ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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教員研修のヴァルキリー
量産型邪龍軍団とドウター戦×グレンデル捕獲任務完了
今までの対ドウター戦や対テロ戦により冥界重要機関、未然に防ぐ方法はあるけど守護結界によりある程度の攻撃に耐えられる仕組み。アグレアスとアウロス関連も設置されてるけど、今回炙り出す為に解除されてる。
「空中都市アグレアスはレーティングゲームの聖地とされた場所であり、娯楽施設と観光都市があるのか防壁に一部機能を落とした後に張る予定が後々伸ばされたと聞いたな」
「全くだ。アグレアスはアガレス領の重要資金源、アグレアスの観光課と警備課での板挟みになる蒼い翼冥界アガレス支社長が聞いたらどんな反応するか」
「ソイツよりも現大公のウィンターの胃薬が必要になってくる。娯楽施設優先となってましたが、各魔王派閥と血筋優先の大王派が暴走しなければいいのですが」
「ま、アグレアスの防御結界張る前にすり替えたから問題無し。そろそろアイツらが来るぞ」
トレミーブリッジで談笑してるとセンサーに反応アリ、アウロスとアグレアスを覆う結界が張られてトレミーも追い出されないようにした。各種結界障壁に耐えた後、テロリストの登場だ。
「レーダーに反応アリ、艦長の言う通り来ました。月中基地本部から通信が入りました」
「想定内の動きだな。こちらトレミー3番艦、月中基地本部応答せよ」
『こちら月中基地本部、トレミー前方に異世界の門通称ドウターゲート出現反応アリ。ドウターは小型から大型までと推測されます』
「了解した。あとは俺達に任せろ」
『ご武運を』
通信後、上空に映像が流れ始める。地上組もだが見上げると花畑の爽やか映像が空一面に広がり、悪魔文字で『しばらくお待ち下さい』と記されたバカ騒ぎが始まりの合図が出る。
擬態中の仲間達はまだ擬態してろと念話で伝えて、アグレアスに1番艦が待機、2番艦はアウロス付近に待機となり、俺ら3番艦は各邪龍とドウターを倒せる力を持つ事とゲートが来る方角で待機。地上組が構えてるとおふざけな声が響く。
『え?もう放送始まってんの?マジで?ちょっと待ってよ~おじさん、まだお弁当全部食べてないって。いいから出ろって?分かった分かった』
軽いノリはアイツしか思えないが、映像に丁度2番艦が待機してたのか少々後退した。ここでバレたら全てが水の泡となり、俺がツッコミ入れるなら放送元に行って張り倒してる。しばらく待ってると銀髪中二病おっさんのリゼヴィムが映し出される。
『んちゃ♪うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!皆のアイドル、リゼヴィムおじさんです☆皆、初めまして、あるいは久しぶり!何だか大変な事になっちゃってるだろうけど、説明無しでは分からんと思うから俺が直に説明してあげると思った次第です!ほら、敵が説明するってのはお約束でしょ?こちらが不利になったとしても種明かしするのがお約束じゃん?』
アイツの言動は一々ムカつく事があるけど、俺らCBがこの地帯に居ない事なので随分と余裕振ってた。邪龍反応とドウター反応が両方出てるので、トレミー全艦は作戦行動を開始せよ!と攻撃命令下してるが、この辺り一帯をコイツらがやった事は結界包囲網も。
『うーむ、ここ一帯には黒鐵のおじちゃんも居なさそうだから、やっと破壊衝動できる。それは嬉しいがここで紹介するぜぇ、俺達の協力者、邪龍軍団のラードゥンさん!初代英雄ヘラクレスにぶっ殺されちゃった黄金果実の守り手だ』
背後にドラゴンの形をした樹木は『宝樹の護封龍(インソムニアック・ドラゴン)』ラードゥン、想定内の行動してくれるから俺達としてはやりやすい範囲内。ラードゥンは結界や障壁が得意な邪龍で、防御障壁はグレンデル並みに固いらしい。伝説邪龍をポンポン蘇らせてくれただけは感謝するよバカよ、これから俺達の仲間予定となるドラゴンなのだから。
