発をした。
「人が神に向かって余裕を見せるのもたいがいにしろ」
大蛇は綾に向かって一歩を踏みこみ蹴り飛ばした。
綾は廃墟のビルにぶち当たった。
「ぐぼおっ」
「人間よ先ほどの余裕はどうした~」
大蛇はパンチ連打で綾を殴っていた。
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「もう見てらんないよはやてちゃん行くよ」
「ダメや行っても被害が増えるだけや」
「そんなことないよ、助けて逃げるから」
「無理や」
なのはは涙を流しながらはやてを睨んでいた
「解くしかないな」
「はやてが持ってたんだね」
「知ってるん?」
「私は綾と親友だけど弟子でもあるんだよ」
はやてはすぐに宝石を砕き、壺を割った。
現場では、その瞬間フィニッシュとばかりに綾を吹き飛ばされた・・・
「流石に死んだか・・・ここまでしたのはあの時以来だ。一人でここまでやったのはお主が初めて誉めて遣わそう。
まぁ聞こえていないと思うが、ではベルガ人を皆殺しにして我が祖国を復帰させようぞ・・・ははは」
その時吹きとばされた綾の方向から光輝いた。
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