『まあ例の如く、俺達のキーアイテム「せい☆はい」で再生怪獣みたいに大復活させちゃった訳なんだけど、彼の持つ強力な守護防壁と結界の類は健在でねぇ。いやはや、ユーグリット君のレプリカ神滅具も手伝って領土一つ覆っちゃいましたよ!神滅具の力はスッゲーな!』
ガキのようにはしゃぐオッサンの隣にユーグリットが映り込む、奴の手にある聖杯を見たギャスパーは見てるだけで耐えがたいとバロールから念話で来た。次元の駒には念話機能を新たに付けたのか、ソーナ達にも聞こえるようなっていて様子も一緒に伝えてもらった。
『そしてアウロスに居る諸君!そこも結界で包囲した挙句に名立たる魔法使いの皆の魔法力を封じたはずなのに可笑しいなぁー?ここにいる千の魔法を操るアジ・ダハーカさんによって封じられたはずだ。しかもレプリカ神滅具で強化までしたはずだが、どこかで落ち度があったか知らんけどまあいいっか。おじさんの予想外だとしてもここにはCBやママン達に黒鐵のおじちゃんも居ないから嬲り殺しができるよね?外界から完全に時間ごと隔絶しているから、外にいる者達は気付いていませーん。邪龍と神滅具の力はやっぱすげーな!』
いやいやここに居るから、トレミー3番艦ブリッジで聞いてるよリゼヴィム。トレミークルー達は苦笑してたし任務に支障出そうだが、各チームと応援部隊のトランスフォーマー達も出撃タイミングはこちらで譲渡してもらった。スペースブリッジ繋げたままだがな。
『なーんでこんな事したかと言うとそこに集まる魔法使いの皆が俺達に協力してくれないから、今後の邪魔になりそうなら一塊にして吹っ飛ばそうって思ったのね。アグレアスの技術もパクリますし、これはママン達の技術で作り出されたんだ。絶縁されたママンだから俺は俺で一人で動きますよ、って事で勝手に相続させてもらうぜ☆』
それについても既に魔法使い達はカオス=ゲオルグによってアウロス学園に向かってるし、攻撃されたとしても問題ないから大丈夫だろう。本来なら奴のセリフがあるようだけど、一々ウザいから大幅カットさせてもらった。量産型邪龍の大群と伝説邪龍がアウロス学園とアグレアスに向かって蹂躙するんだって。
テロリスト打倒の為に結成された『D×D』も知ってたようだし、指を鳴らして町を囲むように紫色の火柱が天高く立ち上がってたがアイツかぁ~確かグレンデルと一緒に居たはずが、気付けばゴルフボール内で触手が犯し続けて助けに来たら白い液体により溺れそうになったらしい。
その後、アレ欲しさに一人でシたりテロリスト共の性欲を片付けるぐらいのビッチになりかけたとか噂で聞いたわ。するとアウロス学園地上班から声が聞こえる。
『あれは紫炎のようですね』
『あれ?カオス先生に魔法使いの皆さん!いつの間に・・・・それと紫炎ってまさか!?』
『恐らく吸血鬼の時にグレンデルと共に待っていた者ですね、あの時はすぐに強制退場させましたが「紫炎祭主による磔台(インシネレート・アンセム)」の所有者である魔女の夜(ヘクセン・ナハト)」の幹部。「紫炎のヴァルブルガ」でしょう』
『きっと一真さんに恨みを持ってると思いますわ。町を囲むように火柱が立っていると、悪魔が触れただけで消滅を免れずに魔術師でも灰になってしまいます。アレは聖遺物の一つですから』
どうやらゲオルグがアウロス学園に到着したようで、それにまだカオスがゲオルグだと認知されてない。あとCB所属のソーナ達は軽く聞かされてたが、実際見てた朱乃によると相当ドSな俺らしく緊縛プレイと触手を穴にツッコんだ事を躊躇いなくね。
『てな訳で本来だと三時間後に決行するが、どうやら俺達の他にも来るようだな。俺達が行きたい異世界の門がここで登場とは!おじさんもテンションが更に上がるよ~と言う事だから量産型邪龍と伝説邪龍を向かわせる。アグレアスに居る悪魔達、悪いが死んでもらうから行動開始だ!うひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!』
映像が消えると同時にアグレアスに集まる黒い影、アウロスから見えたらしくバアルとアガレスと蒼い翼関連の講師達が上空から量産型邪龍が集まるのを肉眼で確認。それで行動をどうするか決めてる最中にそれは起こった。
「何だ!量産型邪龍が次々と葬っているだと!」
上空で集まった邪龍軍団は、謎の攻撃によって次々と消滅していく邪龍達。そりゃそうだ、俺の攻撃開始命令によりトレミー全艦は砲撃を開始した。攻撃オプションに龍殺し系統の使った素材で出来た武装、GNミサイルとGNバルカンで攻撃して主砲であるGNキャノンは一塊になってる邪龍軍団を一掃する為に。
「やっと俺達の出番か、腕が鳴るぜ!」
「コーカサス先生?ここは危険です!避難して下さい!」
「そうだな、一般人や非戦闘員だと避難してるが『擬態解除を許可する』そんじゃ行きますか、行くぞ野郎共!」
そう言いながらコーカサス否ヘラクレスと擬態モードから本来の姿へと変わったアーサー達、黒の駒リミッター解除となってストフリ化状態で飛んでからのハイマットフルバースト。量産型邪龍達に直撃し一掃する姿を見て驚愕したバアル眷属。
「コーカサス先生がヘラクレス!」
「サイラオーグ、説明は後程するから貴方はアウロス学園に行って。ここは私とヘラクレスとアーサーとトレミー1番艦でやるから、それに今頃アウロスでも擬態解除してるでしょうね」
アウロス学園では丁度アグレアス上空に居る量産型邪龍が集まってた時、謎の戦艦が砲撃開始した最中であり通信を聞いて驚愕した面々。俺達CBが居ないはずなのに気付かないぐらいに近くに居た事も。
「何ですって!コーカサス先生と他教師がヘラクレスとアーサー!」
『ああそうだ。あの戦艦は織斑一真の仲間だそうで、そちら側も気を付けた方がいいしドウターが出ると言ってたがアグレアスはシーグヴァイラに一任する事にした。俺はすぐにそちらへ行こうと思う』
「そのようですね、では我々も擬態解除しましょうか『擬態解除を許可する』行くにゃ、CBとして出撃にゃ!」
「やっと私らの出番が来ましたか『擬態解除を許可する』僕らの魔法なら例え封じられたとしても無駄に終わるんだけどな」
そう言いながら職員室に居た半数の講師が光を放つと同時に容姿が変わり、そこに居たのはCB所属で朱乃達にとってはやっと何時も通りに話せると思ったようだ。
「黒歌にルフェイさん、ジャンヌさんにゲオルグ!どう言う事?ここにはCBが居ないんじゃなかったの?」
「どうやらリアス達三人には知らされてなかったようですが、一真の作戦でまずは味方を欺いて敵がCB居ない事を悟らせました。これに関しては前々からの作戦なのですよ・・・・アグレアスについてはシーグヴァイラに任せて当然でしょうね」
その時アウロス学園上空に砲撃音が聞こえてきたので、上空見るとトレミー2番艦が量産型邪龍集団を次々と屠って行く。紫炎近くにドウターゲートが出現と同時にドウターが大量に出現した。トレミー2番艦からMS部隊が出撃されてドウターを葬っている。
「さてと私達も行きますか、ソーナはここの指揮を頼みますがアウロス学園長なのですから。学園周辺はゲオルグの『絶霧』で守護させてますから大丈夫として、邪龍達は上空で倒す者と避難者で分かれた方がよさそうですね」
作戦行動開始したCB所属と蒼い翼警備課は親御さんと子供達を非常出入口まで案内させる。結界外には既に国連軍冥界アガレス支部治安維持部隊が待機してるし、アグニ達がリーダーをやっている。案内後、結界外まで案内させて避難完了。障壁と十字架の二重シールドだろうと限定的に無効化出来るからな。
『まさかそっちにもCB所属の者が居るとはな、こちらはヘラクレスとアーサーとシーグヴァイラに任せて俺達はアウロスに向かっている』
「ええ、こっちも驚きだったわ。それと既に避難完了らしいから、アウロス学園も無人と化したわ。ここら一帯を覆う障壁と十字架の二重シールドであっても、地下深くに脱出通路専用付近だけ無効化されてるとか。結界外から無事に出れたらしく、住民も昨日から避難完了済みらしいから驚きで一杯よ」
『それとドウターゲートが見えている、そこから出現するドウターはCBが戦っているそうだな。俺達も参加させてもらうつもりだ』
「そうしてもらえると助かるわ、それとこっちに向かっているのは量産型邪龍ばかりではなさそうみたいだから」
アウロス学園内部で話してたけど、俺達は主にドウターを葬る為に動いてる。俺らトレミー3番艦も攻撃開始後、MS部隊を次々と発進させてグラハムを全MS部隊長として行動してくれるだろう。で、通信機と念話にて報告してくれたがアグレアスは予定通りに動いてる。委員会の年寄り連中と市長を説き伏せて都市機能の実権を握った、アグレアス奪還されると知ってて行動してる。
『こっちに居る年寄り連中は何とかして実権握ってるわ』
『ま、そちらにあるアグレアスは偽物だからな。奪われる前提で動いてて、障壁とかも何もしないだろう。チームサイバトロンを呼ぶ頃合いだ』
「こちらトレミー3番艦、チームサイバトロン応答せよ」
『こちらスペースブリッジ前、一真さん、現在の状況は?』
「想定内にドウターの数は多いので、出撃命令を下す。地上と上空からドウターの攻撃からの防衛線を頼む」
『了解した』
で、トレミー3番艦付近からスペースブリッジが出現し、チームサイバトロンが次々と出てきて攻撃開始。それを見たグレモリー達は敵かと思ったが、ギャラクシーコンボイが地上に降りて目の前で着地した。
「我々を攻撃しないでもらいたい」
「貴方達は、確か惑星アースにいた金属生命体よね?なぜここにいるの?」
「それは一真さんのプラン通りと言っておこう、話は後程にしてもらうが、我々はドウターと邪龍達を倒す!援護は頼みます」
「援護は任されました。上空はそちらで自由に攻撃して下さい、主にドウターを頼みますが邪龍も」
ギャラクシーコンボイはリンクアップしてソニックコンボイとなり、上空を駆け巡りソーナ達はCBのプラン通りに動く。ヴァーリ達が到着後、主に攻撃は『D×D』でやる事となった。いつまでも強くないと意味無いしグレモリーとシトリーが交互にやっていて、祐斗と椿姫を組ませるよう告げ口しといた。
副会長である椿姫は祐斗に夢中だから好感度アップするチャンス。防衛線としてヴァーリ達が行くけど、ベンニーアとルガールも激戦続きには丁度良いフィールドとなった事で主にドウターを葬ってた。次元の駒による底上げなのか、何時もよりも力が出せる状態となってた。
聖槍の曹操はアグレアスに向かい、英雄チームと合流となってアジ・ダハーカ&量産型邪龍軍団と戦う。リアス達の攻撃で倒しても増える一方であるが、アーシアの禁手化により何とか出来そうで狙撃も出来るようになった。
「上空ではフォースチップ無双で戦ってますから大丈夫でしょうが、問題は地上で戦ってる方でしょうね」
「邪龍とドウター戦ではありますが、交代制にして必要時の回復をアーシアさんがやってくれてますから。飲料水と食料も給食として出す予定なのを使ってますし、材料は備蓄されてるから問題無し」
「地上班からの通信によると怪我をしたとかの報告はありません。何やら転移魔法陣が展開されてるそうです」
「ん?アイツ見た事あるな」
トレミー3番艦付近の地上にて転移魔法陣が展開されて出てきた者は、紫色のゴスロリ衣装を着た若い女性。ゴシック調の紫色の日傘をくるくると回していて、見た目二十代前半の人形みたいな容姿。トレミーブリッジで見てた俺にとってアイツがここに来るとは。
「皆様、お久しぶりとでも言っておこうかしら。『魔女の夜』幹部のヴァルブルガよ、リゼヴィムのおじ様の命令で、邪龍の皆さんと一緒にぃ、貴方達を燃え萌えにしに来ましたわん。あと織斑一真はどこにいますのかしら?この前の屈辱を晴らしに来ましたのよ、予想外な出来事で一杯ですから私も攻撃参加させて頂きます。悪魔の皆さんよりも私を辱めにした者を燃やしますの」
「俺が代わりに答えようとするが、CBサブリーダーのヴァーリ・ルシファーだ。ホントなら従姉さん達前魔王もいるはずだが、今だけは俺がリーダーをやっている。お前らの相手は俺達とでも言おう・・・・一真なら真上にある戦艦内に居るよ。あそこで指示を出してるが、今は戦えないけど後々なら戦ってもいいと言ってたぜ。一真が言ってたが、この前の侮辱を謝罪するつもりは無いってさ」
「あらあら、ではあの船を落とせば出てくるのね。私は織斑一真にしか興味無いから、それでは皆さんごきげんよう」
そう言って上空へ行ったが、トレミー3番艦周辺にドライグとアルビオンが守護するようにしてる。リアス達も奮闘してたが量産型邪龍軍団にはハイブリット前後で出力調整が出来ていない。南西方面にグレンデルとラードゥンが出現したと黒歌&白音と匙が戦ってると聞いたのか、曹操を向かわせて俺はアグレアスに居るであろうアジ・ダハーカの相手する事に。
『私を侮辱へと追い込んだ織斑一真!戦艦から出て来なさいですわ!』
「艦長、ヴァーリの余計な一言で向かってきましたが」
「相手するのは面倒だが、拘束させてもらうとしようか。ま、トラウマ気味になってると思うけど空間内に閉じ込めとくか」
『何で紫炎使っても傷が付かないのかしら!ってこれは私を閉じ込めた牢獄!?』
との事で時を停めた異空間内に閉じ込めて、寝させた状態だが精神世界では触手に犯されながら待つといい。動きを止めてお前の出番はここじゃないし、朱乃らハイブリッドは慣れたように攻撃していく。同時にヴァルブルガを拘束して異空間に閉じ込めた際、全員合掌してから攻撃を再開してたな。
「艦長、南西側に邪龍二体を確認。グレンデルとラードゥンの模様です、今曹操が向かっています」
「曹操なら何とかしてくれるだろうし、未確認だがそちらにサイラオーグが向かってる・・・・そろそろ到着した模様だが、俺達は俺達で邪龍とドウターを片っ端から葬るぞ!結界外に居るアグニ達に連絡してこちらに来いと連絡入れろ!」
「了解です・・・・こちらトレミー3番艦、結界外に居る部隊は行動を開始して下さい」
「近付いて来る邪龍とドウターはプラン通りに攻撃する、GNミサイルとGNバルカンで牽制させて主砲で撃ち込んでやる」
「サブブリッジに居るイアン達も火器管制を・・・・結界内に入った治安維持部隊は予定通りの行動を」
アウロス学園内から出て来た治安維持部隊とアグニらは分かれて行動開始、アグニは久々の龍化によって量産型邪龍軍団を蹂躙してた。頭上にチョコンと居るオーフィスだが、ほとんど蹂躙するアグニだからかオーフィスの役目は蹂躙して漏れた邪龍を倒す役目。
治安維持部隊が展開し始めると大量に量産型邪龍軍団を召喚してたからか、全艦のMS部隊を出撃させてドライグとアルビオンは火炎放射と能力を互いに使って無力化していく。グレンデルとラードゥンが出現したと聞いた曹操が到着、防戦一方だが聖槍によって何とかなりそうだ。
「黒歌!」
「やっと来たにゃ!白音に匙は後退だにゃ!」
風車小屋がいくつもあって無残に破壊された風車、幸い住民の避難は既に完了済みだから俺達も暴れ放題な訳だ。一真は最後の最後で登場予定だし、グレンデルとラードゥンは俺を見るなり邪悪オーラ発してた。
『何だ、黒鐡かと思ったら違うのか。だがCBが居るからか、サプライズのお陰で嬲り殺し出来そうだぜ!』
「一真なら最後の方で出番待ちさ、大御所が出る前に俺らの相手してもらおうか。禁手化!」
猫又姉妹と匙を見るとボロボロではなかったが、匙だけは息を上げながら相手してたようだ。俺が禁手化後、居士宝で人型に生み出しす+量産型聖剣エクスカリバーの聖なるオーラを纏った姿となってた。聖槍持ちながら聖剣使いは俺だけのようで。グレンデルは三度目だがラードゥンとはお初だけど力は本物みたいだ。
『私の方は初めましてでしょうか。「宝樹の護封龍(インソムニアック・ドラゴン)」ラードゥンと申します。主に結界と障壁などを担当しておりまして・・・・以後お見知りおきを』
「グレンデルは三度目だがラードゥンとはお初になるが、一応よろしくと挨拶しとこう。一応聞いておくが、ここら周辺一帯を結界で覆ったのはお前の仕業と見ていいのか?」
『ええそうですよ。まあ私だけの力ではここまで覆う事は無理でしたが、レプリカ神滅具を持つ者から譲渡されまして覆える事が出来ました』
「お前に関しての情報は聞いてるが、元黄金果実の守護者で初代ヘラクレスの試練で毒蛇ヒュドラの毒を口に投げ込まれて死んだと聞いてるが」
『その辺りに関しては記憶が曖昧なのですよ、今では聖杯によって現世でまた殺されるのは嫌ですが』
なるほど、アジ・ダハーカもだが邪龍は三体で今回のターゲットはグレンデルの確保。俺のポケットには邪龍捕獲用ボールを持っていて、一真以外の者でも捕獲したいと思ってたところだ。猫又姉妹は知ってるが、匙やここに来るサイラオーグは知らんだろう。
『お喋りはここまでにしようぜ、学校破壊か俺らを滅ぼすか勝負と行こうぜ!』
「やってみな、如何に俺達と戦って叩き潰されるのがどちらかが!」
奴は火炎放射を撃つ態勢に入るので、聖槍で貫こうとすると俺を結界に覆われるがすぐに貫いた。そして横から邪龍にパンチした者が居たので、そのまま分身体達をラードゥンに向かわせた。
「まさかここに曹操がいるとはな」
「サイラオーグ、アグレアスからここに来るの早くないか」
「何故かは分からんが、早くここに来ようとしたら何時の間にか到着したみたいでな」
『やはりと言いましょうか、その聖槍は厄介ですな。聖槍の分身体を障壁で護ろうとしても、すぐに私本体をに貫こうとしている』
『今のは効いたぜ!拳を使うバアルがいるとは聞いてたがな』
拳を使う大王バアルと死ぬ事すら楽しむ悪鬼として対決となり、邪龍の拳を受けたのにも関わらず耐えて見たサイラオーグ。そして今度はこちらの番だと思って闘気に塗れた拳を顔面に撃ち込む、口元に青い血を滲ませながらグレンデルは心底楽しそうに笑ってた。
『おほっ♪・・・・マジか、生身で体術使う悪魔が居るとはよ!しかも俺の拳を受け止めて打ち返すのは、黒鐡以来だぁぁぁぁ!』
「生身で体術使う神は一真だけだが、俺達人間も邪龍相手と戦える程の力を持てた。今は様子見かもしれん」
「いいのか?俺達とサイラオーグの旦那と一緒に倒す頃合いだと思うのだが」
「いいのいいの。今回私達の目的が駆逐ではないし、そろそろ奴らが動き出すと思うからこのまま見てるだけにゃ」
邪龍二体の耳元に通信用魔法陣が展開、悪魔文字から見てユーグリットからの指示が来た様子だが盛り上がるグレンデルは魔法陣相手と反論してた。こっちとしてはラードゥンが撤退すれば捕獲出来そうだ。アグレアスで乱戦中みたいだし、ヴァーリは千の魔法を繰り出そうともハイマットフルバーストで排除されると思った。
『・・・・分かりました。そちらには私が向かいますのでグレンデルはここで暴れ回ってもいいとの事』
『助かるぜラードゥン。ま、俺様は例え死にそうになっても体を入れ替えるだけだからな!』
との事でラードゥンの足元に転移用魔法陣『龍門』を出現させた。アグレアスに加勢するつもりだろうけど、あちら側にとって予想外の相手してるんだからな。サイラオーグは禁手化し、グレンデルを冥界の怨敵と断定したようだ。
これから仲間にするんだから、ある程度殴り合いしてからダメージ与えて捕獲だ。匙はトレミー3番艦周辺で待機しとけと言っといたからか、ここには俺と猫又姉妹とサイラオーグだけとなった。
『グハハハハッ!いいねいいね、この俺様に拳での対決。これだよ、これを待っていたぜ!』
「俺は最近まで発動出来なかった滅びの魔力が使えるようになった、邪龍グレンデルよこれでも喰らえ!」
サイラオーグは最近CBメンバーと初代の組み合わせで修練してたが、あれから更にパワーアップした様子だからか。今まで消滅の魔力を放てなかった拳に宿って纏わせる事で、グレンデルは身体中に穴が空く状態となったが正念場が来たようだ。
「サイラオーグ、あとは俺に任せろ。そろそろ一真のプラン通りに進まないといけないのでね、猫又姉妹は浄化モードで奴にダメージを蓄積させろ」
「「了解にゃ!!」」
猫又姉妹の浄化モードとなり、火車でダメージを更に上げた状態だが捕獲するには最大限のダメージでないと捕獲は難しいと言う条件を聞いていたから。なのでサイラオーグを後退させながらの火車攻撃、喰らう度に魂まで響かせる程の痛みを感じて動かなくなった。
『くっそー、俺様がここまでやられるのは久し振りだ。だがまた身体を新調するだけだ!』
「そうはさせん、行け、モンスターボール!」
『ん?何だこれは・・・・』
そう言いながらモンスターボールに入るグレンデル、完全にボール内に入ると赤い点滅が繰り返すけど忠誠を誓わせる青い点滅し始める。点滅が終わり捕獲完了の合図後、グレンデルは聖杯で蘇るぐらいなら神の下僕になった事により、早速ボールを一真に渡す為に転移魔法陣で送った。
「曹操、グレンデルを封印したのか?」
「違うと言っておこう、さて、俺達はアウロス学園に戻るぞ」
『一真、グレンデルをゲットした。そちらに送ったぞ』
『グレンデル捕獲ミッションクリア、おめでとう曹操。今度は私がやりたいぐらいですね』
『本来なら白音が邪龍の魂を封じるはずだが、聖杯で蘇るより神の僕となったからな』
一真に念話を送ると同時に祝福するCBメンバー達、アーサーが近くに居たのか一番早く届いたが。火車を出現させて陣を描いて片手で印を結んで火車が回り出してグレンデル中心に真っ白な魔法陣が生まれて封印予定とされてた。
聖杯で何度も蘇るなら封じれば、仙術の応用で相手の生命力を封じる術があったから練習してたらしい。赤龍帝の宝玉なら可能だからぶっつけ本番で封じた訳だが、それを知った一真は封じるのではなく邪な部分を無くして新たに生まれ変わる事にした。
「お、グレンデルを捕獲したらしいな」
「回復機器を準備させておいて正解でした、すぐに送られてきたボールをセットして回復させます」
「トレミー3番艦はこのままの状態をキープ、地上部隊と連携しつつも量産型邪龍とドウターを屠れ。俺も前線に行く!」
「了解です。お気を付けを」
魂が抜けた肉体は土となってしまうし、もし封印されて天界に宝玉を多重結界で張ったとしても邪な輩に盗まれる可能性も高い。今回ゲットした事で新たな可能性が生まれたし、これからの邪龍関連は退治ではなく捕獲して神の下僕として扱う。
アウロス学園へ行くと曹操達が居た、軽く拳をコツンと鳴らすと空中都市アグレアスに異変を察知したヴァーリ達を退避。すると光り輝いてアグレアスが転移されるのを今知る他のメンツ。そう言えば忘れて牢獄から解放されて出て来たヴァルブルガ、一見何もされてないように見えるがアレは時間を巻き戻した事で犯す前後に体が欲した状態でな。
「・・・・やっと姿を現しましたか織斑一真!」
「あの牢獄で一生犯されても良かったのだが、説明してもらおうか。アグレアスの転移について」
「アグレアスとここを攻めるのは建前でしてね、リゼヴィムおじ様はあの空中都市に興味が出ましたの。今回はこのような方法で転移させましたが、既に避難されてるみたいですしアレを転移見届ける為に残りましたの」
「それについては知ってるよ。アグレアスが目的だろうと俺達の任務は、あくまでドウターと邪龍を倒すのみ。空中都市を転移させるならお前らにくれてやるよ、代わりに匙と戦ってもらおうか。匙の呪炎対紫炎でな」
「一真!貴方何を言ってるの、アグレアスを奪還させなきゃ『そこまでですよリアス』ソーナ?」
「ここは一真さんのプランで従うのです、匙は一真さんの指示を聞いて私達に見せて下さい。ずっと隠していた禁手化を」
前魔王時代から存在する浮遊島、未だに島の原理を現政府のアジュカ筆頭に研究者達が解析中。前魔王ルシファーのバカ息子は島全体を欲しかったみたいで、本来ならここに集う名立たる魔法使い達の転移魔法を横取りして利用する事。
あの魔法使いの中にアイツらと通じてた輩がいて、発動するギリギリの瀬戸際で魔法陣をアグレアスに向けて放つよう微調整してたようだ。今回は魔法使い達一人一人を見張ってると通じてる者が動いた事により、裏切り者を発見して計画書を見た俺らは転移完了後は聖槍で辺り一面の結界を解除させるシナリオを作った。
残った量産型邪龍軍団とドウターだけとなり、今目の前に居るビッチ魔法使いのヴァルブルガが学校に紫炎を発してもゲオルグの『絶霧』によって守られる。匙対ヴァルブルガの対決を見守る俺達。
「ああ、ここで織斑との修業結果をここで見せてやる!ヴリトラ、準備はいいな!」
『いつでもいいぞ、我が分身よ!聖遺物の使い手よ、我が漆黒の炎で紫炎を消してくれる!』
「『禁手化!』」
匙とヴリトラが黒いオーラに包まれて、漆黒の炎を身に纏い始めて黒いオーラが弾けて現れた姿は暗黒の鎧を身に着けた匙。全身から黒い触手を生やして漆黒の炎を滾らせたが、この姿はまさに黒邪の龍王に相応しい姿。俺達の修行で至らせた匙の新たな力、二人が一人となって喋ってた。
『罪科の獄炎龍王!コイツは織斑と共に修練で至らせた新たな姿、他の皆には秘密してたがこれで龍王での禁手化は二人目。地獄の業火に等しい俺となった黒炎とおめぇの紫炎、どっちが強いか勝負だ!』
「面白いわ、先に貴方から倒してから織斑一真を倒す事にしますの」
「マーレボルジェ!地獄の最下層の一つ上の階層よ。悪意を持って罪を犯した者が行き着くという場所、匙君は今までこれを隠しながら戦っていたという事なの!一真」
「まあな、コイツは初代からの修練メニューで至らせた事を知ってたのは俺とソーナ達CBだけだ。俺を倒す前に呪われた炎で倒された方が楽で済む」
紫炎の十字架を霧散させてこちらへ向かって来るドウターや邪龍を簡単に駆逐していく、触手を上手く使って繋がった瞬間に力を全て搾り取って塵と化する。空一面に呪炎が浮かび上がってるが、これでも加減調整してるヴリトラだから出来る事。
あれ程の呪いを放つ禁手、近寄れば呪殺される勢いを持ち黒炎でガードしながら紫炎を無力化する。確かこの時に各相棒が戻ってきたと思えば、ファーブニル三分クッキングが始まるんだっけ。俺はアーシアの中に居るファーブニル本人に聞いてみた、なおアーシア本人は聞かれないよう施した。
『ファーブニルよ、お前確かこの辺りで三分クッキングしてなかったか?』
『・・・・確かに俺はやってたが、あの時は可笑しな設定付けられてたからああなった訳だ』
『歴代白龍皇に説得しに行った俺達だが、アレは間違いなく後世に残さなくてもいい記録』
『歴代白龍皇の残留思念達も同じ事言ってた、何故我々はあのような事を言ったのだろうとね』
被害者の会を設立したが、本来のアイツらはファーブニルにより真理へと辿り着いた。おパンティーの素晴らしさと言う変態用語で、悟りを開いた表情で異性の臀部に並々ならぬ関心寄せてた共通点があった。
しかし白龍皇としてプライドとして性癖を否定しなければいけなかったが、変態龍王ファーブニルが見せた現世の俗世にこのような臀部を包む布製品があると気付いたとか。ヒップラインを連呼し始める歴代白龍皇残留思念は『アーシアたんのおパンティー、くんかくんか』で和解宣言した。歴代赤龍帝は『ずむずむいやーん』だが。
『だがそれは本流の設定であり、支流の俺にそんな変態設定は無いぞ』
『分かってるさファーブニル。本来の出来事を知る者は赤く染まるか顔を隠して呆れるだけだ』
説得後に白龍皇の力が使えるようになった、まあ俺達には必要のないイベントだな。俺達の知る二天龍と龍王で良かったと思ってるし、何か赤い閃光が来たと思えばロスヴァイセの前で殴った。
レプルカ赤龍帝の鎧を着てたユーグリット、ここに来てロスヴァイセを拉致しようとしたらしい。アグニとオーフィスに守護してもらった。
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